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血液学の最新論文(2018年1月リリース分)すべて見る

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学会レポートCongress Report
移植施設、採取施設に多くの要望が出される 「移植医は移植支援組織の活動に関心を」 JSHCT2018レポート(2)移植施設、採取施設に多くの要望が出される 「移植医は移植支援組織の活動に関心を」造血幹細胞移植推進事業フォーラム2018.02.22造血細胞移植学会では、2015年の総会から造血幹細胞移植の推進を目指すセッションを開催している。これまでは、骨髄バンク、臍帯血バンク、日本赤十字社などわが国の造血幹細胞移植を支える組織の活動や取り組みを紹介する場であったが、今回は、座長を務めた日本造血細胞移植学会理事長の岡本真一郎氏の意向により「これまでとは視点を変え、支援組織から移植医療への建設的な意見や要望を発表してもらう場」とした。各組織からは、数多くの課題が山積している中、少しずつ状況改善に向けた取り組みが行われていることが報告され、それに伴う移植施設側への依頼事項や連携強化のための要望が出された。
学会レポートCongress Report
第40回日本造血細胞移植学会総会が開催 JSHCT2018レポート(1)第40回日本造血細胞移植学会総会が開催北の大地に3100人が参集し、熱く議論2018.02.22第40回日本造血細胞移植学会総会(会長:北海道大学大学院医学研究院血液内科教授・豊嶋崇徳氏)が、2018年2月1日(木)〜3日(土)、札幌市のロイトン札幌などを会場に開催された。厳寒の季節にもかかわらず、過去最高となる3118人が参加、各会場で移植を巡る熱い議論が交わされた。メインとなる第1会場で行われた5つのシンポジウムをすべて英語化し、最終日には初めてのプレナリーセッションが行われるなど、豊嶋会長率いる「チーム・てっしー」の学会にかける意気込みが随所に体現された学会となった。「Hematopaseo」では、注目を集めたセッションについて、順次報告していく。
施設訪問Visit
「最適なタイミングで最適な治療を」実践 密な院内連携で道内最多の移植を支え続ける(後編) 「最適なタイミングで最適な治療を」実践 密な院内連携で道内最多の移植を支え続ける(後編)社会医療法人北楡会 札幌北楡病院(北海道札幌市)2018.02.22札幌北楡病院は、開院当初から北海道大学の今村雅寛氏(同院顧問、北海道大学血液内科名誉教授)らとの連携が強固で、「民間病院であっても大学と同じレベルの医療を提供する」という創始者の意向を継承し、現在も、数々の先端医療を実施している。北海道大学血液内科教授の豊嶋崇徳氏などが中心になって実施されている臨床試験にも数多く参加し、現在、血液内科ではハプロ移植の実施やWT1ペプチドを用いた免疫細胞療法にも力を入れている。
この論文に注目!Focus on
2018年2月の注目論文(Vol. 2) 2018年2月の注目論文(Vol. 2)伊豆津宏二(国立がん研究センター中央病院 血液腫瘍科 科長)2018.02.22血液専門医である「Hematopaseo」のアドバイザリーボードメンバーが、血液領域の最新論文から注目すべきものをピックアップ。2018年2月分(Vol. 2)は、伊豆津宏二氏が担当します。
気鋭の群像Young Japanese Hematologist
米国に研究拠点を築いた原動力は粘り強く諦めない心。 小児科を出発点に造血幹細胞の起源を追いかける(後編) 米国に研究拠点を築いた原動力は粘り強く諦めない心。 小児科を出発点に造血幹細胞の起源を追いかける(後編)吉本桃子(テキサス大学ヒューストン マックガヴァン医学校 幹細胞・再生医学研究センター)2018.02.16学位を取った私は、夫と二人でよーいドンで、 アメリカの興味あるラボにCVを一斉に送った。インディアナ大学のDr.Yoderは当時造血幹細胞の発生部位論争において、卵黄嚢に造血幹細胞の活性があるということを再発見した人物であったが、快く私にポスドクのポジションをオファーしてくださった。そして、夫のCVも大学内に回してくださり、無事夫もポスドクのポジションが決まったのである。2歳になる娘を連れて、家族3人のアメリカ生活が始まったのであった。2005年7月のことである。
施設訪問Visit
「最適なタイミングで最適な治療を」実践 密な院内連携で道内最多の移植を支え続ける(前編) 「最適なタイミングで最適な治療を」実践 密な院内連携で道内最多の移植を支え続ける(前編)社会医療法人北楡会 札幌北楡病院(北海道札幌市)2018.02.16札幌北楡病院血液内科は、道内最多の移植数を誇り、全国でもトップクラスの移植施設である。1985年開院以来「最適なタイミングで最適な治療を」という基本理念が病院スタッフに浸透しており、血液内科でも常に新しい治療をいち早く取り入れてきた。患者数が増え続ける中、一人ひとりをきめ細かく観察し、丁寧に対応する血液内科スタッフの姿を紹介する。
気鋭の群像Young Japanese Hematologist
米国に研究拠点を築いた原動力は粘り強く諦めない心。 小児科を出発点に造血幹細胞の起源を追いかける(中編) 米国に研究拠点を築いた原動力は粘り強く諦めない心。 小児科を出発点に造血幹細胞の起源を追いかける(中編)吉本桃子(テキサス大学ヒューストン マックガヴァン医学校 幹細胞・再生医学研究センター)2018.02.08半年間、西川研でES細胞とマウス胎児の培養を学んだ私は、京大の小児科に戻り、当時准教授として医科研から帰ってこられた平家俊男先生(のち京大小児科教授を経て現・尼崎医療センター病院長)の直接指導のもと、マウスES細胞培養のシステムを立ち上げることになった。
この論文に注目!Focus on
2018年2月の注目論文(Vol. 1) 2018年2月の注目論文(Vol. 1)坂田麻実子(筑波大学 医学医療系 血液内科 准教授)2018.02.08血液専門医である「Hematopaseo」のアドバイザリーボードメンバーが、血液領域の最新論文から注目すべきものをピックアップ。2018年2月分(Vol. 1)は、坂田麻実子氏が担当します。
気鋭の群像Young Japanese Hematologist
米国に研究拠点を築いた原動力は粘り強く諦めない心。 小児科を出発点に造血幹細胞の起源を追いかける(前編) 米国に研究拠点を築いた原動力は粘り強く諦めない心。 小児科を出発点に造血幹細胞の起源を追いかける(前編)吉本桃子(テキサス大学ヒューストン マックガヴァン医学校 幹細胞・再生医学研究センター)2018.02.01三重大学卒業後、小児科医として医学の道を進み始め、やがて造血幹細胞への興味を深め、ついに米国に自分の研究拠点を持つに至ったテキサス大学医学部ヒューストン校の吉本桃子氏。神戸、東京、京都と修業の場を移しながら、着実に研究成果を重ね、米国に渡った吉本氏をつき動かした力は“惚れっぽさ”であり、しつこく諦めない“粘り強さ”だった。臨床医から研究者への道のりを綴ってもらった。
学会レポートCongress Report
LBA #6―Edoxabanによるがん合併のVTEの治療は、標準治療薬であるDalteparinに対して有効性・安全性ともに非劣性であることが明らかに ASH2017 Late Breaking Abstracts Session ASH2017の中で最もエキサイティングかつ世界的な注目を集める最新の話題について紹介されるLate Breaking Abstracts Session。腫瘍関連疾患および非腫瘍関連疾患あわせて75演題以上のノミネート演題から6演題が選ばれた。ここでは、そのなかでも特に注目された4演題について紹介する。LBA #6―Edoxabanによるがん合併のVTEの治療は、標準治療薬であるDalteparinに対して有効性・安全性ともに非劣性であることが明らかにGary E. Raskob(College of Public Health, University of Oklahoma College of Public Health, Oklahoma City, OK, USA)2018.01.25静脈血栓塞栓症(VTE)は、深部静脈血栓症(DVT)と肺血栓塞栓症(PE)を合わせた疾患概念で、がん患者で発症しやすく、死亡原因の一つとなっている。ACCP、ASCO、ESMOなどのガイドラインでは初期から低分子量ヘパリン(LMWH)による治療が推奨されている。その一方で、欧米での標準治療薬であるDalteparinは連日の皮下投与が必要であり、患者および医療関係者の負担も大きい。