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学会レポートCongress Report

EHA2021 Virtualレポート④ Late-breaking Session #LB1903第26回欧州血液学会(EHA2021)は、2021年6月9~17日まで、昨年と同様にバーチャルミーティング形式での開催となった。新型コロナウイルスの感染が収束しないことに対応したもので、オープニングセレモニーで会長のJohn Gribbe氏(英国・Queen Mary大学)は「対面でのコミュニケーションはできないが、EHAは血液学領域の医師や研究者が情報交換する場を提供するという役割は変わらない」と述べた。
EHA2021では、会長シンポジウムやプレナリーセッション、Late-breaking Session、EHAと各国の血液学会とのジョイントシンポジウムなどの主要セッションがライブ配信され、ほとんどのオーラルセッションとe-ポスターセッションなどがオンデマンド配信された。

再発・難治性DLBCL患者に対して
naratuximab emtansine+リツキシマブが有用 Safety and Efficacy of CD37-Targeting Naratuximab Emtansine plus Rituximab in Diffuse Large B-Cell Lymphoma and other Non-Hodgkin's B-Cell Lymphomas – a Phase 2 Study

Yair Levy(Texas Oncology-Baylor Charles A. Sammons Cancer Center, United States)

再発・難治性のびまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)とその他のB細胞非ホジキンリンパ腫(B-NHL)の患者に対する、抗体薬物複合体(ADC)のnaratuximab emtansineとリツキシマブの併用療法は、良好で持続的な奏効が得られ、管理可能な安全性プロファイルを示すことが明らかになった。これは、非盲検第Ⅱ相臨床試験の結果で、報告した米国・Texas Oncology-Baylor Charles A. Sammons Cancer CenterのYair Levy氏は「再発・難治性DLBCLの魅力的な治療選択肢になり得る」と述べた(#LB1903)。