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血液学の最新論文(2020年3月前半リリース分)すべて見る

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この人に聞くThe Experts
がん免疫療法の可能性を“暗黒時代”から追究 治療成績のさらなる向上を目指し研究を続ける(前編) がん免疫療法の可能性を“暗黒時代”から追究 治療成績のさらなる向上を目指し研究を続ける(前編)安川正貴(愛媛県立医療技術大学 理事長・学長)2020.04.02「この人に聞く」のシリーズ第12回は、愛媛県立医療技術大学理事長・学長の安川正貴氏にお話をうかがいました。大学卒業後まもない1980年に「がん免疫」に興味を抱いたものの、研究対象としては長く日陰の存在でしたが、1991年にがん関連抗原が報告されて以降、世界中で研究が始まりました。安川氏も研究に本腰を入れ、すぐにBCR-ABL特異的T細胞株を樹立するなど、がん免疫療法の礎を築きました。安川氏は「今、治すことができない病気の治療成績を上げることが、医師、研究者の務め」と話します。
学会レポートCongress Report
CAR-T療法、次世代に向け開発進む コスト低減、標的分子の多様化などが焦点 第61回日本小児血液・がん学会学術集会レポート② シンポジウム8 CAR-T療法CAR-T療法、次世代に向け開発進む コスト低減、標的分子の多様化などが焦点2020.03.26第61回日本小児血液・がん学会学術集会のシンポジウム8「CAR-T細胞療法の基礎と臨床」では、CAR-T療法の歴史と展望、小児急性リンパ性白血病に対するCAR-T療法の現状と新たなCAR-Tの開発、固形腫瘍に対するCAR-T療法の臨床応用などについて、それぞれの研究の最前線に立つ研究者から報告があり、次世代のCAR-T療法の臨床応用への道筋が示された。
この論文に注目!Focus on
2020年3月の注目論文(Vol. 2) 2020年3月の注目論文(Vol. 2)宮﨑泰司(長崎大学 原爆後障害医療研究所 所長)2020.03.26血液専門医である「Hematopaseo」のアドバイザリーボードメンバーが、血液領域の最新論文から注目すべきものをピックアップ。2020年3月分(Vol. 2)は、宮﨑泰司氏が担当します。
学会レポートCongress Report
血友病に対する新規治療薬の有効性などを報告 半減期延長製剤など治療選択の幅が広がる 第61回日本小児血液・がん学会学術集会レポート① シンポジウム4 凝固異常血友病に対する新規治療薬の有効性などを報告 半減期延長製剤など治療選択の幅が広がる2020.03.19第61回日本小児血液・がん学会学術集会のシンポジウム4「凝固異常update」では、血友病を中心に二重特異性抗体のエミシズマブによる治療成績や、凝固因子製剤の定期補充による成績などが報告された。新規治療薬や半減期延長製剤の開発により、血友病患者一人ひとりの活動性やライフスタイルに応じた治療選択が可能になりつつあること、遺伝子治療の応用の可能性もあることなど、血友病治療の将来像が示された。
気鋭の群像Young Japanese Hematologist
米国でphysician scientistとして独立する 治療関連白血病とクローン性造血を研究テーマに(後編) 米国でphysician scientistとして独立する 治療関連白血病とクローン性造血を研究テーマに(後編)高橋康一(MDアンダーソンがんセンター 白血病科・ゲノム医療科 アシスタント・プロフェッサー)2020.03.12ベスイスラエル病院での研修は一般内科が中心です。既に血液内科医になろうと決めていた私には、初期研修のやり直しをしているような気持ちにもなり、血液内科を学びたいという渇望が日に日に強くなっていきました。
この論文に注目!Focus on
2020年3月の注目論文(Vol. 1) 2020年3月の注目論文(Vol. 1)前田嘉信(岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 血液・腫瘍・呼吸器内科学 教授)2020.03.12血液専門医である「Hematopaseo」のアドバイザリーボードメンバーが、血液領域の最新論文から注目すべきものをピックアップ。2020年3月分(Vol. 1)は、前田嘉信氏が担当します。
学会レポートCongress Report
「移植は多くの人の努力で成り立っている」 技術の進歩より大切なことを再認識する場に 第42回日本造血細胞移植学会総会のみどころ(総会は中止となりました)「移植は多くの人の努力で成り立っている」 技術の進歩より大切なことを再認識する場に2020.03.05第42回日本造血細胞移植学会総会は、2020年3月5~7日、東京・千代田区の東京国際フォーラムでの開催が予定されていました。しかし、新型コロナウイルス感染の拡大にともない、学会参加者の安全と感染拡大の防止のため、開催が中止されました。Hematopaseoでは、開催前に会長の谷口修一氏に今総会の見どころをうかがい、谷口氏をはじめ準備を進めてきた関係者が、この総会に込めた思い、実現したいと考えていたことをまとめていました。学会は中止となりましたが、谷口氏の許可を得てこの記事を掲載させていただきます。谷口氏が、これからの造血細胞移植に馳せた思いを少しでも多くの方に受け止めていただければ幸いです。
気鋭の群像Young Japanese Hematologist
米国でphysician scientistとして独立する 治療関連白血病とクローン性造血を研究テーマに(前編) 米国でphysician scientistとして独立する 治療関連白血病とクローン性造血を研究テーマに(前編)高橋康一(MDアンダーソンがんセンター 白血病科・ゲノム医療科 アシスタント・プロフェッサー)2020.03.05大学卒業後8年目の夏に米国・MDアンダーソンがんセンターの白血病科・ゲノム医療科のファカルティとなり、ラボを構えている高橋康一氏。Physician scientistだからこそできる臨床と研究の双方から得た発見や経験をベースに、治療関連白血病の克服とクローン性造血のメカニズムの解明という、2つの大きな研究テーマに取り組んでいる。
学会レポートCongress Report
再発難治MM治療でのダラツムマブの上乗せでカルフィルゾミブ+デキサメタゾン2剤よりPFSが延長 ASH2019注目テーマ Late-Breaking Abstracts Session #6再発難治MM治療でのダラツムマブの上乗せでカルフィルゾミブ+デキサメタゾン2剤よりPFSが延長Saad Z. Usmani(Atrium Health, Charlotte, NC)2020.02.27ASH2019のLate-Breaking Abstracts Sessionで、米国・Atrium HealthのSaad Z. Usmani氏が、再発・難治性多発性骨髄腫(MM)に対して、カルフィルゾミブ、デキサメタゾンにダラツムマブを加えた3剤併用療法は、カルフィルゾミブとデキサメタゾンの2剤併用療法より有意に無増悪生存割合(PFS)を改善することを発表した。
Hematopaseoからのお知らせInformation
「Hematopaseo」第6号(無料)のお届けについて 「Hematopaseo」第6号(無料)のお届けについて2020.02.27このたび「Hematopaseo」第6号を発行いたしました。医師、薬剤師、看護師、医学生・医療系学生、および一般企業を除く医療関連機関にご所属の会員の方で、情報誌の発送をご希望のみなさまに「Hematopaseo」第6号を発送いたします。
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55歳以上のAML寛解導入療法後の維持療法 経口アザシチジンがOS、RFSを改善 ASH2019注目テーマ Late-Breaking Abstracts Session #355歳以上のAML寛解導入療法後の維持療法 経口アザシチジンがOS、RFSを改善Andrew H. Wei(The Alfred Hospital, Melbourne, AUS)2020.02.20寛解導入療法後に再発した55歳以上の急性骨髄性白血病(AML)患者に対して、経口アザシチジン(CC-486)による維持療法が全生存期間(OS)と無再発生存期間(RFS)を有意に延長することが、国際多施設共同プラセボ対照二重盲検比較試験(第Ⅲ相試験)で明らかになった。
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小児・AYA世代の初回の再発B-ALLに対しブリナツモマブは化学療法より再寛解導入に有用 ASH2019注目テーマ Late-Breaking Abstracts Session #1小児・AYA世代の初回の再発B-ALLに対しブリナツモマブは化学療法より再寛解導入に有用Patrick A. Brown(Division of Pediatric Oncology, Sidney Kimmel Comprehensive Cancer Center, Johns Hopkins University, Baltimore, MD)2020.02.20小児、思春期および若年成人(AYA世代)のB細胞性急性リンパ芽球性白血病(B-ALL)が再発した高リスク/中間リスクの患者に対しては、造血幹細胞移植前の再寛解導入後の地固め療法として、ブリナツモマブが標準化学療法よりも有効であることが示された。
この論文に注目!Focus on
2020年2月の注目論文(Vol. 2) 2020年2月の注目論文(Vol. 2)張替秀郎(東北大学大学院 医学系研究科 血液・免疫病学分野 教授)2020.02.20血液専門医である「Hematopaseo」のアドバイザリーボードメンバーが、血液領域の最新論文から注目すべきものをピックアップ。2020年2月の注目論文(Vol. 2)は、張替秀郎氏が担当します。
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日本人のALL、AML、MDSの治療について3つの臨床試験の結果が報告される ASH2019注目テーマ JALSGの臨床研究結果日本人のALL、AML、MDSの治療について3つの臨床試験の結果が報告される2020.02.13今回のASHでも、日本人を対象としたわが国の臨床研究の結果が数多く報告された。ここでは成人白血病治療共同研究支援機構(Japan Adult Leukemia Study Group; JALSG)が実施した、急性リンパ性白血病(ALL)、骨髄異形成症候群(MDS)、急性骨髄性白血病(AML)に関する臨床試験の結果を紹介する。
施設訪問Visit
メンバー一人ひとりがスキルアップ その積み重ねがチーム力の継続的な向上に(後編) メンバー一人ひとりがスキルアップ その積み重ねがチーム力の継続的な向上に(後編)医療法人 原三信病院(福岡県福岡市)2020.02.13上村氏のこの構想を支えたのが医事課の隅田氏である。隅田氏は2006年に「血液内科チームをマネジメントできる人材」(上村氏)としてチームに加わり、その後の血液内科の診療基盤を整えた。2007年にDPC導入への対応、2009年には無菌病室の増床を提案し、2013年に実現させた。