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血液学の最新論文(2019年9月リリース分)すべて見る

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この人に聞くThe Experts
血友病Aにおける第Ⅷ因子の研究を40年 “夢のような”治療薬エミシズマブの創出へ(後編) 血友病Aにおける第Ⅷ因子の研究を40年 “夢のような”治療薬エミシズマブの創出へ(後編)嶋緑倫(奈良県立医科大学 小児科学教室 教授)2019.10.10第Ⅷ因子の研究成果を引っ提げ、1989年に帰国しました。遺伝子工学の進歩により血友病治療製剤の開発は急速に進み、すでに1984年に『Nature』誌に遺伝子組み換え第Ⅷ因子の作製が発表され、1993年には遺伝子組み換え製剤が登場しました。2000年代から、わが国でも第Ⅷ因子製剤を定期的に注射して出血を予防する定期補充療法が普及することとなりました。
この人に聞くThe Experts
血友病Aにおける第Ⅷ因子の研究を40年 “夢のような”治療薬エミシズマブの創出へ(前編) 血友病Aにおける第Ⅷ因子の研究を40年 “夢のような”治療薬エミシズマブの創出へ(前編)嶋緑倫(奈良県立医科大学 小児科学教室 教授)2019.10.03「この人に聞く」のシリーズ第9回では、奈良県立医科大学小児科学教室教授の嶋緑倫氏にお話をうかがいました。奈良県立医科大学を卒業後、小児科医局に入局、以来血友病の診療と研究、特に血友病Aの原因である第Ⅷ因子の活性についての研究を続け、2018年に血友病Aの治療概念を変えるバイスペシフィック抗体エミシズマブの臨床応用にこぎ着けました。嶋氏は第80回日本血液学会学術集会で第7回日本血液学会賞を受賞。「患者さんに良くなってほしいという気持ちを持ち続け、諦めずに研究に取り組めば、何かのきっかけで大きく進展していく」と話します。
この論文に注目!Focus on
2019年10月の注目論文(Vol. 1) 2019年10月の注目論文(Vol. 1)柴山浩彦(大阪大学大学院 医学系研究科 血液・腫瘍内科学 准教授)2019.10.03血液専門医である「Hematopaseo」のアドバイザリーボードメンバーが、血液領域の最新論文から注目すべきものをピックアップ。2019年10月分(Vol. 1)は、柴山浩彦氏が担当します。
Hematopaseoからのお知らせInformation
「Hematopaseo」第5号(無料)のお届けについて 「Hematopaseo」第5号(無料)のお届けについて2019.10.03このたび「Hematopaseo」第5号を発行いたしました。医師、薬剤師、看護師、医学生・医療系学生、および一般企業を除く医療関連機関にご所属の会員の方で、情報誌の発送をご希望のみなさまに「Hematopaseo」第5号を発送いたします。
学会レポートCongress Report
第81回日本血液学会学術集会のみどころ 第81回日本血液学会学術集会のみどころ次代を担う若き研究者に「夢」を
楽しく満足度の高い学術集会に
2019.09.26第81回日本血液学会学術集会が、2019年10月11日~13日の3日間にわたって、東京国際フォーラム(東京都千代田区)で開催される。テーマは『The Future is Now』。20世紀の米国を代表する文化人類学者のMargaret Mead女史の言葉を借りた。「この言葉が意味するところは、“未来は、いま行っていることの結果”。一人ひとりが抱く夢に向かって今から行動しようという意味を込めた」と会長の小松則夫氏(順天堂大学医学部内科学血液学講座)。「参加者にわくわくしてもらえる学術集会にしたくて、いろいろと知恵を絞った」と語る小松氏に、新しい企画を中心に学術集会のみどころを聞いた。
施設訪問Visit
提案型の多職種連携がさらに進化 患者と医師・看護師がコアとなり病歴と病状を共有(後編) 提案型の多職種連携がさらに進化 患者と医師・看護師がコアとなり病歴と病状を共有(後編)青森県立中央病院(青森県青森市)2019.09.26入院患者の多くは、管理栄養士が作成した栄養管理計画書に基づいて栄養指導や栄養評価が行なわれる。管理栄養士の長内麻里子氏は「食事内容は、患者さんからの聞き取り後、主治医、受け持ち看護師と相談して最終的に決める。白血球が少ない場合は加熱食とする、必要エネルギーや栄養素が不足している場合には栄養補助食品を活用するなど、安全性と経口摂取量を担保したまま治療が継続できるよう支援している」と話す。
血液学のクロスワードパズルHematoPuzzle
HematoPuzzle #5 史上初!?血液学のクロスワードパズルHematoPuzzle #52019.09.26息ぬきにいかがでしょうか?
学会レポートCongress Report
リンパ腫、多発性骨髄腫、白血病に対する免疫療法の有効性についての最新の解析結果(2/2) 第17回日本臨床腫瘍学会学術集会 レポート②-2 シンポジウム5
造血器腫瘍に対する免疫療法
リンパ腫、多発性骨髄腫、白血病に対する免疫療法の有効性についての最新の解析結果(2/2)2019.09.19シンポジウム5「造血器腫瘍に対する免疫療法」では、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫やホジキンリンパ腫、多発性骨髄腫、急性リンパ性白血病に対するCAR-T細胞療法やバイスペシフィック抗体、免疫チェックポイント阻害薬など様々な免疫療法の有効性について、最新の解析結果が報告され、造血器腫瘍に対する免疫療法の進展が実感されるセッションとなった。
施設訪問Visit
提案型の多職種連携がさらに進化 患者と医師・看護師がコアとなり病歴と病状を共有(中編) 提案型の多職種連携がさらに進化 患者と医師・看護師がコアとなり病歴と病状を共有(中編)青森県立中央病院(青森県青森市)2019.09.19同院血液内科の医師は4人。過疎地の医療の現実がここにある。4人で約60人の入院患者、年間約500人の新患、約2,500人の再来患者、そして断らない移植。日常は多忙を極めている。「看護師が工夫すれば、医師に一層効率良く働いてもらうことができる。外来医師の再来受診予定の患者人数を把握し、それぞれの医師のスケジュールや病棟処置の予定をナースステーションのホワイトボードに記入し情報共有している。看護師が医師の動線をつかめるので、医師が必要としている情報を的確に伝えることができるようになった」(三上氏)。
この論文に注目!Focus on
2019年9月の注目論文(Vol. 2) 2019年9月の注目論文(Vol. 2)坂田麻実子(筑波大学 医学医療系 血液内科 准教授)2019.09.19血液専門医である「Hematopaseo」のアドバイザリーボードメンバーが、血液領域の最新論文から注目すべきものをピックアップ。2019年9月分(Vol. 2)は、坂田麻実子氏が担当します。
学会レポートCongress Report
リンパ腫、多発性骨髄腫、白血病に対する免疫療法の有効性についての最新の解析結果(1/2) 第17回日本臨床腫瘍学会学術集会 レポート②-1 シンポジウム5
造血器腫瘍に対する免疫療法
リンパ腫、多発性骨髄腫、白血病に対する免疫療法の有効性についての最新の解析結果(1/2)2019.09.12シンポジウム5「造血器腫瘍に対する免疫療法」では、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫やホジキンリンパ腫、多発性骨髄腫、急性リンパ性白血病に対するCAR-T細胞療法やバイスペシフィック抗体、免疫チェックポイント阻害薬など様々な免疫療法の有効性について、最新の解析結果が報告され、造血器腫瘍に対する免疫療法の進展が実感されるセッションとなった。
施設訪問Visit
提案型の多職種連携がさらに進化 患者と医師・看護師がコアとなり病歴と病状を共有(前編) 提案型の多職種連携がさらに進化 患者と医師・看護師がコアとなり病歴と病状を共有(前編)青森県立中央病院(青森県青森市)2019.09.12本州の最北端、青森県内唯一の骨髄バンク・臍帯血バンク認定施設(成人)として、年間20~30件の同種造血幹細胞移植を施行している青森県立中央病院の血液内科。1999年から行なわれていた「移植カンファレンス」は、その後、構成メンバーを充実させながら2013年には「血液疾患多職種合同カンファレンス」へと進化した。その一方で、多職種合同カンファレンスが徐々に形骸化しつつあることへの反省から、2019年からは患者の病歴や病状を看護師が主体的に把握することを中核に据えた新たな多職種連携の体制を模索している。
気鋭の群像Young Japanese Hematologist
「MDSの病態形成にHIF1Aが中心的役割」を証明 主流とは異なる目線で研究に取り組み続ける(後編) 「MDSの病態形成にHIF1Aが中心的役割」を証明 主流とは異なる目線で研究に取り組み続ける(後編)林嘉宏(東京薬科大学 生命科学部生命医科学科 腫瘍医科学研究室 講師)2019.09.05続いて、成熟骨髄系細胞の過剰産生を認める慢性期CMLの病態では、BCR-ABLが一部STAT5経路を介してC/EBPβの発現を亢進させ、CML幹細胞から骨髄系細胞への分化・増殖を促すことで、病態形成に深く関与し、同時にCML幹細胞を減少させる作用を持つことを示しました。
この論文に注目!Focus on
2019年9月の注目論文(Vol. 1) 2019年9月の注目論文(Vol. 1)伊豆津宏二(国立がん研究センター中央病院 血液腫瘍科 科長)2019.09.05血液専門医である「Hematopaseo」のアドバイザリーボードメンバーが、血液領域の最新論文から注目すべきものをピックアップ。2019年9月分(Vol. 1)は、伊豆津宏二氏が担当します。
学会レポートCongress Report
がん治療と仕事の両立支援に向け 医療者、企業、がん患者が具体策を提示 第17回日本臨床腫瘍学会学術集会 レポート① ワークショップ2
がん治療と仕事の両立:医療者に求められる具体的な支援のかたち
がん治療と仕事の両立支援に向け 医療者、企業、がん患者が具体策を提示2019.08.29ワークショップ2では「がん治療と仕事の両立:医療者に求められる具体的な支援のかたち」をテーマに、働くがん患者をどうサポートしていくかについて、がん専門医、産業医、企業の人事部、がん患者がそれぞれの立場から支援に向けた取り組みを報告、医療者、職場、地域が連携していくことの重要性を確認した。