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血液学の最新論文(2019年10月リリース分)すべて見る

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学会レポートCongress Report
スプライシング異常、クローン性造血、腸内細菌叢の造血幹細胞制御、微小環境など 5人の演者が最新の研究成果を報告 JSH2019レポート(4) Symposium 1 「造血不全の分子基盤スプライシング異常、クローン性造血、腸内細菌叢の造血幹細胞制御、微小環境など 5人の演者が最新の研究成果を報告2019.11.14学術集会の初日に開催されたSymposium 1「造血不全の分子基盤」では、スプライソソーム変異によるスプライシング異常に伴うがん化のメカニズム、クローン性造血と加齢、疾患の関係、自然免疫シグナルを介した造血制御と腸内細菌叢の関与、さらにがん化した骨髄細胞と微小環境の相互作用について5人の演者らが、最新の研究成果を報告した。
この論文に注目!Focus on
2019年11月の注目論文(Vol. 1) 2019年11月の注目論文(Vol. 1)前田嘉信(岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 血液・腫瘍・呼吸器内科学 教授)2019.11.14血液専門医である「Hematopaseo」のアドバイザリーボードメンバーが、血液領域の最新論文から注目すべきものをピックアップ。2019年11月分(Vol. 1)は、前田嘉信氏が担当します。
この人に聞くThe Experts
「白血病を治す医師になりたい」 初志を貫き、移植医療の進展と普及に尽力(後編) 「白血病を治す医師になりたい」 初志を貫き、移植医療の進展と普及に尽力(後編)原田実根(唐津東松浦医師会医療センター 院長、九州大学 名誉教授)2019.11.14自己PBSCTも軌道に乗り、次は同種PBSCTの臨床応用だと考え研究を始めた頃、仁保先生から他大学の教授選への応募を勧められました。しかし、私は現状の研究環境にとても満足し、若くて優れた気の合う仕事仲間にも恵まれていたので、何度勧められても断り続けていました。
学会レポートCongress Report
スマホを使って聴衆が投票 ディベート前後で結果が逆転したClinical Questionも JSH2019レポート(3) Clinical Debateスマホを使って聴衆が投票 ディベート前後で結果が逆転したClinical Questionも2019.11.07今回の学術集会の目玉企画の一つが「Clinical Debate」。臨床現場で判断が分かれるClinical Questionについて2人の専門医が議論を戦わせ、会場の聴衆の投票によって勝敗を決する、聴衆参加型のPro/Con ディベートである。急性骨髄性白血病(AML)、骨髄異形成症候群(MDS)、慢性骨髄性白血病、骨髄増殖性腫瘍それぞれの治療方針について、議論され、会場は大いに盛り上がった。ここではAMLとMDSのディベートを紹介する。
この人に聞くThe Experts
「白血病を治す医師になりたい」 初志を貫き、移植医療の進展と普及に尽力(前編) 「白血病を治す医師になりたい」 初志を貫き、移植医療の進展と普及に尽力(前編)原田実根(唐津東松浦医師会医療センター 院長、九州大学 名誉教授)2019.11.07「この人に聞く」のシリーズ第10回では、九州大学名誉教授の原田実根氏にお話をうかがいました。医学部紛争の最中に九州大学を卒業、同大附属病院で4年間臨床研修を行なった後、金沢大学に移り、骨髄移植黎明期から移植医療に取り組んだ原田氏。米国留学を経て九大に戻り、その後岡山大に赴任し、再び九大に戻りました。その間、末梢血幹細胞移植など様々な造血幹細胞移植法の確立に尽力するとともに、現在、移植分野の臨床・研究の第一線に立つ多くの医師を指導・育成してきました。「夢を描き、追い求めればこそ、得られるものがある」と話します。
学会レポートCongress Report
第3次AIブームのいま 血液疾患治療は変わるのか JSH2019レポート(2) Presidential Symposium 1 「AIと未来医療第3次AIブームのいま 血液疾患治療は変わるのか2019.10.31第3次ブームを迎えているといわれている人工知能(AI)を日常診療や医学研究に利用する動きが加速化している。一部は既に医療機器に採用され実用化しており、その応用範囲の拡大が見込まれている。Presidential Symposium 1 「AIと未来医療」では、AI導入による血液疾患治療の変革の可能性について、数理工学の専門家、病理学者、臨床医など立場の異なる4人の演者が多角的な討議を展開した。
学会レポートCongress Report
第81回日本血液学会学術集会が開催 JSH2019レポート(1)第81回日本血液学会学術集会が開催一人ひとりの血液学への“夢”に向かい、今こそ行動を2019.10.242019年10月11日(金)〜13日(日)、東京・千代田区の東京国際フォーラムで、第81回日本血液学会学術集会(会長:順天堂大学医学部内科学血液学講座・小松則夫氏)が開催された。テーマは“The Future is Now”。未来は、今行なっていることの結果であり、自身が思い描く夢に向かって今から行動を起こそう、とのメッセージが込められている。ノーベル賞受賞者の大隅良典氏の特別講演のほか、会場の聴衆の投票によって勝敗を決するClinical Debateや、スマホで演者の発表が聴けるポスターセッションなどの新しい試みも行なわれた。過去最大級の台風19号の影響で2日目のプログラムがほとんど中止となったものの、初日と最終日は立ち見が出る会場も多く、密度の濃い学術集会となった。
気鋭の群像Young Japanese Hematologist
染色体欠失部位から疾患責任遺伝子を同定 MDS/AMLの研究と臨床の両立を目指す(後編) 染色体欠失部位から疾患責任遺伝子を同定 MDS/AMLの研究と臨床の両立を目指す(後編)細野奈穂子(福井大学 医学部 血液・腫瘍内科 講師)2019.10.24初期研修2年目は福井赤十字病院で受け、神経内科、消化器内科、呼吸器内科など広く内科診療を学びました。当時は、肺がんと診断されれば緩和ケアという時代でしたが、白血病は抗がん剤で治ることに、ただただ「すごい」と感銘を受け、研修を終えたら血液内科の道に進もうと決めました。そして卒後3年目からは福井赤十字病院の血液内科に勤務しました。
気鋭の群像Young Japanese Hematologist
染色体欠失部位から疾患責任遺伝子を同定 MDS/AMLの研究と臨床の両立を目指す(前編) 染色体欠失部位から疾患責任遺伝子を同定 MDS/AMLの研究と臨床の両立を目指す(前編)細野奈穂子(福井大学 医学部 血液・腫瘍内科 講師)2019.10.17骨髄異形成症候群(MDS)や急性骨髄性白血病(AML)など骨髄系腫瘍で欠失が多く見られる第5染色体や第7染色体についての遺伝子変異の解析に取り組んできた、福井大学医学部血液・腫瘍内科の細野奈穂子氏。第5、第7染色体上の疾患責任遺伝子変異とそれによる骨髄系腫瘍の分子病態の解明を進め、それらの結果を、第80回日本血液学会学術集会のシンポジウム「Rising stars in JSH」で報告した。血液内科医として患者に寄り添いながら、一方でMDS/AMLの研究も進めていくと今後を見据える。
この論文に注目!Focus on
2019年10月の注目論文(Vol. 2) 2019年10月の注目論文(Vol. 2)張替秀郎(東北大学大学院 医学系研究科 血液・免疫病学分野 教授)2019.10.17血液専門医である「Hematopaseo」のアドバイザリーボードメンバーが、血液領域の最新論文から注目すべきものをピックアップ。2019年10月の注目論文(Vol. 2)は、張替秀郎氏が担当します。
この人に聞くThe Experts
血友病Aにおける第Ⅷ因子の研究を40年 “夢のような”治療薬エミシズマブの創出へ(後編) 血友病Aにおける第Ⅷ因子の研究を40年 “夢のような”治療薬エミシズマブの創出へ(後編)嶋緑倫(奈良県立医科大学 小児科学教室 教授)2019.10.10第Ⅷ因子の研究成果を引っ提げ、1989年に帰国しました。遺伝子工学の進歩により血友病治療製剤の開発は急速に進み、すでに1984年に『Nature』誌に遺伝子組み換え第Ⅷ因子の作製が発表され、1993年には遺伝子組み換え製剤が登場しました。2000年代から、わが国でも第Ⅷ因子製剤を定期的に注射して出血を予防する定期補充療法が普及することとなりました。
この人に聞くThe Experts
血友病Aにおける第Ⅷ因子の研究を40年 “夢のような”治療薬エミシズマブの創出へ(前編) 血友病Aにおける第Ⅷ因子の研究を40年 “夢のような”治療薬エミシズマブの創出へ(前編)嶋緑倫(奈良県立医科大学 小児科学教室 教授)2019.10.03「この人に聞く」のシリーズ第9回では、奈良県立医科大学小児科学教室教授の嶋緑倫氏にお話をうかがいました。奈良県立医科大学を卒業後、小児科医局に入局、以来血友病の診療と研究、特に血友病Aの原因である第Ⅷ因子の活性についての研究を続け、2018年に血友病Aの治療概念を変えるバイスペシフィック抗体エミシズマブの臨床応用にこぎ着けました。嶋氏は第80回日本血液学会学術集会で第7回日本血液学会賞を受賞。「患者さんに良くなってほしいという気持ちを持ち続け、諦めずに研究に取り組めば、何かのきっかけで大きく進展していく」と話します。
この論文に注目!Focus on
2019年10月の注目論文(Vol. 1) 2019年10月の注目論文(Vol. 1)柴山浩彦(大阪大学大学院 医学系研究科 血液・腫瘍内科学 准教授)2019.10.03血液専門医である「Hematopaseo」のアドバイザリーボードメンバーが、血液領域の最新論文から注目すべきものをピックアップ。2019年10月分(Vol. 1)は、柴山浩彦氏が担当します。
Hematopaseoからのお知らせInformation
「Hematopaseo」第5号(無料)のお届けについて 「Hematopaseo」第5号(無料)のお届けについて2019.10.03このたび「Hematopaseo」第5号を発行いたしました。医師、薬剤師、看護師、医学生・医療系学生、および一般企業を除く医療関連機関にご所属の会員の方で、情報誌の発送をご希望のみなさまに「Hematopaseo」第5号を発送いたします。
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第81回日本血液学会学術集会のみどころ 第81回日本血液学会学術集会のみどころ次代を担う若き研究者に「夢」を
楽しく満足度の高い学術集会に
2019.09.26第81回日本血液学会学術集会が、2019年10月11日~13日の3日間にわたって、東京国際フォーラム(東京都千代田区)で開催される。テーマは『The Future is Now』。20世紀の米国を代表する文化人類学者のMargaret Mead女史の言葉を借りた。「この言葉が意味するところは、“未来は、いま行っていることの結果”。一人ひとりが抱く夢に向かって今から行動しようという意味を込めた」と会長の小松則夫氏(順天堂大学医学部内科学血液学講座)。「参加者にわくわくしてもらえる学術集会にしたくて、いろいろと知恵を絞った」と語る小松氏に、新しい企画を中心に学術集会のみどころを聞いた。