学会レポートCongress Report
2024年開催
- JSH2024レポート④シンポジウム2「溶血性貧血—2024 update—」溶血性貧血の最新の知見と治療の現状2024.12.05
- JSH2024レポート③シンポジウム1「B細胞リンパ腫の基礎と治療の進歩」バイオロジーの解明と新規薬剤の知見により、NHL治療におけるパラダイムシフト進む2024.11.28
- JSH2024レポート②Special Symposium「How we use gene panel testing in clinical practice:4施設の現場から」わが国での遺伝子パネル検査の実装に向け臨床研究でゲノム医療を実践している4施設が報告2024.11.21
- JSH2024レポート① オープニング・特別講演第86回日本血液学会学術集会が開催 過去最多の6,200人が京都で交流を深める2024.10.31
- 第64回日本リンパ網内系学会総会レポート③ 学術・企画委員会セミナー治療が難しいDLBCLの4つの病型2024.10.24
- 第64回日本リンパ網内系学会総会レポート②シンポジウム2「Biomarkers and novel therapies for intractable lymphomas」びまん性大細胞型B細胞リンパ腫におけるprecision medicineの可能性と展望2024.10.17
- 第64回日本リンパ網内系学会総会レポート①シンポジウム1「リンパ腫新分類:実用的な観点から」WHO分類第5版とICCのリンパ腫新分類が診断に及ぼす有用性を検討2024.10.10
- 第86回日本血液学会学術集会のみどころ 再会した仲間とのつながりをさらに深める会に2024.10.03
- EHA2024レポート⑫ EHA-JSH Joint Symposium重症再生不良性貧血の新たな治療戦略細川晃平(金沢大学 血液内科学)2024.09.12
- EHA2024レポート⑪ 日本からの演題2回目同種移植の前処置強度が予後にもたらす影響 慢性GVHDを有する患者にはRICが有用吉村一樹(自治医科大学附属さいたま医療センター 血液科)2024.09.05
- EHA2024レポート⑩ 日本からの演題日本人のcGVHDに対して、ROCK2阻害薬は高い有効性と忍容性を示す大西康(東北大学病院 血液内科)2024.09.05
- EHA2024レポート⑨ 注目演題進行期古典的ホジキンリンパ腫でブレンツキシマブ ベドチン使用のBrECADD療法は忍容性とPFSを大きく改善Peter Borchmann(University of Cologne, Faculty of Medicine and University Hospital of Cologne, Department I of Internal Medicine, Cologne, Germany)2024.08.29
- EHA2024レポート⑧ 注目演題High-risk APLに対しATRA-ATO療法がEFSを改善 標準的な一次治療になりうる可能性もUwe Platzbecker(University Hospital Leipzig, Department for Hematology, Cellular Therapy and Hemostaseology, Leipzig, Germany)2024.08.22
- EHA2024レポート⑦ 注目演題移植非適応のNDMMに対する1次治療でイサツキシマブ+VRd療法はVRd療法よりPFSを延長Thierry Facon(University of Lille, and French Academy of Medicine, Department of Hematology, Paris, France)2024.08.22
- EHA2024レポート⑥ Late-breaking Session経口ビタミンCが低リスク骨髄系腫瘍のOSを延長 TET2の補因子として役割を果たすStine Ulrik Mikkelsen(Rigshospitalet,Biotech Research and Innovation Centre, University of Copenhagen, Denmark)2024.08.08
- EHA2024レポート⑤ Late-breaking Session定量的プロテオーム解析により、正常およびTET2欠損造血幹細胞の増殖に関与する細胞内外の蛋白を同定Maria Jassinskaja(University of York, Centre for Blood Research, York Biomedical Research Institute, York, United Kingdom)2024.08.08
- EHA2024レポート④ Late-breaking Session未治療mHLHで、抗SIRP抗体ELA026投与による奏効率は100% 早期の死亡率低下も示されるAbhishek Maiti(University of Texas MD Anderson Cancer Center, USA)2024.08.01
- EHA2024レポート③ Late-breaking Session再発・難治性MMにおいてbelantamab mafodotin+Pd療法は、PVd療法に比してPFSを延長Meletios A. Dimopoulos(School of Medicine, National and Kapodistrian University of Athens, Department of Clinical Therapeutics, Athens, Greece)2024.08.01
- EHA2024レポート② Late-breaking Session高齢未治療MCLに対し、アカラブルチニブ+BR併用療法はPFSを延長Michael Wang(MD Anderson Cancer Center, University of Texas, Houston,USA)2024.07.25
- EHA2024レポート① Late-breaking Session再発・難治性DLBCLに対するglofitamab+GemOxはリツキシマブ+GemOxに比し有意にOSを延長Jeremy Abramson(Massachusetts General Hospital Cancer Center, Boston, MA, USA)2024.07.25
- JSTCT2024レポート④ ワークショップ4「高齢者移植」増加する高齢者移植で良好な予後を得るためには2024.07.04
- JSTCT2024レポート③シンポジウム9「日本における造血幹細胞移植の普及:地方からの逆襲」地方における造血幹細胞移植への取り組みと課題 少人数によるチーム医療や施設間連携による工夫も2024.06.13
- JSTCT2024レポート② シンポジウム8「同種移植開始50周年記念シンポジウム」名古屋、金沢、福岡それぞれの移植の歴史 礎を築いた“レジェンド”と振り返る2024.06.06
- JSTCT2024レポート① シンポジウム1「がんゲノム時代の造血細胞移植」がんゲノム時代の造血細胞移植 ゲノム情報はどう活用できるのか2024.05.30
- 第21回日本臨床腫瘍学会学術集会 レポート③シンポジウム19「血液がんゲノム医療と新規分子標的治療」血液がんにおけるゲノム医療の現状 臨床的に意義のある検査や評価の検討2024.05.16
- 第21回日本臨床腫瘍学会学術集会 レポート②会長企画シンポジウム8「新規薬剤開発における新しいドラッグロス」新たなドラッグラグ/ロス解消の対策についてCRO、製薬企業、PMDAなどがそれぞれ提言2024.05.09
- 第21回日本臨床腫瘍学会学術集会 レポート①会長企画シンポジウム1「Real World Data(RWD)活用に向けた基盤整備」RWD利活用を目指した基盤整備に関する日本の現状と課題2024.04.25
- 第46回日本造血・免疫細胞療法学会総会のみどころ再び掲げる「生きたいに応える責任」 開催中止から4年、新たな企画が満載に2024.03.14
2023年開催
- ASH2023注目テーマ⑱ 日本からの演題「#889」T-ALLとT-LBLの移植後のOSは同等、強力な予後不良因子が明らかに名島悠峰(がん・感染症センター都立駒込病院 血液内科)2024.04.11
- ASH2023注目テーマ⑰ 日本からの演題「#776」CR/VGPR達成時のAnn ArborスコアはGVHDフレア発現率と重症度、NRMの予測因子赤星佑(マウントサイナイ医科大学/自治医科大学附属さいたま医療センター 血液科)2024.04.11
- ASH2023注目テーマ⑯ 日本からの演題「#519」リスク層別化治療により小児B前駆細胞性ALLのNRM、OSは改善加藤元博(東京大学大学院 医学系 研究科小児医学講座 小児科学分野)2024.04.04
- ASH2023注目テーマ⑮ 日本からの演題「#440」IVLBCLに対するR-CHOPにHD-MTXの上乗せ 生存予後は改善、CNS再発は低減なし原田晋平(北海道大学病院 血液内科)2024.04.04
- ASH2023注目テーマ⑭ 日本からの演題「#353」BiTEや共刺激分子、サイトカインを組み込んだナノサイズの膜小胞で免疫療法の限界に挑戦伊藤雄介(慶應義塾大学 医学部 先端医科学研究所 がん免疫研究部門)2024.03.28
- ASH2023注目テーマ⑬ 注目演題「#1051」Lovo-celにより鎌状赤血球症患者の血管閉塞性イベントが消失 Hb機能正常化は長期持続Julie Kanter, MD(Division of Hematology and Oncology, University of Alabama, Birmingham, USA)2024.03.28
- ASH2023注目テーマ⑫ 注目演題「#901」AIによる診断支援ツールで、前線維化期原発性骨髄線維症と本態性血小板血症の鑑別が可能にAndrew Srisuwananukorn(Division of Hematology, The Ohio State University Comprehensive Cancer Center, Columbus, OH, USA)2024.03.21
- ASH2023注目テーマ⑪ 注目演題「#781」CR達成の再発LBCLに対する自家移植はCAR-T療法より再発率が低くPFSも良好Mazyar Shadman(Division of Medical Oncology, University of Washington, Seattle, USA)2024.03.21
- ASH2023注目テーマ⑩ 注目演題「#631」未治療CLLに対するイブルチニブとベネトクラクス MRDを指標とした投与期間延長によりPFS、OSを延長Peter Hillmen(Leeds Institute of Medical Research, St. James's University Hospital, Leeds, UK)2024.03.07
- ASH2023注目テーマ⑨ 注目演題「#541」多発性骨髄腫のリアルワールドにおける標準治療の「有効性」を無作為化第III相試験の「効果」と比較Alissa Visram(Division of Hematology, The Ottawa Hospital Research Institute, Ottawa, ON, Canada)2024.03.07
- ASH2023注目テーマ⑧ 注目演題「#425」NPM1変異陽性AMLに対するCR1での同種移植 FLT3-ITD変異にかかわらずMRD陽性例で有用Jad Othman(Department of Medical and Molecular Genetics, King's College London, London, United Kingdom)2024.02.29
- ASH2023注目テーマ⑦ 注目演題「#220」CD19標的CAR-T細胞療法は自己免疫疾患患者の症状を改善し、忍容性も良好Fabian Müeller(Department of Hematology and Oncology, University Hospital of Erlangen, Germany)2024.02.29
- ASH2023注目テーマ⑥ 注目演題「#4」移植適応新規MMに対する、Isa-KRd療法による導入療法と地固め療法Francesca Gay(Division of Hematology, Department of Molecular Biotechnology and Health Sciences, University of Torino, Torino, Italy)2024.02.22
- ASH2023注目テーマ⑤ 注目演題「#1」再発・難治性cGVHDに対する抗CSF-1R抗体axatilimabの有用性Daniel Wolff(University Hospital Regensburg, Regensburg, Germany)2024.02.22
- ASH2023注目テーマ④「Late-Breaking Abstracts Session #5」KMT2A遺伝子再構成のある再発・難治性急性白血病でメニン阻害薬revumenibの有効性を確認Ibrahim Aldoss(City of Hope National Medical Center, Duarte, USA)2024.02.15
- ASH2023注目テーマ③「Late-Breaking Abstracts Session #4」重症の鎌状赤血球症に対するハプロ移植 HLA一致の骨髄移植と2年EFSは同等Adetola A. Kassim(Department of Medicine, Division of Hematology-Oncology, Vanderbilt University Medical Center, Nashville, USA)2024.02.15
- ASH2023注目テーマ②「Late-Breaking Abstracts Session #2」再発・難治性MCLに対するイブルチニブ+ベネトクラクス イブルチニブ単独よりPFS、CR率を改善Michael Wang(Department of Lymphoma and Myeloma, The University of Texas MD Anderson Cancer Center, Houston, USA)2024.02.08
- ASH2023注目テーマ①「Late-Breaking Abstracts Session #1」移植適応の初発MM に対するVRd療法へのダラツムマブの追加は、PFS延長と深い奏効を導くPieter Sonneveld(Erasmus MC Cancer Institute, Rotterdam, Netherlands)2024.02.08
- 第65回日本小児血液・がん学会学術集会 レポート③ シンポジウム1「CAR-T療法 ~『これまで』と『これから』~」小児AML・ALLにおけるCAR-T療法の課題とその取り組み2024.02.01
- 第65回日本小児血液・がん学会学術集会 レポート② 解説講演2「小児・AYA世代のがん患者に対するがん・生殖医療の現状と課題」小児・思春期がん患者の卵巣組織凍結・移植は、公的支援が拡充 研究の推進とエビデンス創出が課題2024.01.25
- 第65回日本小児血液・がん学会学術集会 レポート① JSPHO&JCCG 特別企画ジョイントシンポジウム「長期フォローアップの問題点と今後の展望」小児がんサバイバーのLTFUの現状と成人診療科移行における課題2024.01.18
- JSH2023レポート⑨ Symposium 3「多発性骨髄腫治療の現状と今後の展開」MM治療の現状と課題 新規BiTE療法にも期待2024.01.11
- JSH2023レポート⑧ JSH-EHA Joint Symposium「新世代AML治療の幕開け」AML新分類が再定義され、遺伝学的カテゴリー増える。FLT3阻害剤治療はunfit患者や耐性が課題2023.12.21
- JSH2023レポート⑦ Symposium 5「効果的CAR-T 細胞療法に向けた新技術」CAR-T細胞の機能改善のための新技術―臨床試験で有望な結果も2023.12.14
- JSH2023レポート⑥ Presidential Symposium「Cutting edge for transplantation and cellular therapy」移植後の再発機序の解明とCAR-T細胞療法の課題に対する挑戦2023.12.07
- JSH2023レポート⑤ Symposium 7「移植後のGVHDとGVL」造血幹細胞移植後のGVHDの予防療法を巡り性別不一致移植、ハプロ移植とPTCyなどを議論2023.11.30
- JSH2023レポート④ Clinical Debate 2「造血幹細胞移植」新規治療薬が登場する中 Ph陽性ALLにおける同種移植はどう変わるのか2023.11.24
- JSH2023レポート③ Special Symposium「パネル検査症例検討会」ゲノム情報をいかに診療に活かすのか? 遺伝子パネル検査導入に向けた課題とは2023.11.16
- JSH2023レポート② Symposium 1「リンパ腫の新分類:何が変わるのか?」WHOのリンパ腫分類の改訂を踏まえリンパ腫の診断・治療における意義を解説2023.11.09
- JSH2023レポート① オープニング・会長講演第85回日本血液学会学術集会が開催 4年ぶりの東京開催に約6,000人が“再会-reunion-”2023.10.26
- 第85回日本血液学会学術集会のみどころ 「再会」をキーワードに学会を再起動する2023.10.05
- 第63回日本リンパ網内系学会総会レポート③ リンパ腫教育セミナーCAR-T療法の登場で変化するリンパ腫治療 新分類の解説、各リンパ腫の情報をアップデート2023.09.28
- 第63回日本リンパ網内系学会総会レポート② シンポジウム3「Novel Treatment for B cell lymphoma」CAR-T療法は次の段階へ IVLBCL、NHL、DLBCLにおける有望な新規治療法の最新情報2023.09.21
- 第63回日本リンパ網内系学会総会レポート① シンポジウム1「リンパ腫の疾患概念:WHO分類第5版/ICC分類で何が変わるのか」WHO分類第5版とICCの相違点を疾患別に整理 WHO改訂第4版との大きな枠組み変更は少なく2023.09.14
- EHA2023レポート⑪ EHA-JSH Joint Symposium「東アジアにおける疫学」 東アジア vs 欧州におけるリンパ系腫瘍の疫学 -発症と生物学における相違点-2023.09.07
- EHA2023レポート⑩ EHA-JSH Joint Symposium「欧州における疫学」 東アジア vs 欧州におけるリンパ系腫瘍の疫学 -発症と生物学における相違点-2023.09.07
- EHA2023レポート⑨ 日本からの発表輸血依存・免疫抑制薬未投与の再生不良性貧血に対しロミプロスチムとシクロスポリン併用療法は有効千葉滋(筑波大学 医学医療系 血液内科)2023.08.31
- EHA2023レポート⑧ 日本からの発表造血に不可欠な新規遺伝子Ahedを同定 新たな癌治療につながる可能性中井りつこ(大阪大学大学院 医学系研究科 血液・腫瘍内科学)2023.08.24
- EHA2023レポート⑦ 日本からの発表血管免疫芽球性T細胞リンパ腫の遺伝的サブタイプと腫瘍微小環境シグネチャーは予後に関連末原泰人(筑波大学附属病院 血液内科)2023.08.24
- EHA2023レポート⑥ 注目演題前治療歴のないCLLに対するべネトクラクス+オビヌツズマブ:CLL14試験の6年間の結果Othman Al-Sawaf(University of Cologne, Faculty of Medicine and University Hospital Cologne, Department I of Internal Medicine, Center for Integrated Oncology Aachen Bonn Cologne Duesseldorf, Cologne, Germany)2023.08.03
- EHA2023レポート⑤ 注目演題欧州の大規模なAPL患者コホートで生存率や早期死亡との関連因子を抽出Maria Teresa Voso(Department Of Biomedicine And Prevention, Tor Vergata University, Rome, Italy)2023.08.03
- EHA2023レポート④ 注目演題輸血依存の未治療低リスクMDSに対しルスパテルセプトで6割が輸血非依存にMatteo Giovanni Della Porta(Cancer Center IRCCS Humanitas Research Hospital, Milan, Italy)2023.07.27
- EHA2023レポート③ Late-breaking SessionR/R NPM1変異陽性AMLに対してメニン阻害薬ziftomenibは有効 耐性変異も少ないAmir Fathi(Massachusetts General Hospital, Boston, MA, USA)2023.07.27
- EHA2023レポート② Late-breaking Session慢性ITPに対するSYK阻害薬cevidoplenibの第Ⅱ相試験 有効性・安全性ともに良好Jun-Ho Jang(Division Of Hematology Oncology, Samsung Medical Center, Seoul, Korea, Rep. Of South)2023.07.20
- EHA2023レポート① Late-breaking SessionFLT3-ITD変異AMLに対する移植後の維持療法 MRD陽性患者にはギルテリチニブが有効Mark J Levis(Oncology, Johns Hopkins University, Baltimore, USA)2023.07.20
- 骨髄腫学会2023 レポート④ 特別講演2「COVID-19診療の最新情報Up-to-date of COVID-19 clinics」COVID-19の類型変更に伴い対応を検証する重要な時期 長引くコロナ禍における血液疾患治療の極意とは2023.07.13
- 骨髄腫学会2023 レポート③ シンポジウム2「ハイリスク骨髄腫の分子病態と治療」リスクに応じた骨髄腫治療の実現には遺伝子変異の解析が必要2023.07.06
- 骨髄腫学会2023 レポート② シンポジウム4「骨髄腫患者の内科的マネージメント」心機能障害には診断時リスク評価、腎機能障害は早期のFLC値低下が重要2023.06.29
- 骨髄腫学会2023 レポート① シンポジウム1「骨髄腫治療の限界の打破を目指して 免疫療法の新展開」二重特異性抗体やCAR-T細胞療法の治療効果を高める研究が進展2023.06.22
- 第20回日本臨床腫瘍学会学術集会 レポート⑤ 教育講演27「多発性骨髄腫治療アルゴリズム2023 ~every year a new standard~」多様な治療レジメンが選択可能な多発性骨髄腫 高齢・高リスク患者にも期待できる新規薬剤が登場2023.06.15
- 第20回日本臨床腫瘍学会学術集会 レポート④ 教育講演25「悪性リンパ腫治療の最前線」新しいエビデンスにより進化する悪性リンパ腫治療:多彩な選択肢が広がる2023.06.08
- 第20回日本臨床腫瘍学会学術集会 レポート③ シンポジウム26「造血器腫瘍に対する免疫療法・細胞療法の新たな標的」免疫・細胞療法の新規標的の開発とCAR-T細胞のoff-the-shelf化2023.06.01
- 第20回日本臨床腫瘍学会学術集会 レポート② シンポジウム22「白血病・リンパ腫におけるゲノム医療と新規分子標的治療」白血病、リンパ腫の分子プロファイル情報が集結 遺伝子変異解析に基づく新規治療の開発に期待2023.05.25
- 第20回日本臨床腫瘍学会学術集会 レポート① 会長企画シンポジウム 1「経済毒性の現状と今後」癌治療医は患者・家族の経済毒性を認識し軽減策を発信していくことが必要に2023.05.18
- JSTCT2023レポート⑥ Pro・Con3「DLBCL〜CAR-Tとauto HSCTの位置付け〜」再発・難治性DLBCLの治療を巡りディベート 自家移植かCAR-T療法か、熱い論戦を展開2023.05.11
- JSTCT2023レポート⑤ シンポジウム5「小児科/内科から見た急性白血病の移植適応<小児から成人へシームレスな移植>」小児・成人急性白血病の移植適応は、リスク層別化や治療の進歩によって明確化へ2023.04.27
- JSTCT2023レポート④ シンポジウム3「シングルセル解析で明らかになる細胞治療とGVHDの新知見」シングルセル解析はCAR-T細胞の持続性やGVHDの機序解明に貢献2023.04.20
- JSTCT2023レポート③ シンポジウム1「造血細胞移植におけるHLA研究の新展開」患者とドナーの適合を超えたHLA研究の進展が移植に明るい未来をもたらす2023.04.13
- JSTCT2023レポート② ワークショップ1「AI/Machine Learning」移植領域におけるAIと機械学習の可能性 情報学、統計学、臨床の立場から議論2023.04.06
- JSTCT2023レポート① 学会賞受賞記念講演第45回日本造血・免疫細胞療法学会総会が開催 谷口修一氏が同学会学会賞を受賞2023.03.30
- 第45回日本造血・免疫細胞療法学会総会のみどころ「シングルセル解析」「AI解析」の重要性を知り活用してほしい2023.02.02
2022年開催
- ASH2022注目テーマ⑪ 日本人の発表免疫チェックポイント分子がPNHにおけるクローン進化を調節川島直実(Department of Translational Hematology and Oncology Research, Taussig Cancer Institute, Cleveland Clinic Foundation, Cleveland, OH, USA)2023.03.23
- ASH2022注目テーマ⑩ 日本人の発表移植前処置強度を個別に設定するための新しいスコアリングシステム赤星佑(自治医科大学附属さいたま医療センター)2023.03.16
- ASH2022注目テーマ⑨ 日本人の発表AYA世代ALL患者に対しても小児のリスク層別化システムは有効八田善弘(日本大学 医学部内科学系 血液膠原病内科学分野)2023.03.16
- ASH2022注目テーマ⑧「Changing the Status Quo」集中的で厳格な治療計画を緩めても効果は変わらずQOL向上の可能性も2023.03.09
- ASH2022注目テーマ⑦「New Drugs, New Targets」血液疾患の新規治療アプローチ2023.03.02
- ASH2022注目テーマ⑥「Late-Breaking Abstracts Session #6」CLLおよびSLLで第二世代BTK阻害薬zanubrutinibの有効性が示されるJennifer R. Brown(Department of Medical Oncology, Dana-Farber Cancer Institute, Boston, MA, USA)2023.02.24
- ASH2022注目テーマ⑤「Late-Breaking Abstracts Session #5」再発流産・遺伝性血栓症女性において低分子量ヘパリンによる出生率改善効果なしSaskia Middeldorp(Amsterdam University Medical Centers, University of Amsterdam, Amsterdam, Netherlands)2023.02.24
- ASH2022注目テーマ④「Late-Breaking Abstracts Session #4」移植片対宿主病の予防にシクロホスファミド+タクロリムス+ミコフェノール酸モフェチルは有用Shernan G Holtan(University of Minnesota, Minneapolis, MN, USA)2023.02.16
- ASH2022注目テーマ③「Late-Breaking Abstracts Session #3」中枢神経系原発悪性リンパ腫の地固め療法として大量化学療法と幹細胞移植は予後を改善するGerald Illerhaus(Oncology Stem Cell Transplantation and Palliative Care, Klinikum Stuttgart, Stuttgart, Germany)2023.02.16
- ASH2022注目テーマ②「Late-Breaking Abstracts Session #2」PNH経口薬Iptacopanの単剤療法でヘモグロビン値が増加、輸血の必要性が減少Regis Peffault De Latour(French Référence Center for Aplastic Anemia and Paroxysmal Nocturnal Hemoglobinuria, Paris, France)2023.02.09
- ASH2022注目テーマ①「Late-Breaking Abstracts Session #1」MRD陰性となったB-ALLの地固め療法でブリナツモマブの併用によりOSが延長Mark R. Litzow(Division of Hematology, Mayo Clinic, Rochester, MN, USA)2023.02.09
- 第64回日本小児血液・がん学会学術集会 レポート③ 教育セッション4「小児再生不良性貧血における造血細胞移植の進歩」AAを含む小児造血不全症への造血細胞移植 前処置の改良などで移植法と適応に広がり2023.01.26
- 第64回日本小児血液・がん学会学術集会 レポート② 教育セッション3「小児の急性骨髄性白血病」小児AMLの1割が寛解導入不能、3割が再発 リスク層別化の細分化と新規治療開発が急務2023.01.19
- 第64回日本小児血液・がん学会学術集会 レポート① シンポジウム7「大規模解析データから見えてくる白血病の予後予測と治療層別化」不均一性の白血病/リンパ腫の診断には病型と遺伝子解析の総合所見が必須に2023.01.12
- JSH2022レポート⑦ JSH-ASH Joint Symposium「CAR-T細胞療法:基礎研究から臨床、そしてまた基礎へ」第84回日本血液学会学術集会(会長:九州大学大学院医学研究院第一内科教授・赤司浩一氏)が、2022年10月14〜16日、福岡市で開催された。新型コロナウイルス感染症の影響で、第82回、第83回はWeb開催となったが、今回は現地参加とWeb視聴が可能なハイブリッド開催となった。数千人が現地に足を運び、各会場には3年ぶりに多くの参加者が詰めかけ、演者とフロアで活発な議論が交わされた。「Hematopaseo」では、注目のセッションについて紹介していく。CAR-T療法に関する最新の話題 臨床的な課題解決を目指した新たな研究2023.01.05
- JSH2022レポート⑥ Symposium 5「AML/MDSの個別化医療」第84回日本血液学会学術集会(会長:九州大学大学院医学研究院第一内科教授・赤司浩一氏)が、2022年10月14〜16日、福岡市で開催された。新型コロナウイルス感染症の影響で、第82回、第83回はWeb開催となったが、今回は現地参加とWeb視聴が可能なハイブリッド開催となった。数千人が現地に足を運び、各会場には3年ぶりに多くの参加者が詰めかけ、演者とフロアで活発な議論が交わされた。「Hematopaseo」では、注目のセッションについて紹介していく。腫瘍細胞から得られた大規模データの解析をもとに治療抵抗性のメカニズム解明や新規治療法の開発が進む2022.12.22
- JSH2022レポート⑤ Symposium 4「血栓性疾患の病態解析・治療の進歩」第84回日本血液学会学術集会(会長:九州大学大学院医学研究院第一内科教授・赤司浩一氏)が、2022年10月14〜16日、福岡市で開催された。新型コロナウイルス感染症の影響で、第82回、第83回はWeb開催となったが、今回は現地参加とWeb視聴が可能なハイブリッド開催となった。数千人が現地に足を運び、各会場には3年ぶりに多くの参加者が詰めかけ、演者とフロアで活発な議論が交わされた。「Hematopaseo」では、注目のセッションについて紹介していく。血栓性疾患における血液凝固系の機序解明と治療開発の現状2022.11.24
- JSH2022レポート④ Symposium 3「血液学のcutting edge 2022」第84回日本血液学会学術集会(会長:九州大学大学院医学研究院第一内科教授・赤司浩一氏)が、2022年10月14〜16日、福岡市で開催された。新型コロナウイルス感染症の影響で、第82回、第83回はWeb開催となったが、今回は現地参加とWeb視聴が可能なハイブリッド開催となった。数千人が現地に足を運び、各会場には3年ぶりに多くの参加者が詰めかけ、演者とフロアで活発な議論が交わされた。「Hematopaseo」では、注目のセッションについて紹介していく。造血器疾患の病態解明と新たな治療開発アプローチ2022.11.17
- JSH2022レポート③ Special Symposium Part 2「ゲノム情報の臨床での活用:模擬エキスパートパネルによる症例検討会」第84回日本血液学会学術集会(会長:九州大学大学院医学研究院第一内科教授・赤司浩一氏)が、2022年10月14〜16日、福岡市で開催された。新型コロナウイルス感染症の影響で、第82回、第83回はWeb開催となったが、今回は現地参加とWeb視聴が可能なハイブリッド開催となった。数千人が現地に足を運び、各会場には3年ぶりに多くの参加者が詰めかけ、演者とフロアで活発な議論が交わされた。「Hematopaseo」では、注目のセッションについて紹介していく。遺伝子パネル検査の課題を踏まえ症例を通しエキスパートパネルの流れを共有2022.11.10
- JSH2022レポート② Special Symposium Part 1「クリニカルシークエンスの最前線」第84回日本血液学会学術集会(会長:九州大学大学院医学研究院第一内科教授・赤司浩一氏)が、2022年10月14〜16日、福岡市で開催された。新型コロナウイルス感染症の影響で、第82回、第83回はWeb開催となったが、今回は現地参加とWeb視聴が可能なハイブリッド開催となった。数千人が現地に足を運び、各会場には3年ぶりに多くの参加者が詰めかけ、演者とフロアで活発な議論が交わされた。「Hematopaseo」では、注目のセッションについて紹介していく。ゲノム医療の実践の場で行なわれている最先端のクリニカルシークエンスを解説2022.11.04
- JSH2022レポート① オープニング・会長講演第84回日本血液学会学術集会(会長:九州大学大学院医学研究院第一内科教授・赤司浩一氏)が、2022年10月14〜16日、福岡市で開催された。新型コロナウイルス感染症の影響で、第82回、第83回はWeb開催となったが、今回は現地参加とWeb視聴が可能なハイブリッド開催となった。数千人が現地に足を運び、各会場には3年ぶりに多くの参加者が詰めかけ、演者とフロアで活発な議論が交わされた。「Hematopaseo」では、注目のセッションについて紹介していく。第84回日本血液学会学術集会が開催 3年ぶりに学会場に活気が戻る2022.10.27
- EHA2022 Virtualレポート⑫ 日本からの演題びまん性大細胞リンパ腫における中枢神経系浸潤は副鼻腔病変を有する患者で発症が高い島田和之(名古屋大学 医学部附属病院 血液内科)2022.10.20
- EHA2022 Virtualレポート⑪ 日本からの演題再生不良性貧血の初回治療にロミプロスチムの追加で高い血液学的奏効山﨑宏人(金沢大学 血液内科)2022.10.20
- EHA2022 Virtualレポート⑩ 日本からの演題allo-HSCT後、骨髄内洞様毛細血管周囲の間質細胞に重大な障害 CXCR3拮抗薬がニッチ細胞および造血機能の双方を改善木村真衣子(岡山大学大学院 医歯薬学総合研究科血液・腫瘍・呼吸器内科学)2022.10.13
- 第84回日本血液学会学術集会のみどころ アフターコロナの学会のあり方を見せたい2022.10.06
- EHA2022 Virtualレポート⑨ EHA-JSH Joint SymposiumDDX41遺伝子の胚細胞変異は晩期発症骨髄系腫瘍の最大リスク因子小川誠司(京都大学大学院 医学研究科・腫瘍生物学講座)2022.09.29
- EHA2022 Virtualレポート⑧ Late-breaking SessionEHA2022のLate-breaking Sessionの中から、今年の注目トピックスをお届けします。DA-EPOCH-R療法は高リスクバーキットリンパ腫の推奨レジメンとなり得る(HOVON/SAKK試験一次結果)Martine Chamuleau(Hematology, Cancer Center Amsterdam, Amsterdam UMC, location VU, Amsterdam, Netherlands)2022.09.22
- EHA2022 Virtualレポート⑦ Late-breaking SessionEHA2022のLate-breaking Sessionの中から、今年の注目トピックスをお届けします。初発多発性骨髄腫においてレナリドミド+ボルテゾミブ+デキサメタゾン(RVd)+自家造血幹細胞移植(ASCT)群のPFS延長を認める(DETERMINATION試験)Paul G. Richardson(Harvard Medical School, Jerome Lipper Multiple Myeloma Center, Dana-Farber Cancer Institute, Boston, M, USA)2022.09.22
- EHA2022 Virtualレポート⑥ Late-breaking SessionEHA2022のLate-breaking Sessionの中から、今年の注目トピックスをお届けします。ベネトクラクスとオビヌツズマブ併用で未治療CLLのPFSが有意に改善Barbara Eichhorst(University of Cologne, Cologne, Germany)2022.09.15
- EHA2022 Virtualレポート⑤ 一般口演EHA2022の発表演題の中から、今年の注目トピックスとして公表された口演のレポートをお届けします。イブルチニブと免疫化学療法の併用で高齢の未治療MCLのPFSが2.3年延長Michael L. Wang(The University of Texas MD Anderson Cancer Center, United States of America)2022.09.15
- EHA2022 Virtualレポート④ 一般口演EHA2022の発表演題の中から、今年の注目トピックスとして公表された口演のレポートをお届けします。高齢の新規AML患者へのデシタビン長期投与 化学療法とOSは変わらず有害事象発生は少ないMichael Lübbert(University Medical Center Freiburg, University of Freiburg, Germany)2022.09.08
- EHA2022 Virtualレポート③ Presidential SymposiumEHA2022のPresidential Symposiumの発表演題の中から、今年の注目トピックスをお届けします。RNA結合タンパク質過剰発現による核小体ストレスの促進とリボソーム機能異常が骨髄不全を引き起こすPedro Aguilar-Garrido(Hospital Universitario 12 de Octubre(H12O)-CNIO Haematological Malignancies Clinical Research Unit, Spain)2022.09.08
- EHA2022 Virtualレポート② Presidential SymposiumEHA2022のPresidential Symposiumの発表演題の中から、今年の注目トピックスをお届けします。BCMA標的の新規CAR-T療法により再発難治MMの9割でVGPR以上の奏効Carlos Fernandez De Larrea(Hospital Clínic de Barcelona, IDIBAPS, Spain)2022.09.01
- EHA2022 Virtualレポート① Presidential SymposiumEHA2022のPresidential Symposiumの発表演題の中から、今年の注目トピックスをお届けします。FLT3-ITD変異陽性AML患者に対しキザルチニブ併用化学療法がOSを延長Harry Erba(Duke Cancer Institute, Durham, United States of America)2022.09.01
- 第62回日本リンパ網内系学会総会レポート② シンポジウム2「悪性リンパ腫における最適治療を考える−新規治療薬、免疫療法、移植療法のポジショニング−」免疫細胞療法の登場により変化するリンパ腫治療 FL、MCL、DLBCL、NK/Tの最新治療情報が集結2022.08.25
- 第62回日本リンパ網内系学会総会レポート① シンポジウム1「病理診断とゲノム診断の融合—リンパ腫診断のパラダイムシフト―」不均一性を有するリンパ腫の診断には病理とパネル検査の総合所見が必須に2022.08.12
- 骨髄腫学会2022 レポート④ 特別シンポジウム「創造と共生2 臨床医学領域」骨髄腫に関連する組織やグループのこれまでの活動と将来の展望2022.08.04
- 骨髄腫学会2022 レポート③ シンポジウム4「骨髄腫類縁疾患」骨髄腫類縁疾患の病態解明と最近の治療薬の進歩2022.08.04
- 骨髄腫学会2022 レポート② シンポジウム3「COVID-19」COVID-19パンデミック下、学会、地域、患者会が支えた骨髄腫治療2022.07.28
- 骨髄腫学会2022 レポート① シンポジウム1「病態研究」マルチオミクス解析が治療最適化に不可欠 SLAMF3やADAR1が新規治療標的の可能性2022.07.21
- JSTCT2022レポート⑥ シンポジウム5「移植後、および免疫細胞療法後再発の分子機構」第44回日本造血・免疫細胞療法学会総会(会長:東京大学医科学研究所臨床精密研究基盤社会連携研究部門、同附属病院 血液・腫瘍内科 特任教授・高橋聡氏)が、2022年5月12~14日にパシフィコ横浜でハイブリッド開催された。オンデマンド配信は5月30日〜6月20日までである。学会名称を変更して初めての総会であり、免疫細胞療法に関する演題も数多くみられた。AMLにおける移植後、免疫細胞療法後の再発に関して最新の話題が講演される2022.07.14
- JSTCT2022レポート⑤ ワークショップ7「COVID-19・パンデミック」第44回日本造血・免疫細胞療法学会総会(会長:東京大学医科学研究所臨床精密研究基盤社会連携研究部門、同附属病院 血液・腫瘍内科 特任教授・高橋聡氏)が、2022年5月12~14日にパシフィコ横浜でハイブリッド開催された。オンデマンド配信は5月30日〜6月20日までである。学会名称を変更して初めての総会であり、免疫細胞療法に関する演題も数多くみられた。オミクロン系統株の進化で重症度は低下か 各移植施設の経験を共有し新規感染症に備える2022.07.07
- JSTCT2022レポート④ ワークショップ3「移植後のフォローアップとトランジション:小児科から内科へ」第44回日本造血・免疫細胞療法学会総会(会長:東京大学医科学研究所臨床精密研究基盤社会連携研究部門、同附属病院 血液・腫瘍内科 特任教授・高橋聡氏)が、2022年5月12~14日にパシフィコ横浜でハイブリッド開催された。オンデマンド配信は5月30日〜6月20日までである。学会名称を変更して初めての総会であり、免疫細胞療法に関する演題も数多くみられた。長期生存率向上で合併症管理とQOL向上が課題に フォローアップ体制とトランジションについて議論2022.06.30
- JSTCT2022レポート③ シンポジウム4「GVHD:病態解析と治療の進化」第44回日本造血・免疫細胞療法学会総会(会長:東京大学医科学研究所臨床精密研究基盤社会連携研究部門、同附属病院 血液・腫瘍内科 特任教授・高橋聡氏)が、2022年5月12~14日にパシフィコ横浜でハイブリッド開催された。オンデマンド配信は5月30日〜6月20日までである。学会名称を変更して初めての総会であり、免疫細胞療法に関する演題も数多くみられた。急性GVHDの治療と病態理解 開発が進む慢性GVHDの治療薬について2022.06.23
- 第62回日本リンパ網内系学会学術集会・総会、第25回日本血液病理研究会のみどころリンパ腫の病態解明と治療の進展を川越の地で実感し語り合ってほしい2022.06.16
- JSTCT2022レポート② シンポジウム2「クローン造血と移植」第44回日本造血・免疫細胞療法学会総会(会長:東京大学医科学研究所臨床精密研究基盤社会連携研究部門、同附属病院 血液・腫瘍内科 特任教授・高橋聡氏)が、2022年5月12~14日にパシフィコ横浜でハイブリッド開催された。オンデマンド配信は5月30日〜6月20日までである。学会名称を変更して初めての総会であり、免疫細胞療法に関する演題も数多くみられた。クローン性造血の最新知見が報告 移植への影響についても少しずつ明らかに2022.06.09
- JSTCT2022レポート① シンポジウム1「免疫細胞療法の歩みと展望」第44回日本造血・免疫細胞療法学会総会(会長:東京大学医科学研究所臨床精密研究基盤社会連携研究部門、同附属病院 血液・腫瘍内科 特任教授・高橋聡氏)が、2022年5月12~14日にパシフィコ横浜でハイブリッド開催された。オンデマンド配信は5月30日〜6月20日までである。学会名称を変更して初めての総会であり、免疫細胞療法に関する演題も数多くみられた。CAR-T療法の現状と課題について 国内使用から見えてきた問題点も2022.06.02
- 第44回日本造血・免疫細胞療法学会総会のみどころ現段階で得られる知見を整理しつつ、将来を俯瞰したい 造血細胞移植・細胞療法の基礎から臨床上の問題、最新の研究成果まで網羅2022.04.28
- 第19回日本臨床腫瘍学会学術集会 レポート④ 抗BCMA療法開発続く多発性骨髄腫の新規治療 再発・難治例への抗BCMA療法に注目集まる今井陽一(東京大学医科学研究所附属病院 血液腫瘍内科)2022.04.21
- 第19回日本臨床腫瘍学会学術集会 レポート③ CAR-T療法の進歩CAR-T療法は2次治療、そして1次治療へ 同種細胞を用いたCAR-Tのoff-the-shelf化も千原大(米国・MDアンダーソンがんセンター)2022.04.14
- 第19回日本臨床腫瘍学会学術集会 レポート② BTK阻害薬BTKは重要な治療標的 非共有結合型など新規BTK阻害薬にも期待棟方理(国立がん研究センター中央病院)2022.04.07
- 第19回日本臨床腫瘍学会学術集会 レポート① COVID-19血液疾患患者はCOVID-19のハイリスク集団 ワクチン2回接種でも抗体価は十分上がらず2022.03.31
2021年開催
- ASH2021注目テーマ 日本の臨床試験4再発・難治性および標準療法不耐容の日本人AML患者を対象にF1H NGSを用いた網羅的ゲノムアッセイを施行:HM-Screen-Japan 01福島健太郎(大阪大学大学院 医学系研究科)2022.03.10
- ASH2021注目テーマ 日本の臨床試験3CML治療で無治療寛解を目指すには、第2世代TKIによる治療期間の長さも重要:D-FREE試験吉田近思(独立行政法人国立病院機構水戸医療センター 血液内科)2022.03.10
- ASH2021注目テーマ 日本の臨床試験2新型コロナワクチン接種後の抗体価は抗CD20抗体の投与後3年間は上昇せず船越洋平(神戸大学医学部附属病院 腫瘍・血液内科)2022.03.03
- ASH2021注目テーマ 日本の臨床試験1iPS細胞由来の血小板による初の臨床試験 血小板輸血不応症合併AAに対し自己輸血杉本直志(京都大学 iPS細胞研究応用センター)2022.03.03
- ASH2021注目テーマ「Late-Breaking Abstracts Session #6」再発・難治性非ホジキンリンパ腫の2次治療においてtisa-celのEFSは標準治療と有意差なし:BELINDA試験Michael R. Bishop(The David and Etta Jonas Center for Cellular Therapy, University of Chicago, IL)2022.02.24
- ASH2021注目テーマ「Late-Breaking Abstracts Session #4」UBTFの重複変異は小児AMLのサブタイプの一つ 統合ゲノム解析によるリスク層別化の可能性を示唆梅田雅之(Department of Pathology, St. Jude Children's Research Hospital, TN)2022.02.24
- ASH2021注目テーマ「Late-Breaking Abstracts Session #3」siRNA治療薬fitusiranが重症血友病AおよびB患者の年間出血率を有意に低減:ATLAS-A/B 試験Alok Srivastava(Christian Medical College, Vellore, India)2022.02.10
- ASH2021注目テーマ「Late-Breaking Abstracts Session #1」未治療DLBCLにおけるpola-R-CHP療法の有用性が認められる:POLARIX試験Hervé Tilly(Department of Hematology and U1245, Centre Henri Becquerel and University of Rouen, France)2022.02.10
- ASH2021注目テーマ「Potential Prevention or Protection? New Insights into Blood Disorders」クローン性造血がアルツハイマー病のリスクを低減 ほかに、βサラセミアへの遺伝子治療やMGUS有病率など2022.02.03
- ASH2021注目テーマ「Immune System 1, Cancer 0: Advances in Immunotherapy」新規治療法により骨髄腫やリンパ腫の標準治療が変わる可能性も2022.01.27
- ASH2021注目テーマ「COVID-19, 20, 21: Profiling the Latest Risks for Patients with Blood Disorders in a Time of COVID」COVID-19の血液疾患患者に対する影響 死亡率が増加、疾患によりワクチン効果は異なる2022.01.20
- ASH2021注目テーマ「Diversification of Approaches to Care in Acute Leukemia Across Age and Race」終末期医療のあり方から生存率の人種間格差まで 急性白血病の治療について幅広い問題提起2022.01.13
- 第63回日本小児血液・がん学会学術集会 レポート② シンポジウム2「再発ALL治療の現状と未来」第63回日本小児血液・がん学会学術集会(会長:大阪母子医療センター血液・腫瘍科主任部長・井上雅美氏)が、ライブ配信とオンデマンド配信により開催された。ライブ配信は11月25〜27日の3日間、オンデマンド配信は11月25日〜12月17日まで行なわれた。テーマは「Science and Narrative」。がんゲノム医療導入、分子標的治療や免疫療法などの“Science”と、晩期合併症を抱えながら人生を歩む子どもや家族の思いを医療者が共有する“Narrative based medicine”により、充実した医療を目指したいとの思いを込めたという。「Hematopaseo」では、特別講演、シンポジウムなどについて紹介する。再発・難治性ALLの治療成績向上を目指す研究が集結 遺伝子解析やゲノム編集により新規治療開発が進む2022.01.06
- 第63回日本小児血液・がん学会学術集会 レポート① 特別講演「AYA研究・活動の最前線」第63回日本小児血液・がん学会学術集会(会長:大阪母子医療センター血液・腫瘍科主任部長・井上雅美氏)が、ライブ配信とオンデマンド配信により開催された。ライブ配信は11月25〜27日の3日間、オンデマンド配信は11月25日〜12月17日まで行なわれた。テーマは「Science and Narrative」。がんゲノム医療導入、分子標的治療や免疫療法などの“Science”と、晩期合併症を抱えながら人生を歩む子どもや家族の思いを医療者が共有する“Narrative based medicine”により、充実した医療を目指したいとの思いを込めたという。「Hematopaseo」では、特別講演、シンポジウムなどについて紹介する。多くの社会的困難を抱えるAYA世代を支援するピアサポートや情報提供の仕組みの整備へ2021.12.23
- JSH2021レポート⑬ 「臨床試験」一般演題 #OS3-3A-5CD5陽性DLBCLに対するDA-EPOCH-R/大量MTX療法:PEARL5試験の長期追跡結果宮崎香奈(三重大学医学部附属病院 血液内科)2021.12.16
- JSH2021レポート⑫ 「臨床試験」一般演題 #OS3-3A-3再発・難治性DLBCLに対してベンダムスチン/リツキシマブの有効性を検証照井康仁(埼玉医科大学 血液内科)2021.12.16
- JSH2021レポート⑪ 「臨床試験」一般演題 #OS2-12C-1STAMP阻害剤AsciminibのASCEMBL試験における日本人サブ解析結果土岐典子(がん・感染症センター 東京都立駒込病院)2021.12.09
- JSH2021レポート⑩ 「臨床試験」一般演題 #OS2-9B-5再発・難治性ATL患者に対する経口HDAC阻害剤HBI-8000の第IIb相試験城達郎(日本赤十字社長崎原爆病院)2021.12.09
- JSH2021レポート⑨ シンポジウム11「血栓止血分野における新しい薬剤モダリティ」血栓止血分野の新規技術 遺伝子治療、再生医療、アプタマーなど2021.12.02
- JSH2021レポート⑧ シンポジウム7「血液内科におけるゲノム医療の現状と課題」NGS遺伝子パネル検査の実行性と有用性の検証 診断および予後予測において臨床的意義あり2021.11.25
- JSH2021レポート⑦ シンポジウム5「CD19 CAR-Tに続く新たな免疫細胞療法」CD19 CAR-Tに続く新たな免疫細胞療法 off-the-shelf化製剤の開発も進む2021.11.18
- JSH2021レポート⑥ シンポジウム4「骨髄不全症領域における最近の進步」骨髄不全症をめぐる最新の知見 次世代シークエンサーにより研究や診断に進展2021.11.11
- JSH2021レポート⑤ 女性医師キャリアシンポジウム「多様な女性医師のキャリアを考える」血液内科医の多様なキャリア 医系技官、臨床研究の品質管理、臍帯血・臍帯バンクの分野で活躍2021.11.04
- JSH2021レポート④ Presidential Symposium「 The Path from Stem Cells to Red Blood Cells」赤血球形成をテーマに4人の演者が登壇 病態解明につながる最新の研究成果を報告2021.10.28
- JSH2021レポート③ 「Clinical Debate」4領域、8症例についての治療方針を巡り議論 ディベート前後の投票結果の逆転例が続出2021.10.21
- JSH2021レポート② 特別シンポジウム「ポストコロナの医療・社会変容」感染症専門医、日本文学研究者、球団経営者らが新型コロナによる医療と社会への影響と今後を展望2021.10.14
- JSH2021レポート① オープニング・会長講演第83回日本血液学会学術集会が開催 完全Web開催となり多くの参加者が視聴2021.10.07
- 第61回日本リンパ網内系学会総会レポート③ シンポジウム2「リンパ系腫瘍の分子病態〜 beyond genome era 〜」第61回日本リンパ網内系学会総会(会長:岡山大学・吉野正氏)と第24回日本血液病理研究会(会長:岡山大学・佐藤康晴氏)が、2021年6月24~26日に岡山コンベンションセンター(岡山市)で開催され、現地からのライブ配信、および7月6〜25日までのオンデマンド配信というハイブリッド形式で行なわれた。テーマは、岡山大学医学部のキャッチフレーズでもある「あなたのそばに先進医療」。学会では、リンパ腫に対する細胞・免疫療法やリンパ腫の分子病態に関する最新知見などを柱に、リンパ腫を巡る様々な最新の情報が発信された。「Hematopaseo」では、テーマと関連の深い2つのシンポジウムについて報告する。再発・難治性B細胞リンパ腫に対する CAR-T療法や免疫療法の将来を展望2021.09.24
- 第83回日本血液学会学術集会のみどころ社会、医療、学会の「日常」を取り戻すきっかけに2021.09.16
- 第61回日本リンパ網内系学会総会レポート② シンポジウム1「再発・難治B細胞性リンパ腫に対する細胞・免疫療法」後編第61回日本リンパ網内系学会総会(会長:岡山大学・吉野正氏)と第24回日本血液病理研究会(会長:岡山大学・佐藤康晴氏)が、2021年6月24~26日に岡山コンベンションセンター(岡山市)で開催され、現地からのライブ配信、および7月6〜25日までのオンデマンド配信というハイブリッド形式で行なわれた。テーマは、岡山大学医学部のキャッチフレーズでもある「あなたのそばに先進医療」。学会では、リンパ腫に対する細胞・免疫療法やリンパ腫の分子病態に関する最新知見などを柱に、リンパ腫を巡る様々な最新の情報が発信された。「Hematopaseo」では、テーマと関連の深い2つのシンポジウムについて報告する。B細胞リンパ腫における新たな免疫療法および同種造血細胞移植の現状と課題2021.09.02
- 第61回日本リンパ網内系学会総会レポート① シンポジウム1「再発・難治B細胞性リンパ腫に対する細胞・免疫療法」前編第61回日本リンパ網内系学会総会(会長:岡山大学・吉野正氏)と第24回日本血液病理研究会(会長:岡山大学・佐藤康晴氏)が、2021年6月24~26日に岡山コンベンションセンター(岡山市)で開催され、現地からのライブ配信、および7月6〜25日までのオンデマンド配信というハイブリッド形式で行なわれた。テーマは、岡山大学医学部のキャッチフレーズでもある「あなたのそばに先進医療」。学会では、リンパ腫に対する細胞・免疫療法やリンパ腫の分子病態に関する最新知見などを柱に、リンパ腫を巡る様々な最新の情報が発信された。「Hematopaseo」では、テーマと関連の深い2つのシンポジウムについて報告する。B細胞リンパ腫における免疫微小環境の分子病態、各CAR-T療法の比較検討が報告される2021.08.26
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EHA2021 Virtualレポート⑥ EHA-JSH Joint Symposium第26回欧州血液学会(EHA2021)は、2021年6月9~17日まで、昨年と同様にバーチャルミーティング形式での開催となった。新型コロナウイルスの感染が収束しないことに対応したもので、オープニングセレモニーで会長のJohn Gribbe氏(英国・Queen Mary大学)は「対面でのコミュニケーションはできないが、EHAは血液学領域の医師や研究者が情報交換する場を提供するという役割は変わらない」と述べた。
EHA2021では、会長シンポジウムやプレナリーセッション、Late-breaking Session、EHAと各国の血液学会とのジョイントシンポジウムなどの主要セッションがライブ配信され、ほとんどのオーラルセッションとe-ポスターセッションなどがオンデマンド配信された。iPS細胞の研究と臨床応用の最近の進歩 疾患の克服から若返り技術としての可能性まで2021.08.19 -
EHA2021 Virtualレポート⑤ Late-breaking Session #LB1904第26回欧州血液学会(EHA2021)は、2021年6月9~17日まで、昨年と同様にバーチャルミーティング形式での開催となった。新型コロナウイルスの感染が収束しないことに対応したもので、オープニングセレモニーで会長のJohn Gribbe氏(英国・Queen Mary大学)は「対面でのコミュニケーションはできないが、EHAは血液学領域の医師や研究者が情報交換する場を提供するという役割は変わらない」と述べた。
EHA2021では、会長シンポジウムやプレナリーセッション、Late-breaking Session、EHAと各国の血液学会とのジョイントシンポジウムなどの主要セッションがライブ配信され、ほとんどのオーラルセッションとe-ポスターセッションなどがオンデマンド配信された。再発・難治性FLに対するCAR-T療法は 実臨床データと比べ有効性が高いJohn Gribbe(Barts Cancer Institute, UK)2021.08.05 -
EHA2021 Virtualレポート④ Late-breaking Session #LB1903第26回欧州血液学会(EHA2021)は、2021年6月9~17日まで、昨年と同様にバーチャルミーティング形式での開催となった。新型コロナウイルスの感染が収束しないことに対応したもので、オープニングセレモニーで会長のJohn Gribbe氏(英国・Queen Mary大学)は「対面でのコミュニケーションはできないが、EHAは血液学領域の医師や研究者が情報交換する場を提供するという役割は変わらない」と述べた。
EHA2021では、会長シンポジウムやプレナリーセッション、Late-breaking Session、EHAと各国の血液学会とのジョイントシンポジウムなどの主要セッションがライブ配信され、ほとんどのオーラルセッションとe-ポスターセッションなどがオンデマンド配信された。再発・難治性DLBCL患者に対して naratuximab emtansine+リツキシマブが有用Yair Levy(Texas Oncology-Baylor Charles A. Sammons Cancer Center, United States)2021.07.29 -
EHA2021 Virtualレポート③ Late-breaking Session #LB1902第26回欧州血液学会(EHA2021)は、2021年6月9~17日まで、昨年と同様にバーチャルミーティング形式での開催となった。新型コロナウイルスの感染が収束しないことに対応したもので、オープニングセレモニーで会長のJohn Gribbe氏(英国・Queen Mary大学)は「対面でのコミュニケーションはできないが、EHAは血液学領域の医師や研究者が情報交換する場を提供するという役割は変わらない」と述べた。
EHA2021では、会長シンポジウムやプレナリーセッション、Late-breaking Session、EHAと各国の血液学会とのジョイントシンポジウムなどの主要セッションがライブ配信され、ほとんどのオーラルセッションとe-ポスターセッションなどがオンデマンド配信された。初発CLL/SLLへのイブルチニブとベネトクラクス chlorambucilとオビヌツズマブの併用より有効Arnon Kater(Amsterdam Medical Centers, University of Amsterdam, Netherlands)2021.07.29 -
EHA2021 Virtualレポート② Late-breaking Session #LB1901第26回欧州血液学会(EHA2021)は、2021年6月9~17日まで、昨年と同様にバーチャルミーティング形式での開催となった。新型コロナウイルスの感染が収束しないことに対応したもので、オープニングセレモニーで会長のJohn Gribbe氏(英国・Queen Mary大学)は「対面でのコミュニケーションはできないが、EHAは血液学領域の医師や研究者が情報交換する場を提供するという役割は変わらない」と述べた。
EHA2021では、会長シンポジウムやプレナリーセッション、Late-breaking Session、EHAと各国の血液学会とのジョイントシンポジウムなどの主要セッションがライブ配信され、ほとんどのオーラルセッションとe-ポスターセッションなどがオンデマンド配信された。移植非適応の初発MMへのD-Rd療法は 治療開始5年後もRd療法よりOSを延長Thierry Facon(University of Lille, CHU Lille, France)2021.07.21 -
EHA2021 Virtualレポート① Late-breaking Session #LB1900第26回欧州血液学会(EHA2021)は、2021年6月9~17日まで、昨年と同様にバーチャルミーティング形式での開催となった。新型コロナウイルスの感染が収束しないことに対応したもので、オープニングセレモニーで会長のJohn Gribbe氏(英国・Queen Mary大学)は「対面でのコミュニケーションはできないが、EHAは血液学領域の医師や研究者が情報交換する場を提供するという役割は変わらない」と述べた。
EHA2021では、会長シンポジウムやプレナリーセッション、Late-breaking Session、EHAと各国の血液学会とのジョイントシンポジウムなどの主要セッションがライブ配信され、ほとんどのオーラルセッションとe-ポスターセッションなどがオンデマンド配信された。再発・難治性CLL/SLLへのzanubrutinibの投与 イブルチニブより高い奏効と安全性を示すPeter Hillmen(St James’s University Hospital, Leeds, UK)2021.07.21 - 骨髄腫学会2021 レポート④ シンポジウム温故知新3「AL型アミロイドーシス」第46回日本骨髄腫学会学術集会(会長:福島県立医科大学・坂井晃氏)が、2021年5月29〜30日、「温故知新」をテーマに開催された。新型コロナウイルスの感染状況に配慮し、現地開催とウェブを併用したハイブリッド形式での開催となった。会長の坂井晃氏は「温故知新」をテーマに掲げた理由として、「骨髄腫の治療開始時期はCRABのいずれかを認める症候性骨髄腫からとなっている。学術集会では改めてCRABが生じる機序と意義を見直し理解を深めることで、骨髄腫の治療がさらに発展することを期待したい」と述べている。「Hematopaseo」では、「温故知新」を巡る3つのシンポジウムを中心に報告する。解明進むALアミロイドーシスの分子病態 FLC値による早期診断が治療の第一歩2021.07.08
- 骨髄腫学会2021 レポート③ シンポジウム温故知新2「腎障害・染色体異常」第46回日本骨髄腫学会学術集会(会長:福島県立医科大学・坂井晃氏)が、2021年5月29〜30日、「温故知新」をテーマに開催された。新型コロナウイルスの感染状況に配慮し、現地開催とウェブを併用したハイブリッド形式での開催となった。会長の坂井晃氏は「温故知新」をテーマに掲げた理由として、「骨髄腫の治療開始時期はCRABのいずれかを認める症候性骨髄腫からとなっている。学術集会では改めてCRABが生じる機序と意義を見直し理解を深めることで、骨髄腫の治療がさらに発展することを期待したい」と述べている。「Hematopaseo」では、「温故知新」を巡る3つのシンポジウムを中心に報告する。MMの糸球体病変や円柱腎症の作用機序を詳説 染色体異常の病態や遺伝子発現との関連を解析2021.07.01
- 骨髄腫学会2021 レポート② 特別講演1「多発性骨髄腫における免疫調節薬:我々はどこまで識りえたか」第46回日本骨髄腫学会学術集会(会長:福島県立医科大学・坂井晃氏)が、2021年5月29〜30日、「温故知新」をテーマに開催された。新型コロナウイルスの感染状況に配慮し、現地開催とウェブを併用したハイブリッド形式での開催となった。会長の坂井晃氏は「温故知新」をテーマに掲げた理由として、「骨髄腫の治療開始時期はCRABのいずれかを認める症候性骨髄腫からとなっている。学術集会では改めてCRABが生じる機序と意義を見直し理解を深めることで、骨髄腫の治療がさらに発展することを期待したい」と述べている。「Hematopaseo」では、「温故知新」を巡る3つのシンポジウムを中心に報告する。作用機序の解明が進む免疫調節薬 IMiDs抵抗性には骨髄微小環境が関与2021.06.24
- 骨髄腫学会2021 レポート① シンポジウム温故知新1「骨病変・貧血」第46回日本骨髄腫学会学術集会(会長:福島県立医科大学・坂井晃氏)が、2021年5月29〜30日、「温故知新」をテーマに開催された。新型コロナウイルスの感染状況に配慮し、現地開催とウェブを併用したハイブリッド形式での開催となった。会長の坂井晃氏は「温故知新」をテーマに掲げた理由として、「骨髄腫の治療開始時期はCRABのいずれかを認める症候性骨髄腫からとなっている。学術集会では改めてCRABが生じる機序と意義を見直し理解を深めることで、骨髄腫の治療がさらに発展することを期待したい」と述べている。「Hematopaseo」では、「温故知新」を巡る3つのシンポジウムを中心に報告する。骨病変の病態を踏まえ、新たな治療を展望 赤血球造血を見直して貧血の多様な機序を整理2021.06.17
- JSHCT2021レポート(6) ワークショップ4「小児移植医療の現状と課題」第43回日本造血細胞移植学会総会(会長:東京女子医科大学血液内科学講座教授・田中淳司氏)が、2021年3月5日からオンライン開催された。ライブ配信は3月5〜7日まで、その後、オンデマンド配信期間は3月12〜31日である。Zoomを活用したオンライン開催で、ライブ配信されたセッションではリアルタイムで参加者から質問やコメントが寄せられ、その後のオンデマンド配信ではチャットによる質問を受け付け、演者との活発な議論が交わされた。変化してきた小児血液疾患の移植適応 移植後のフォローアップには課題も多く2021.04.30
- JSHCT2021レポート(5) ワークショップ2「臍帯血バンクの現状と課題」第43回日本造血細胞移植学会総会(会長:東京女子医科大学血液内科学講座教授・田中淳司氏)が、2021年3月5日からオンライン開催された。ライブ配信は3月5〜7日まで、その後、オンデマンド配信期間は3月12〜31日である。Zoomを活用したオンライン開催で、ライブ配信されたセッションではリアルタイムで参加者から質問やコメントが寄せられ、その後のオンデマンド配信ではチャットによる質問を受け付け、演者との活発な議論が交わされた。臍帯血移植数が累計2万例を達成 造血細胞移植ソースの半数以上に2021.04.22
- JSHCT2021レポート(4) シンポジウム3「CAR-T療法の現状と将来」第43回日本造血細胞移植学会総会(会長:東京女子医科大学血液内科学講座教授・田中淳司氏)が、2021年3月5日からオンライン開催された。ライブ配信は3月5〜7日まで、その後、オンデマンド配信期間は3月12〜31日である。Zoomを活用したオンライン開催で、ライブ配信されたセッションではリアルタイムで参加者から質問やコメントが寄せられ、その後のオンデマンド配信ではチャットによる質問を受け付け、演者との活発な議論が交わされた。新たな治療標的を探索するCAR-T療法 コスト低減に向けた新技術の開発も2021.04.15
- JSHCT2021レポート(3) 特別企画「新型コロナウイルス流行期における造血細胞移植領域の危機管理」第43回日本造血細胞移植学会総会(会長:東京女子医科大学血液内科学講座教授・田中淳司氏)が、2021年3月5日からオンライン開催された。ライブ配信は3月5〜7日まで、その後、オンデマンド配信期間は3月12〜31日である。Zoomを活用したオンライン開催で、ライブ配信されたセッションではリアルタイムで参加者から質問やコメントが寄せられ、その後のオンデマンド配信ではチャットによる質問を受け付け、演者との活発な議論が交わされた。COVID-19に対する移植医療の危機管理 医療者が感染しない、させないが最重要2021.04.08
- JSHCT2021レポート(2) シンポジウム2「GVHD治療の現状と将来」第43回日本造血細胞移植学会総会(会長:東京女子医科大学血液内科学講座教授・田中淳司氏)が、2021年3月5日からオンライン開催された。ライブ配信は3月5〜7日まで、その後、オンデマンド配信期間は3月12〜31日である。Zoomを活用したオンライン開催で、ライブ配信されたセッションではリアルタイムで参加者から質問やコメントが寄せられ、その後のオンデマンド配信ではチャットによる質問を受け付け、演者との活発な議論が交わされた。GVHDの最新の予防と治療の取り組みを報告 腸内細菌叢の異常と腸管GVHDの関連解明へ2021.04.01
- JSHCT2021レポート(1) 会長シンポジウム第43回日本造血細胞移植学会総会(会長:東京女子医科大学血液内科学講座教授・田中淳司氏)が、2021年3月5日からオンライン開催された。ライブ配信は3月5〜7日まで、その後、オンデマンド配信期間は3月12〜31日である。Zoomを活用したオンライン開催で、ライブ配信されたセッションではリアルタイムで参加者から質問やコメントが寄せられ、その後のオンデマンド配信ではチャットによる質問を受け付け、演者との活発な議論が交わされた。NK細胞療法がCAR-T細胞療法の課題を克服する可能性も ただし、治療効果を高めるためにmodificationが必要2021.03.25
- 第43回日本造血細胞移植学会総会のみどころ初のWEB中心のハイブリッド型での開催 患者、ドナー、バンク、医療者の絆を確実に2021.02.25
2020年開催
- ASH2020注目テーマ「Advancing New Frontiers:Genome Editing &Cellular Therapy」造血器腫瘍の生物学的治療は近年、ゲノム編集技術とCAR-T細胞療法という強力な2つの武器を手にした。ここでは、初めて臨床応用されたゲノム編集による細胞療法の臨床試験の結果とわが国でも再発・難治性大細胞型B細胞リンパ腫で承認を取得した第2世代のCAR-T療法(Axi-Cel)の臨床研究の発表をレポートする。CAR-T療法の弱点とされる治療抵抗性への対策についてもCD2を刺激するという新たな知見が報告された。ゲノム編集を使った細胞療法やCAR-T療法が 再発・難治症例に高い有効性を示す2021.02.12
- ASH2020注目テーマ 「日本の臨床試験」#3125ASH2020では、日本人を対象としたわが国の研究結果も報告された。ここでは初発慢性期の成人慢性骨髄性白血病に対するチロシンキナーゼ阻害薬による分子遺伝学的完全寛解の達成率の検討結果、急性骨髄性白血病におけるFLT3変異の次世代シークエンサーによる包括的解析結果、ASXL1変異と低リスクMDS患者におけるダルベポエチンαへの反応不良の関連についての検討結果を紹介する。ASXL1変異を有する低リスクMDSでは貧血に対するダルベポエチンの反応性が低い花本仁(近畿大学 奈良病院)2021.02.04
- ASH2020注目テーマ 「日本の臨床試験」#1031ASH2020では、日本人を対象としたわが国の研究結果も報告された。ここでは初発慢性期の成人慢性骨髄性白血病に対するチロシンキナーゼ阻害薬による分子遺伝学的完全寛解の達成率の検討結果、急性骨髄性白血病におけるFLT3変異の次世代シークエンサーによる包括的解析結果、ASXL1変異と低リスクMDS患者におけるダルベポエチンαへの反応不良の関連についての検討結果を紹介する。AMLにおけるFLT3変異の包括的な遺伝子解析で新たな治療標的の発見の可能性福島健太郎(大阪大学大学院 医学系研究科)2021.02.04
- ASH2020注目テーマ 「日本の臨床試験」#45ASH2020では、日本人を対象としたわが国の研究結果も報告された。ここでは初発慢性期の成人慢性骨髄性白血病に対するチロシンキナーゼ阻害薬による分子遺伝学的完全寛解の達成率の検討結果、急性骨髄性白血病におけるFLT3変異の次世代シークエンサーによる包括的解析結果、ASXL1変異と低リスクMDS患者におけるダルベポエチンαへの反応不良の関連についての検討結果を紹介する。初発未治療の慢性期CMLのTKIの効果 ニロチニブとダサチニブはほぼ同じ松村到(近畿大学 医学部 血液・膠原病内科)2021.01.28
- ASH2020注目テーマ 「治療を変える臨床試験結果」#2血液疾患領域では、既存のパラダイムを大きく変える研究や新規治療法の開発が常に進められている。ここでは、ASH2020で発表された多くの臨床試験の中から、臨床現場に大きな影響を及ぼす可能性のある報告を紹介する。高齢の骨髄異形成症候群(MDS)患者に対する同種造血幹細胞移植による全生存率の向上、再発・難治性多発性骨髄腫(RRMM)に対するダラツムマブの皮下注射とポマリドミド、デキサメタゾン併用による無増悪生存期間(PFS)の延長、ステロイド抵抗性/依存性の慢性移植片対宿主病(GVHD)に対するルキソリチニブの有効性、ルーティンで投与することが多いトラネキサム酸の出血予防効果の検証の4題である。造血器腫瘍患者の出血予防に対してトラネキサム酸の有効性は認められずTerry B. Gernsheimer(University of Washington School of Medicine)2021.01.28
- ASH2020注目テーマ 「治療を変える臨床試験結果」#412血液疾患領域では、既存のパラダイムを大きく変える研究や新規治療法の開発が常に進められている。ここでは、ASH2020で発表された多くの臨床試験の中から、臨床現場に大きな影響を及ぼす可能性のある報告を紹介する。高齢の骨髄異形成症候群(MDS)患者に対する同種造血幹細胞移植による全生存率の向上、再発・難治性多発性骨髄腫(RRMM)に対するダラツムマブの皮下注射とポマリドミド、デキサメタゾン併用による無増悪生存期間(PFS)の延長、ステロイド抵抗性/依存性の慢性移植片対宿主病(GVHD)に対するルキソリチニブの有効性、ルーティンで投与することが多いトラネキサム酸の出血予防効果の検証の4題である。ダラツムマブ皮下注射とポマリドミドの併用で再発・難治性多発性骨髄腫のPFSを有意に改善Meletios A. Dimopoulos(National and Kapodistrian University of Athens in Athens, Greece)2021.01.21
- ASH2020注目テーマ 「治療を変える臨床試験結果」#77血液疾患領域では、既存のパラダイムを大きく変える研究や新規治療法の開発が常に進められている。ここでは、ASH2020で発表された多くの臨床試験の中から、臨床現場に大きな影響を及ぼす可能性のある報告を紹介する。高齢の骨髄異形成症候群(MDS)患者に対する同種造血幹細胞移植による全生存率の向上、再発・難治性多発性骨髄腫(RRMM)に対するダラツムマブの皮下注射とポマリドミド、デキサメタゾン併用による無増悪生存期間(PFS)の延長、ステロイド抵抗性/依存性の慢性移植片対宿主病(GVHD)に対するルキソリチニブの有効性、ルーティンで投与することが多いトラネキサム酸の出血予防効果の検証の4題である。ステロイド抵抗性/依存性の慢性GVHDに対しルキソリチニブが従来治療の2倍近くの奏効率Robert Zeiser(University Medical Center, Freiburg Im Breisgau, Germany)2021.01.21
- ASH2020注目テーマ 「治療を変える臨床試験結果」#75血液疾患領域では、既存のパラダイムを大きく変える研究や新規治療法の開発が常に進められている。ここでは、ASH2020で発表された多くの臨床試験の中から、臨床現場に大きな影響を及ぼす可能性のある報告を紹介する。高齢の骨髄異形成症候群(MDS)患者に対する同種造血幹細胞移植による全生存率の向上、再発・難治性多発性骨髄腫(RRMM)に対するダラツムマブの皮下注射とポマリドミド、デキサメタゾン併用による無増悪生存期間(PFS)の延長、ステロイド抵抗性/依存性の慢性移植片対宿主病(GVHD)に対するルキソリチニブの有効性、ルーティンで投与することが多いトラネキサム酸の出血予防効果の検証の4題である。高齢のMDS患者に対して同種移植は推奨される HLA8/8一致ドナーがいればOSは良好Corey Cutler(Division of Stem Cell Transplantation and Cellular Therapy, Dana-Farber Cancer Inst., Boston, MA)2021.01.14
- ASH2020注目テーマ Late-Breaking Abstracts Session #6中和抗体が存在してもAAVベクターによる血友病の遺伝子治療に成功Steven W. Pipe(University of Michigan, Ann Arbor, MO)2021.01.14
- ASH2020注目テーマ Late-Breaking Abstracts Session #4BCR-ABL特異的アロステリック阻害薬asciminibがCMLの3次以降治療に有望Andreas Hochhaus(Klinik für Innere Medizin II, Jena, Germany)2021.01.07
- ASH2020注目テーマ Late-Breaking Abstracts Session #1MPNのドライバー遺伝子変異は 出生前や小児期にすでに生じているJyoti Nangalia, MBBChir(Wellcome Sanger Institute, Hinxton, United Kingdom)2021.01.07
- ASH2020 Advancing the Study of COVID-19遺伝子変異解析やT細胞による追加免疫など 血液学に基づきCOVID-19を解明、治療に道筋2020.12.24
- ASH2020 E. Donnall Thomas Lecture and Prize第62回米国血液学会がバーチャルで開催 須田年生氏がE. Donnall Thomas賞を日本人初受賞2020.12.17
- JSH2020レポート⑤ 「女性医師シンポジウム」第82回日本血液学会学術集会(会長:長崎大学原爆後障害医療研究所 原爆・ヒバクシャ医療部門 血液内科学研究分野(原研内科)教授・宮﨑泰司氏)が、2020年10月10日から国立京都国際会館を拠点にWEB開催された。全てのプログラムが11月8日まで約1カ月にわたりオンデマンドで視聴できるという、WEBならではの特長を生かしての学術集会となった。テーマは「血液学―多様性の追求」。オープニングセレモニーでは、宮﨑氏がこのテーマに込めた思いについて「基礎から臨床まで連続していること、多職種が関わる領域であること、若手からベテランまで関わることなど、多種多様な人材や研究テーマが血液学を発展させ、未来を切り拓く」と述べた。個人のポテンシャルを最大に発揮するため 男性、女性の枠を超え多様な働き方の創出を2020.11.19
- JSH2020レポート④ シンポジウム1「造血器疾患における細胞・遺伝子治療の進歩」第82回日本血液学会学術集会(会長:長崎大学原爆後障害医療研究所 原爆・ヒバクシャ医療部門 血液内科学研究分野(原研内科)教授・宮﨑泰司氏)が、2020年10月10日から国立京都国際会館を拠点にWEB開催された。全てのプログラムが11月8日まで約1カ月にわたりオンデマンドで視聴できるという、WEBならではの特長を生かしての学術集会となった。テーマは「血液学―多様性の追求」。オープニングセレモニーでは、宮﨑氏がこのテーマに込めた思いについて「基礎から臨床まで連続していること、多職種が関わる領域であること、若手からベテランまで関わることなど、多種多様な人材や研究テーマが血液学を発展させ、未来を切り拓く」と述べた。CAR-T細胞療法やiPS細胞療法における課題を克服すべくユニバーサルな細胞や低コスト化への研究が進む2020.11.12
- JSH2020レポート③ プレジデンシャルシンポジウム2「HTLV-1/ATLの最前線」第82回日本血液学会学術集会(会長:長崎大学原爆後障害医療研究所 原爆・ヒバクシャ医療部門 血液内科学研究分野(原研内科)教授・宮﨑泰司氏)が、2020年10月10日から国立京都国際会館を拠点にWEB開催された。全てのプログラムが11月8日まで約1カ月にわたりオンデマンドで視聴できるという、WEBならではの特長を生かしての学術集会となった。テーマは「血液学―多様性の追求」。オープニングセレモニーでは、宮﨑氏がこのテーマに込めた思いについて「基礎から臨床まで連続していること、多職種が関わる領域であること、若手からベテランまで関わることなど、多種多様な人材や研究テーマが血液学を発展させ、未来を切り拓く」と述べた。HTLV-1感染からATLへの発症機序と分子病態、キャリア対応、治療の最新情報を網羅2020.11.05
- JSH2020レポート② 「プレナリーセッション」第82回日本血液学会学術集会(会長:長崎大学原爆後障害医療研究所 原爆・ヒバクシャ医療部門 血液内科学研究分野(原研内科)教授・宮﨑泰司氏)が、2020年10月10日から国立京都国際会館を拠点にWEB開催された。全てのプログラムが11月8日まで約1カ月にわたりオンデマンドで視聴できるという、WEBならではの特長を生かしての学術集会となった。テーマは「血液学―多様性の追求」。オープニングセレモニーでは、宮﨑氏がこのテーマに込めた思いについて「基礎から臨床まで連続していること、多職種が関わる領域であること、若手からベテランまで関わることなど、多種多様な人材や研究テーマが血液学を発展させ、未来を切り拓く」と述べた。6名の演者がハイレベルな研究成果を報告 現地からLIVE配信される2020.10.29
- JSH2020レポート① オープニングセレモニー・会長講演第82回日本血液学会学術集会(会長:長崎大学原爆後障害医療研究所 原爆・ヒバクシャ医療部門 血液内科学研究分野(原研内科)教授・宮﨑泰司氏)が、2020年10月10日から国立京都国際会館を拠点にWEB開催された。全てのプログラムが11月8日まで約1カ月にわたりオンデマンドで視聴できるという、WEBならではの特長を生かしての学術集会となった。テーマは「血液学―多様性の追求」。オープニングセレモニーでは、宮﨑氏がこのテーマに込めた思いについて「基礎から臨床まで連続していること、多職種が関わる領域であること、若手からベテランまで関わることなど、多種多様な人材や研究テーマが血液学を発展させ、未来を切り拓く」と述べた。第82回日本血液学会学術集会が初のWEB開催 血液学の多様性がプログラムの随所に反映2020.10.22
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第60回日本リンパ網内系学会総会 レポート③ ワークショップ「リンパ腫の診断・治療の最前線」第60回日本リンパ網内系学会総会(会長:藤田医科大学・岡本昌隆氏)と第23回日本血液病理研究会(会長:愛知県がんセンター・加藤省一氏)が、2020年8月20〜21日にWEB開催された。新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、初の完全WEB開催となった。会長の岡本昌隆氏は開会の挨拶で、WEB開催によって学会主導の基本プログラムを軸とした縮小開催になることをお詫びした上で、「独創一理」という総会の理念には「一人ひとりの創造力が、新しい時代を切り拓く力となり得る」という思いを込めたと説明した。
「Hematopaseo」では、総会のサブテーマである「ゲノム医療時代への展望」を巡る3つのセッションについて報告する。リンパ腫の診断・治療における最新の報告 リキッドバイオプシーや開発中の新規薬剤など2020.10.08 - 第82回日本血液学会学術集会のみどころ学術の多様性を増し、多彩な人材を育成して血液学を未来につなげる2020.10.01
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第60回日本リンパ網内系学会総会 レポート② 招請講演1「血液疾患のAI医療」第60回日本リンパ網内系学会総会(会長:藤田医科大学・岡本昌隆氏)と第23回日本血液病理研究会(会長:愛知県がんセンター・加藤省一氏)が、2020年8月20〜21日にWEB開催された。新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、初の完全WEB開催となった。会長の岡本昌隆氏は開会の挨拶で、WEB開催によって学会主導の基本プログラムを軸とした縮小開催になることをお詫びした上で、「独創一理」という総会の理念には「一人ひとりの創造力が、新しい時代を切り拓く力となり得る」という思いを込めたと説明した。
「Hematopaseo」では、総会のサブテーマである「ゲノム医療時代への展望」を巡る3つのセッションについて報告する。AIがゲノム医療で果たす役割とは Watsonの活用と今後の可能性を示す2020.09.24 -
第60回日本リンパ網内系学会総会 レポート① シンポジウム1「ゲノム医療時代のリンパ腫治療-プレシジョンメディシンの実現にむけて-」第60回日本リンパ網内系学会総会(会長:藤田医科大学・岡本昌隆氏)と第23回日本血液病理研究会(会長:愛知県がんセンター・加藤省一氏)が、2020年8月20〜21日にWEB開催された。新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、初の完全WEB開催となった。会長の岡本昌隆氏は開会の挨拶で、WEB開催によって学会主導の基本プログラムを軸とした縮小開催になることをお詫びした上で、「独創一理」という総会の理念には「一人ひとりの創造力が、新しい時代を切り拓く力となり得る」という思いを込めたと説明した。
「Hematopaseo」では、総会のサブテーマである「ゲノム医療時代への展望」を巡る3つのセッションについて報告する。プレシジョンメディシンの実現にむけて リンパ腫診療に対するゲノム医療の意義と可能性を検討2020.09.17 - EHA2020 Virtualレポート⑬ 一般口演EHA2020の発表演題の中から、今年の注目トピックスとして公表された口演のレポートをお届けします。ステロイド抵抗性急性GVHDに対しルキソリチニブが奏効率の改善に有用Robert Zeiser(Department of Haematology, Oncology and Stem Cell Transplantation, University Hospital Freiburg, Freiburg, Germany)2020.09.03
- EHA2020 Virtualレポート⑫ 一般口演EHA2020の発表演題の中から、今年の注目トピックスとして公表された口演のレポートをお届けします。PNHに対するペグセタコプランの有効性を確認 エクリズマブに比べヘモグロビン値などを改善Peter Hillmen(St James's University Hospital, Leeds, United Kingdom)2020.09.03
- EHA2020 Virtualレポート⑪ 一般口演EHA2020の発表演題の中から、今年の注目トピックスとして公表された口演のレポートをお届けします。低リスクMDS患者へのイメテルスタット投与で20カ月の輸血依存離脱、ヘモグロビン値も改善Uwe Platzbecker(Department of Hematology and Cell Therapy,University Clinic Leipzig, Leipzig, Germany)2020.08.27
- EHA2020 Virtualレポート⑩ Presidential SymposiumEHA2020のPresidential Symposiumの発表演題の中から、今年の注目トピックスをお届けします。高リスク小児ALLに対する移植前処置でTBI併用が化学療法単独よりOSを延長Christina Peters(St. Anna Children's Hospital, Vienna, Austria)2020.08.27
- EHA2020 Virtualレポート⑨ Presidential SymposiumEHA2020のPresidential Symposiumの発表演題の中から、今年の注目トピックスをお届けします。ホジキンリンパ腫のPETによる予後予測 化学療法後に陰性になれば放射線療法は不要にPeter Borchmann(University Hospital of Cologne, Cologne, Germany)2020.08.20
- EHA2020 Virtualレポート⑧ Presidential SymposiumEHA2020のPresidential Symposiumの発表演題の中から、今年の注目トピックスをお届けします。遺伝性素因保有者の白血病発症に小児期の抗生物質による腸内細菌叢の乱れが関与Carolina Vicente-Dueñas(Institute of Biomedical Research of Salmanca, Spain)2020.08.20
- 第60回日本リンパ網内系学会総会・第23回日本血液病理研究会のみどころ「一人ひとりの創造力が未来を切り拓く」 初のWEB開催に挑戦、基本プログラムは全て実施2020.08.06
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EHA2020 Virtualレポート⑦ Late-breaking Session今年のEHAのLate-Breaking Sessionでは7演題が選ばれた。その中で、再発・難治性ホジキンリンパ腫に対するペムブロリズマブの有効性の検討(#2600)、高齢者急性骨髄性白血病(AML)に対するベネトクラクスの有効性の検討(#2601)、真性多血症に対するロペグインターフェロンと瀉血の有効性の比較(#2602)、再発・難治性多発性骨髄腫に対するカルフィルゾミブとイサツキシマブの併用効果の検討(#2603)、アミロイドーシスに対するダラツムマブの有効性の検討(#2604)の5演題は、新しい治療法に関する臨床試験結果の報告であった。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)関連では2演題が選ばれ、COVID-19による血管内皮傷害で凝固異常が発症(#2605)とCOVID-19により鎌状赤血球症などでリスクが高まる(#2606)であった。
この中から再発・難治性ホジキンリンパ腫に対するペムブロリズマブの効果、AMLへのベネトクラクスの効果、アミロイドーシスに対するダラツムマブの効果、鎌状赤血球症に対するCOVID-19の影響について検討した4演題を紹介する。COVID-19の鎌状赤血球症に対する影響 高齢になるほど重症化のリスク高まるPaul Telfer(Queen Mary University of London, UK)2020.07.30 -
EHA2020 Virtualレポート⑥ Late-breaking Session今年のEHAのLate-Breaking Sessionでは7演題が選ばれた。その中で、再発・難治性ホジキンリンパ腫に対するペムブロリズマブの有効性の検討(#2600)、高齢者急性骨髄性白血病(AML)に対するベネトクラクスの有効性の検討(#2601)、真性多血症に対するロペグインターフェロンと瀉血の有効性の比較(#2602)、再発・難治性多発性骨髄腫に対するカルフィルゾミブとイサツキシマブの併用効果の検討(#2603)、アミロイドーシスに対するダラツムマブの有効性の検討(#2604)の5演題は、新しい治療法に関する臨床試験結果の報告であった。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)関連では2演題が選ばれ、COVID-19による血管内皮傷害で凝固異常が発症(#2605)とCOVID-19により鎌状赤血球症などでリスクが高まる(#2606)であった。
この中から再発・難治性ホジキンリンパ腫に対するペムブロリズマブの効果、AMLへのベネトクラクスの効果、アミロイドーシスに対するダラツムマブの効果、鎌状赤血球症に対するCOVID-19の影響について検討した4演題を紹介する。未治療の全身性ALアミロイドーシスに対しダラツムマブを含む多剤併用療法が有効Efstathios Kastritis(National and Kapodistrian University of Athens, School of Medicine, Athens, Greece)2020.07.30 -
EHA2020 Virtualレポート⑤ Late-breaking Session今年のEHAのLate-Breaking Sessionでは7演題が選ばれた。その中で、再発・難治性ホジキンリンパ腫に対するペムブロリズマブの有効性の検討(#2600)、高齢者急性骨髄性白血病(AML)に対するベネトクラクスの有効性の検討(#2601)、真性多血症に対するロペグインターフェロンと瀉血の有効性の比較(#2602)、再発・難治性多発性骨髄腫に対するカルフィルゾミブとイサツキシマブの併用効果の検討(#2603)、アミロイドーシスに対するダラツムマブの有効性の検討(#2604)の5演題は、新しい治療法に関する臨床試験結果の報告であった。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)関連では2演題が選ばれ、COVID-19による血管内皮傷害で凝固異常が発症(#2605)とCOVID-19により鎌状赤血球症などでリスクが高まる(#2606)であった。
この中から再発・難治性ホジキンリンパ腫に対するペムブロリズマブの効果、AMLへのベネトクラクスの効果、アミロイドーシスに対するダラツムマブの効果、鎌状赤血球症に対するCOVID-19の影響について検討した4演題を紹介する。ベネトクラクス+アザシチジンが高齢の未治療AMLのOSを改善Courtney D. DiNardo(MD Anderson Cancer Center, Houston, Texas, USA)2020.07.22 -
EHA2020 Virtualレポート④ Late-breaking Session今年のEHAのLate-Breaking Sessionでは7演題が選ばれた。その中で、再発・難治性ホジキンリンパ腫に対するペムブロリズマブの有効性の検討(#2600)、高齢者急性骨髄性白血病(AML)に対するベネトクラクスの有効性の検討(#2601)、真性多血症に対するロペグインターフェロンと瀉血の有効性の比較(#2602)、再発・難治性多発性骨髄腫に対するカルフィルゾミブとイサツキシマブの併用効果の検討(#2603)、アミロイドーシスに対するダラツムマブの有効性の検討(#2604)の5演題は、新しい治療法に関する臨床試験結果の報告であった。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)関連では2演題が選ばれ、COVID-19による血管内皮傷害で凝固異常が発症(#2605)とCOVID-19により鎌状赤血球症などでリスクが高まる(#2606)であった。
この中から再発・難治性ホジキンリンパ腫に対するペムブロリズマブの効果、AMLへのベネトクラクスの効果、アミロイドーシスに対するダラツムマブの効果、鎌状赤血球症に対するCOVID-19の影響について検討した4演題を紹介する。ホジキンリンパ腫へのペムブロリズマブの投与 ブレンツキシマブ・ベドチンとの比較でPFSを延長Pier Luigi Zinzani(University of Bologna, Bologna, Italy)2020.07.22 - EHA2020 Virtualレポート③ COVID-19 & Hematology Session: Current and Future致死性の血栓症の早期発見に注力を 血漿療法と抗ウイルス薬の治験に関心集まる2020.07.16
- EHA2020 Virtualレポート② COVID-19 & Hematology Session: Clinical managementコロナ禍の造血器腫瘍の治療においては、腫瘍治療の遅滞回避が重要2020.07.16
- EHA2020 Virtualレポート① バーチャルミーティング開催COVID-19の影響受け、初のバーチャルミーティング開催 主要セッションをライブ配信、オンデマンドでも2020.07.16
- 日本感染症学会 COVID-19シンポジウム③既存薬の有効性や投与時期の検討始まる 専門家有志による分かりやすい情報発信も2020.05.21
- 日本感染症学会 COVID-19シンポジウム②無症状者や軽症者が8〜9割を占める 陽性無自覚の状態で感染拡大の可能性2020.05.14
- 日本感染症学会 COVID-19シンポジウム①新型コロナウイルス感染症情報をweb講演会で発信 クラスター解析、臨床試験の最新の知見が集結2020.04.30
- 第42回日本造血細胞移植学会総会のみどころ(総会は中止となりました)「移植は多くの人の努力で成り立っている」 技術の進歩より大切なことを再認識する場に2020.03.05
2019年開催
- 第61回日本小児血液・がん学会学術集会レポート② シンポジウム8 CAR-T療法CAR-T療法、次世代に向け開発進む コスト低減、標的分子の多様化などが焦点2020.03.26
- 第61回日本小児血液・がん学会学術集会レポート① シンポジウム4 凝固異常血友病に対する新規治療薬の有効性などを報告 半減期延長製剤など治療選択の幅が広がる2020.03.19
- ASH2019注目テーマ Late-Breaking Abstracts Session #6再発難治MM治療でのダラツムマブの上乗せでカルフィルゾミブ+デキサメタゾン2剤よりPFSが延長Saad Z. Usmani(Atrium Health, Charlotte, NC)2020.02.27
- ASH2019注目テーマ Late-Breaking Abstracts Session #355歳以上のAML寛解導入療法後の維持療法 経口アザシチジンがOS、RFSを改善Andrew H. Wei(The Alfred Hospital, Melbourne, AUS)2020.02.20
- ASH2019注目テーマ Late-Breaking Abstracts Session #1小児・AYA世代の初回の再発B-ALLに対しブリナツモマブは化学療法より再寛解導入に有用Patrick A. Brown(Division of Pediatric Oncology, Sidney Kimmel Comprehensive Cancer Center, Johns Hopkins University, Baltimore, MD)2020.02.20
- ASH2019注目テーマ JALSGの臨床研究結果日本人のALL、AML、MDSの治療について3つの臨床試験の結果が報告される2020.02.13
- ASH2019注目テーマ BTK阻害薬原発性マクログロブリン血症および中枢神経系原発悪性リンパ腫に対する第2世代BTK阻害薬の期待2020.02.06
- ASH2019注目テーマ 再発・難治性MMに挑むCAR-T療法再発・難治性MMに対する新規CAR-T療法 BCMAやCD38が標的、完全奏効例も多い2020.01.30
- ASH2019注目テーマ CAR-T療法を巡る新潮流次世代免疫療法はすぐに使える既製品(off-the-shelf)に CAR-T療法後の再発例にも二重特異性抗体は有効2020.01.23
- ASH2019スペシャルインタビュー Scientific Program網羅的遺伝子解析により多様なニッチ細胞の存在が明らかに Dynamic Change of the Hematopoietic Stem Cell Niche須田年生(熊本大学 国際先端医学研究機構 卓越教授、シンガポール国立大学がん研究所 教授)2020.01.16
- ASH2019スペシャルレポート6人の専門医がASHの最新トピックスを紹介第61回米国血液学会年次総会(ASH2019)2019.12.19
- JSH2019レポート(6)第81回日本血液学会学術集会振り返り開幕と閉会が“つながり”、安堵 「明るい未来を描き、今を一生懸命に」を伝える2019.12.12
- JSH2019レポート(5) Symposium 9 「がん免疫療法の進歩」さまざまな新規CAR-Tが開発中 奏効率アップを目指し併用療法の検討も2019.11.21
- JSH2019レポート(4) Symposium 1 「造血不全の分子基盤」スプライシング異常、クローン性造血、腸内細菌叢の造血幹細胞制御、微小環境など 5人の演者が最新の研究成果を報告2019.11.14
- JSH2019レポート(3) Clinical Debateスマホを使って聴衆が投票 ディベート前後で結果が逆転したClinical Questionも2019.11.07
- JSH2019レポート(2) Presidential Symposium 1 「AIと未来医療」第3次AIブームのいま 血液疾患治療は変わるのか2019.10.31
- JSH2019レポート(1)第81回日本血液学会学術集会が開催一人ひとりの血液学への“夢”に向かい、今こそ行動を2019.10.24
-
第81回日本血液学会学術集会のみどころ次代を担う若き研究者に「夢」を
楽しく満足度の高い学術集会に2019.09.26 -
第17回日本臨床腫瘍学会学術集会 レポート②-2 シンポジウム5
「造血器腫瘍に対する免疫療法」リンパ腫、多発性骨髄腫、白血病に対する免疫療法の有効性についての最新の解析結果(2/2)2019.09.19 -
第17回日本臨床腫瘍学会学術集会 レポート②-1 シンポジウム5
「造血器腫瘍に対する免疫療法」リンパ腫、多発性骨髄腫、白血病に対する免疫療法の有効性についての最新の解析結果(1/2)2019.09.12 -
第17回日本臨床腫瘍学会学術集会 レポート① ワークショップ2
「がん治療と仕事の両立:医療者に求められる具体的な支援のかたち」がん治療と仕事の両立支援に向け 医療者、企業、がん患者が具体策を提示2019.08.29 - EHA2019レポート⑥ Future implication of management in CMLEHA2019での発表演題の中から、今年の注目トピックスとして公表された口演のレポートをお届けします。CMLでの妊娠例数の77%が出産、98%は正常児 妊娠判明直後のTKI中止で妊娠・出産への影響を抑えるEkaterina Chelysheva(National Research Center for Hematology, Moscow, Russian Federation)2019.08.01
- EHA2019レポート⑤ Late-breaking SessionEHA2019での発表演題の中から、今年の注目トピックスとして公表された口演のレポートをお届けします。再発・難治性CLLにacalabrutinib単剤が有効 標準治療と比較してPFSを有意に改善Paolo Ghia(University Vita-Salute San Raffaele, Milan, Italy)2019.08.01
- EHA2019レポート④ Late-breaking SessionEHA2019での発表演題の中から、今年の注目トピックスとして公表された口演のレポートをお届けします。再発・難治性MMへのベネトクラクス併用でPFSが改善 ただし、OSは併用なしの方が良好な結果にShaji K. Kumar(Mayo Clinic, Rochester, MN, USA)2019.07.25
- EHA2019レポート③ Aggressive lymphomas - New agentsEHA2019での発表演題の中から、今年の注目トピックスとして公表された口演のレポートをお届けします。再発・難治性リンパ腫の“don’t eat me”シグナルを封じる Hu5F9-G4とリツキシマブ併用のがん免疫療法Mark Roschewski(National Cancer Institute, Bethesda, United States)2019.07.25
- EHA2019レポート② Presidential SymposiumEHA2019での発表演題の中から、今年の注目トピックスとして公表された口演のレポートをお届けします。未治療CLLへのベネトクラクスとオビヌツズマブの併用 12カ月間の投与でPFSが改善、MRD陰性率も高くKirsten Fischer(Department I of Internal Medicine and Center of Integrated Oncology Cologne Bonn, University Hospital, Cologne, Germany)2019.07.18
- EHA2019レポート① Presidential SymposiumEHA2019での発表演題の中から、今年の注目トピックスとして公表された口演のレポートをお届けします。移植適応の初発MMへのダラツムマブ併用で地固め療法後の厳格な完全奏効率が改善Philippe Moreau(Hematology, University Hospital Hotel-Dieu, Nantes, France)2019.07.18
- EHA2019スペシャルインタビュー② Late-Breaking Oral Session特定の腸内細菌が骨髄の造血応答を活性化することをつきとめる滝澤仁(熊本大学 国際先端医学研究機構 副機構長・特別招聘教授)2019.07.11
- EHA2019スペシャルインタビュー① EHA-JSH Joint Symposiumわが国で開発が進む多発性骨髄腫に対する新たなCAR-T療法 ヒトに対する効果や安全性の検証が次のステップ保仙直毅(大阪大学大学院 医学系研究科 癌幹細胞制御学寄附講座 准教授)2019.07.04
- EHA2019スペシャルレポート1万2600人以上が参加、過去最大規模に わが国の基礎・臨床の研究に注目集まる第24回欧州血液学会(EHA2019)2019.06.27
- 骨髄腫学会2019レポート③ シンポジウム2「合併症の病態に基づく骨髄腫の最適な治療選択」合併症を有する多発性骨髄腫の治療選択 ~アミロイドーシス、骨病変への対応~2019.06.20
- 骨髄腫学会2019レポート②-2 Pros and Cons「自家移植後の維持療法は必要か?どのような患者が適応で、どのような維持療法が良いのか?」Pros:レナリドミドによるPFS延長は確立されている Cons:細胞遺伝学、MRD、免疫能を考慮した対応を(後編:Cons)2019.06.13
- 骨髄腫学会2019レポート②-1 Pros and Cons「自家移植後の維持療法は必要か?どのような患者が適応で、どのような維持療法が良いのか?」Pros:レナリドミドによるPFS延長は確立されている Cons:細胞遺伝学、MRD、免疫能を考慮した対応を(前編:Pros)2019.06.06
- 骨髄腫学会2019レポート① 会長講演「プレシジョンメディシン時代における多発性骨髄腫治療の展望」第44回日本骨髄腫学会が開催 「個性に基づく治療」の実現に向け活発な議論2019.05.30
- JSHCT2019レポート(5) 第41回日本造血細胞移植学会総会振り返り移植を科学の目で見つめ直す機会に 学会は多施設・多職種が連携するチーム2019.05.09
- JSHCT2019レポート(4) シンポジウム3「Basic science in cellular medicine」iPS細胞、エピジェネティクス、新規シーケンス技術 最新の基礎研究の成果と血液疾患への応用の可能性2019.04.18
- JSHCT2019レポート(3) 看護シンポジウム「AYA世代の造血幹細胞移植医療と支援のあり方~AYA世代の未来のために~」さまざまな困難を抱えるAYA世代のがん患者 新たな研究会や患者団体が支援に乗り出す2019.04.04
- JSHCT2019レポート(2) 会長シンポジウム小児の移植後の生活を考慮した治療選択へ 妊孕性の温存は専門医との密接な連携で2019.03.28
- JSHCT2019レポート(1)第41回日本造血細胞移植学会が開催 “Rapid Fire Presentation”など新企画が関心を集める2019.03.22
- 第41回日本造血細胞移植学会総会のみどころ「小児」「AYA世代」の移植にも焦点を当てる2019.02.28
2018年開催
- 第60回日本小児血液・がん学会学術集会レポート② 特別講演ダウン症に伴う急性巨核芽球性白血病は遺伝子異常とエピゲノムの変化で発症2019.02.21
- 第60回日本小児血液・がん学会学術集会レポート① 特別講演PD-L1遺伝子異常によりがん細胞が免疫回避 HTLV-1やEBVの感染がその機序に関与2019.02.14
- ASH2018 注目テーマ Late-Breaking Abstracts Session #4イブルチニブとリツキシマブの併用で未治療若年CLLのPFSとOSを延長Tait D. Shanafelt(Stanford University, Stanford, CA)2019.02.07
- ASH2018 注目テーマ Late-Breaking Abstracts Session #2移植非適応の高齢初発MM患者に対しダラツムマブ+Rd療法がPFSを延長Thierry Facon(Service des Maladies du Sang, Hôpital Claude Huriez, Lille, France)2019.02.07
- ASH2018 注目テーマ Plenary Session #6未治療高齢者CLLに対するイブルチニブ投与は従来のリツキシマブ併用化学療法よりPFSを延長Jennifer A. Woyach(The Ohio State University Comprehensive Cancer Center, The Ohio State University, Columbus, OH)2019.01.31
- ASH2018 注目テーマ Plenary Session #1Luspaterceptによって、低リスクMDSの赤血球輸血依存の回避が高い割合で達成Alan F. List(Moffitt Cancer Center, Tampa, FL)2019.01.31
- ASH2018 注目テーマ 個別化医療MDSの予後予測、移植成績の向上に個別化医療が貢献 機械学習法、ビッグデータの活用など新技術を応用2019.01.24
- ASH2018 注目テーマ CAR-T療法再発難治DLBCL、小児・若年成人B-ALLに対するCAR-T療法による持続的効果が報告される2019.01.17
- JSH2018レポート(5) Symposium「Rising star in JSH」国際的評価を受けた6人の“期待の星” 血液学会の基礎研究の将来を担う2019.01.17
- ASH2018 注目テーマ 鎌状赤血球症 今回のASHでは、赤血球系の様々な疾患についての研究結果がクローズアップされ、鎌状赤血球症に関する報告も注目を集めた。アフリカではサブサハラ(サハラ砂漠以南の地域)の4カ国におけるヒドロキシウレアの治療効果についての検討が行なわれ、また、米国ではハプロ移植の有効性と安全性の検討が行なわれ、それらの結果が報告された。鎌状赤血球症の治療の進展を示す結果が相次ぐ 移植やヒドロキシウレアなどの治療効果が明らかに2019.01.10
- ASH2018スペシャルレポート6人の専門医がASHの最新トピックスを紹介第60回米国血液学会年次総会(ASH2018)2018.12.13
- JSH2018レポート(4) JSH2018振り返り血液学のさらなる発展を確認できた80回学術集会 国際化の流れが定着、若手の成長に期待2018.12.06
- JSH2018レポート(3) Asian Joint Panel Discussion「B-cell malignancy including multiple myeloma」アジアにおけるB細胞リンパ腫について 7つの国・地域が臨床試験の結果などを報告2018.11.15
- 第16回日本臨床腫瘍学会学術集会 レポート③-2 シンポジウム15「造血器腫瘍に対する治療概念の進化」(後編)AMLはリスクを層別化した精密医療の次代に TKIによる深い寛解でCMLは治療中止も可能に2018.11.08
- JSH2018レポート(2) 会長講演「造血器腫瘍における治療標的としてのチロシンキナーゼ」活性型変異のあるチロシンキナーゼの機能を解析 AMLの新規治療、CMLの治癒に向け研究開発を続ける2018.11.01
- 第16回日本臨床腫瘍学会学術集会 レポート③-1 シンポジウム15「造血器腫瘍に対する治療概念の進化」(前編)分子標的薬が治療を変えたリンパ腫、骨髄腫 MDSでは免疫チェックポイント阻害薬にも期待2018.11.01
- JSH2018レポート(1)第80回日本血液学会学術集会が開催先人の熱意と献身を次代に引き継ぎ、さらに前進2018.10.25
- 第16回日本臨床腫瘍学会学術集会 レポート② シンポジウム6「AYA世代のがん治療の現況と展望」小児科や成人科への振り分けではなく“AYA世代のがん”としての診療と支援を2018.10.18
- 第16回日本臨床腫瘍学会学術集会 レポート① 合同シンポジウム2(日本緩和医療学会/日本臨床腫瘍学会)「腫瘍学と緩和ケアの統合:どのように実践するか?」早期からの緩和ケアの実践を目指し臨床現場での腫瘍学との統合を議論2018.10.11
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第80回日本血液学会学術集会のみどころ80周年の節目を迎えた日本血液学会
先達の業績を引き継ぎ発展させるきっかけに2018.10.04 - 第58回日本リンパ網内系学会総会 レポート① シンポジウム3「免疫チェックポイント阻害によるリンパ腫治療の可能性」ホジキンリンパ腫以外の悪性リンパ腫に対する免疫チェックポイント阻害療法の可能性を議論2018.09.20
- EHA2018レポート②-4 Presidential Symposium EHA2018のPresidential Symposiumでは、Best Abstractsとして選ばれた6演題の発表があった。その中から、特に注目を集めた4演題について紹介する。輸血による鉄過剰症は、M2型マクロファージの分化を促進し、感染症に対する自然免疫応答を鈍らせるFrancesca Vinchi(Iron Research Program, New York Blood Center, New York, United States)2018.09.06
- EHA2018レポート②-3 Presidential Symposium EHA2018のPresidential Symposiumでは、Best Abstractsとして選ばれた6演題の発表があった。その中から、特に注目を集めた4演題について紹介する。未治療の進行期濾胞性リンパ腫に対する、レナリドミド+リツキシマブ併用療法はリツキシマブ+化学療法の有効性と同等Frank Morschhauser(Department d' Hematologie, Centre Hospitalier Universitaire Régional de Lille, Unité GRITA, Lille, France)2018.09.06
- EHA2018レポート②-2 Presidential Symposium EHA2018のPresidential Symposiumでは、Best Abstractsとして選ばれた6演題の発表があった。その中から、特に注目を集めた4演題について紹介する。未治療のCLLに対するオビヌツズマブ+chlorambucil併用 リツキシマブ+chlorambucilに比して有意にOSを改善Valentin Goede(German CLL Study Group, Department I of Internal Medicine, Center of Integrated Oncology, University Hospital, Cologne, Germany;Oncogeriatric Unit, Department of Geriatric Medicine,St Marien Hospital,Cologne,Germany)2018.08.23
- EHA2018レポート②-1 Presidential Symposium EHA2018のPresidential Symposiumでは、Best Abstractsとして選ばれた6演題の発表があった。その中から、特に注目を集めた4演題について紹介する。2つの抗原を標的とするCLL1-CD33 CAR-T細胞療法 再発・難治性AML患者に対する臨床成績は良好Fang Liu(Department of Hematology, Chengdu Military General Hospital, Chengdu, China)2018.08.23
- EHA2018レポート①-2 Late-Breaking Oral Session EHA2018の最終日に行なわれたLate-Breaking Oral Sessionでは、わが国の施設も参加した臨床研究の結果が2題、報告された。一つは発作性夜間血色素尿症(PNH)の治療に用いられるエクリズマブの後継薬となるRavulizumabについての、エクリズマブに対する非劣性試験の結果、もう一つは、再発・難治性多発性骨髄腫に対し、ポマリドミドと低用量デキサメタゾンの併用療法(Pd療法)と、それにエロツズマブを加えたEPd療法の治療成績を比較した臨床試験の結果である。この2演題について紹介する。再発・難治性多発性骨髄腫に対するエロツズマブ+Pd療法がPFSを延長Meletios Dimopoulos(National and Kapodistrian University of Athens, Athens, Greece)2018.08.09
- EHA2018レポート①-1 Late-Breaking Oral Session EHA2018の最終日に行なわれたLate-Breaking Oral Sessionでは、わが国の施設も参加した臨床研究の結果が2題、報告された。一つは発作性夜間血色素尿症(PNH)の治療に用いられるエクリズマブの後継薬となるRavulizumabについての、エクリズマブに対する非劣性試験の結果、もう一つは、再発・難治性多発性骨髄腫に対し、ポマリドミドと低用量デキサメタゾンの併用療法(Pd療法)と、それにエロツズマブを加えたEPd療法の治療成績を比較した臨床試験の結果である。この2演題について紹介する。PNHへの8週間隔のravulizumab投与は2週間隔のエクリズマブ投与に対し非劣性Jong Wook Lee(Department of Hematology, Seoul St. Mary’s Hospital, College of Medicine, The Catholic University of Korea, Seoul, Korea, Republic Of)2018.08.09
- EHA2018スペシャルレポート臨床・研究の最新トレンドとわが国の若手研究者の活躍第23回欧州血液学会(EHA2018)2018.08.02
- EHA2018スペシャルレポート わが国の若手研究者の発表より(3) EHA2018では約2,800の採択演題のうち4割以上が誌上発表のみであったため、口演発表の採択率がとても低く、著名な研究者でもポスターで発表する姿がみられました。ここでは、EHAで初めて口演発表、ポスター発表を行なった日本の若手研究者3名に注目し、ご研究内容とEHA発表後の感想をお聞きしました。FLからDLBCLへの形質転換を簡便に判定するための新しい評価指標を提案七條敬文(国立がん研究センター中央病院 血液腫瘍科)2018.08.02
- EHA2018スペシャルレポート わが国の若手研究者の発表より(2) EHA2018では約2,800の採択演題のうち4割以上が誌上発表のみであったため、口演発表の採択率がとても低く、著名な研究者でもポスターで発表する姿がみられました。ここでは、EHAで初めて口演発表、ポスター発表を行なった日本の若手研究者3名に注目し、ご研究内容とEHA発表後の感想をお聞きしました。Nestin陽性細胞におけるNotchシグナルの造血に関する役割を発見坂本竜弘(筑波大学附属病院 血液内科)2018.07.26
- EHA2018スペシャルレポート わが国の若手研究者の発表より(1) EHA2018では約2,800の採択演題のうち4割以上が誌上発表のみであったため、口演発表の採択率がとても低く、著名な研究者でもポスターで発表する姿がみられました。ここでは、EHAで初めて口演発表、ポスター発表を行なった日本の若手研究者3名に注目し、ご研究内容とEHA発表後の感想をお聞きしました。コヒーシン遺伝子STAG2が造血系に及ぼす影響を条件付きノックアウトマウスの解析を通じて解明越智陽太郎(京都大学大学院医学研究科 腫瘍生物学講座)2018.07.19
- 日本骨髄腫学会2018レポート(5) 招待講演「セレブロンの発見とセレブロンモジュレーターによる治療応用」半田ビーズで発見したセレブロンにより、薬理作用の解明、創薬へと展開半田宏(東京医科大学 ナノ粒子先端医学応用講座)2018.06.28
- 日本骨髄腫学会2018レポート(4) 会長講演「POEMS症候群の克服に向けて~分子病態解明と新規治療法の確立」分子病態の解明が進み、自家移植による治療成績も向上中世古知昭(国際医療福祉大学 医学部 血液内科学)2018.06.14
- 日本骨髄腫学会2018レポート(3) シンポジウム3「新規分子標的療法と免疫療法、CAR-T細胞療法の新展開」CAR-T細胞療法の国内開発の準備進む 有害事象のマネジメント体制の確立が必須田村秀人(日本医科大学)・今井陽一(東京大学)・大嶺謙(自治医科大学)・保仙直毅(大阪大学)2018.06.07
- 日本骨髄腫学会2018レポート(2) シンポジウム4「更なる新規薬剤時代の多発性骨髄腫の治療戦略」新規治療薬の併用療法で治療成績がさらに向上 遺伝子解析に基づく個別化医療も視野にSaad Z. Usmani(Levine Cancer Institute)・A. Keith Stewart(Mayo Clinic)・角南一貴(岡山医療センター)・丸山大(国立がん研究センター中央病院)2018.05.31
- 日本骨髄腫学会2018レポート(1) シンポジウム2「骨髄腫診断の進歩、MRD、合併症のマネージメント」各種のMRD測定法の比較結果が明らかに 画像診断ではlow-dose全身CTの有用性が示される髙松博幸(金沢大学)・末永孝生(亀田総合病院)・三木浩和(徳島大学)・三澤園子(千葉大学)2018.05.24
- JSHCT2018レポート(6) 総会会長・豊嶋崇徳氏に聞く世代を超え造血細胞移植の“バトン”を渡す 学会の国際化に向けた改革の一歩に2018.05.17
- JSHCT2018レポート(4)-4成人Ph陰性ALLの寛解後療法の選択はMRD測定によるリスク評価に応じて行う長藤宏司(久留米大学医学部 内科学講座 血液・腫瘍内科部門)2018.05.10
- JSHCT2018レポート(5) 総会2日目に行われた「会長シンポジウム」(座長:慶応義塾大学・岡本真一郎氏、北海道大学・豊嶋崇徳氏)。「The Future of SCT」というテーマで、日米欧の3名の研究者が、未来の造血幹細胞移植について講演した。日本の発表者の豊嶋崇徳氏をはじめ、それぞれが造血幹細胞移植の“夢”を語った。GVHDの標的臓器における最新の分子病態を総括 同種移植発展のために、不断の研究を呼びかける豊嶋崇徳(北海道大学 大学院 医学研究院 内科系部門 内科学分野 血液内科学)2018.04.26
- JSHCT2018レポート(4)-3PTCyを用いたHLA半合致移植によって高いGVHD抑制効果と生着率が示される杉田純一(北海道大学病院 血液内科)2018.04.19
- JSHCT2018レポート(4)-2MRD陰性を治療の目標に 多くの新薬が臨床導入された現在も、移植の役割は大きいMeletios A. Dimopoulos(Department of Clonical Therapeutics, the National and Kapodistrian University of Athens, School of medicine, Greece)2018.04.05
- JSHCT2018レポート(4)-1進行期ホジキンリンパ腫に対する新規治療薬 化学療法、移植後地固め療法で高い効果Robert W. Chen(City of Hope Hospital Duarte, Comprehensive Cancer Center, U.S.A.)2018.03.29
- JSHCT2018レポート(3)-3 「優れた研究内容を、皆で認め称賛する場を作りたい」という豊嶋崇徳会長の強い思いから、本総会で初めて設けられた「プレナリーセッション」。一般口演の中から特に優れた3演題が選ばれ、気鋭の研究者たちによって発表された。参加者で埋めつくされた会場からは研究を讃える多くの声や研究に関する質問が投げかけられた。皮膚慢性GVHDの線維化の改善にHSP47 siRNA含有ビタミンA結合リポソームの効果山川知宏(北海道大学病院 血液内科、札幌北楡病院 血液内科)2018.03.22
- JSHCT2018レポート(3)-2 「優れた研究内容を、皆で認め称賛する場を作りたい」という豊嶋崇徳会長の強い思いから、本総会で初めて設けられた「プレナリーセッション」。一般口演の中から特に優れた3演題が選ばれ、気鋭の研究者たちによって発表された。参加者で埋めつくされた会場からは研究を讃える多くの声や研究に関する質問が投げかけられた。HLA不適合強度減弱前処置移植において4GyのTBI施行が再発高リスク症例に対し有用藤原慎一郎(自治医科大学 血液科)2018.03.15
- JSHCT2018レポート(3)-1 「優れた研究内容を、皆で認め称賛する場を作りたい」という豊嶋崇徳会長の強い思いから、本総会で初めて設けられた「プレナリーセッション」。一般口演の中から特に優れた3演題が選ばれ、気鋭の研究者たちによって発表された。参加者で埋めつくされた会場からは研究を讃える多くの声や研究に関する質問が投げかけられた。強度減弱前治療と移植後シクロホスファミドはHLA半合致末梢血幹細胞移植のGVHD予防効果を高める杉田純一(北海道大学病院 血液内科)2018.03.15
- JSHCT2018レポート(2)移植施設、採取施設に多くの要望が出される 「移植医は移植支援組織の活動に関心を」造血幹細胞移植推進事業フォーラム2018.02.22
- JSHCT2018レポート(1)第40回日本造血細胞移植学会総会が開催北の大地に3100人が参集し、熱く議論2018.02.22
- 第40回日本造血細胞移植学会総会のみどころ同じ場所に集い、心を一つにして次のステップへ2018.01.18
2017年開催
- ASH2017 注目演題 Plenary Session #6ホジキンリンパ腫に対するブレンツキシマブ ベドチン併用療法は数十年続く標準治療より病勢進行や死亡などのリスクを23%軽減Joseph M. Connors(British Columbia Cancer Agency, Vancouver, BC, Canada)2018.03.01
- ASH2017 注目演題 Plenary Session #4TPOとIFNγのヘテロ二量体が造血幹細胞/前駆細胞のシグナル伝達と生存を阻害Luigi j. Alvarado(National Institutes of Health, Bethesda, MD, USA)2018.03.01
- ASH2017 注目演題 CAR-T細胞療法 患者の体内から取り出したT細胞を遺伝子操作し、CD19を標的としてがんを攻撃する能力を高め、再び体内に戻すという"究極の個別化医療"といえるキメラ抗原受容体(CAR)T細胞療法が、ASH2017でも注目を集めた。ここではB細胞に由来する悪性リンパ腫に対するCAR-T細胞療法の有効性を検証した「JULIET」「ZUMA-1」の臨床試験の結果を紹介する。再発・難治性非ホジキンリンパ腫に対しCAR-T細胞療法の奏効は1年以上持続Sattva S. Neelapu(The University of Texas MD Anderson Cancer Center, Houston, TX, USA)2018.03.01
- ASH2017 注目演題 CAR-T細胞療法 患者の体内から取り出したT細胞を遺伝子操作し、CD19を標的としてがんを攻撃する能力を高め、再び体内に戻すという"究極の個別化医療"といえるキメラ抗原受容体(CAR)T細胞療法が、ASH2017でも注目を集めた。ここではB細胞に由来する悪性リンパ腫に対するCAR-T細胞療法の有効性を検証した「JULIET」「ZUMA-1」の臨床試験の結果を紹介する。再発・難治性DLBCLに対しCAR-T細胞療法が高い有効性示すStephen J. Schuster(Lymphoma Program, Abramson Cancer Center, University of Pennsylvania, Philadelphia, PA, USA)2018.03.01
- ASH2017 Late Breaking Abstracts Session ASH2017の中で最もエキサイティングかつ世界的な注目を集める最新の話題について紹介されるLate Breaking Abstracts Session。腫瘍関連疾患および非腫瘍関連疾患あわせて75演題以上のノミネート演題から6演題が選ばれた。ここでは、そのなかでも特に注目された4演題について紹介する。LBA #6―Edoxabanによるがん合併のVTEの治療は、標準治療薬であるDalteparinに対して有効性・安全性ともに非劣性であることが明らかにGary E. Raskob(College of Public Health, University of Oklahoma College of Public Health, Oklahoma City, OK, USA)2018.01.25
- ASH2017 Late Breaking Abstracts Session ASH2017の中で最もエキサイティングかつ世界的な注目を集める最新の話題について紹介されるLate Breaking Abstracts Session。腫瘍関連疾患および非腫瘍関連疾患あわせて75演題以上のノミネート演題から6演題が選ばれた。ここでは、そのなかでも特に注目された4演題について紹介する。LBA #4―移植不適応のNDMMに対するDaratumumab+VMP(D-VMP)療法はVMP療法よりも有効Maria-Victoria Mateos(University Hospital of Salamanca/IBSAL, Salamanca, Spain)2018.01.25
- ASH2017 Late Breaking Abstracts Session ASH2017の中で最もエキサイティングかつ世界的な注目を集める最新の話題について紹介されるLate Breaking Abstracts Session。腫瘍関連疾患および非腫瘍関連疾患あわせて75演題以上のノミネート演題から6演題が選ばれた。ここでは、そのなかでも特に注目された4演題について紹介する。LBA #2―R/R CLLに対するVenetoclaxとリツキシマブの併用効果は、ベンダムスチンとリツキシマブの併用よりも高いJohn F. Seymour(Peter MacCallum Cancer Centre, Royal Melbourne Hospital, and University of Melbourne, Australia)2018.01.25
- ASH2017 Late Breaking Abstracts Session ASH2017の中で最もエキサイティングかつ世界的な注目を集める最新の話題について紹介されるLate Breaking Abstracts Session。腫瘍関連疾患および非腫瘍関連疾患あわせて75演題以上のノミネート演題から6演題が選ばれた。ここでは、そのなかでも特に注目された4演題について紹介する。LBA #1―aTTPに対するCaplacizumabの高い効果が明らかにMarie Scully(Department of Haematology, University College London Hospitals NHS Trust, London, United Kingdom)2018.01.25
- ASH2017スペシャルレポート7人の専門医がASHの最新トピックスを紹介第59回米国血液学会年次総会(ASH2017)2018.01.11
- JSH2017レポート(6) 学会長による振り返り“Innovation”と“Creation”を具体的な形に 新規の企画に多くの人が関心寄せる学術集会会長・木崎昌弘氏に聞く2017.12.07
- JSH2017レポート(5)ポスター演題の中から詳細に考察された20題を選抜 エキスパートによる司会進行で議論が深まるECR(Excellent Case Report)2017.11.30
- JSH2017レポート(4)白血病の新たな発症機序や多発性骨髄腫とERストレスの関連など 最新の研究成果が注目を集めるPlenary Session2017.11.24
- JSH2017レポート(3)海外の自らのラボで白血病の分子病態解明に挑む 若き研究者5人が集結Presidential Symposium2017.11.16
- JSH2017レポート(2)血液内科医を取り巻く社会の変化を幅広く議論SHI(Socio-Hematology Issues)シンポジウム2017.11.10
- JSH2017レポート(1)第79回日本血液学会学術集会が開催“刷新と創造”をテーマに7000人が参集2017.10.26
- 第79回日本血液学会学術集会のみどころ若手血液内科医の育成と学会の国際化を具現化2017.10.20