新着記事What's New
- 学会レポートCongress Report
- JSH2024レポート④シンポジウム2「溶血性貧血—2024 update—」溶血性貧血の最新の知見と治療の現状2024.12.05シンポジウム2「溶血性貧血-2024 update-」では、現時点での溶血性貧血(発作性夜間ヘモグロビン尿症・温式自己免疫性溶血性貧血・鎌状赤血球症・寒冷凝集素症)の最新知見について国内外の4人の専門家が講演した。溶血性貧血の病態、診断、そして病態に基づいた治療法に関して幅広く解説があり、それぞれの利点と課題が示された。
- この論文に注目!Focus On
- 2024年12月の注目論文(Vol. 1)前田嘉信(岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 血液・腫瘍・呼吸器内科学 教授)2024.12.05血液専門医である「Hematopaseo」のアドバイザリーボードメンバーが、血液領域の最新論文から注目すべきものをピックアップ。2024年12月分(Vol. 1)は、前田嘉信氏が担当します。
- あなたはどう考える? みんなはこう考えるClinical Question
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Case #09初回治療抵抗性のFL3Bに対する治療血液領域の実臨床では、どのように治療方針を立てるべきか判断に迷う場面も多いことでしょう。「あなたはどう考える?みんなはこう考える」は、明確な指針がでていない領域や、新しい研究が次々に発表されつつある領域で、日常診療で判断に迷うようなClinical Questionを専門医に出題いただき、先生方がどのようにお考えになるのかご意見を投票していただくコンテンツです。投票結果とご意見の一覧は、投票期間中と投票締め切り後にご覧いただけます。初回治療抵抗性の濾胞性リンパ腫grade 3B。移植か?CAR-T細胞療法か?出題・解説:
市川聡(東北医科薬科大学 内科学第三(血液・リウマチ科) 講師)
張替秀郎(東北大学大学院 医学系研究科 血液内科学分野 教授)2024.10.31投票は締め切りました。最終投票結果を公開しました第9回目は、東北大学の市川先生、張替先生に「初回治療抵抗性のFL3Bに対する治療」について出題していただきました。多くの先生方のご投票とご意見の投稿をお待ちしています。 - 学会レポートCongress Report
- JSH2024レポート③シンポジウム1「B細胞リンパ腫の基礎と治療の進歩」バイオロジーの解明と新規薬剤の知見により、NHL治療におけるパラダイムシフト進む2024.11.28シンポジウム1「B細胞リンパ腫の基礎と治療の進歩」では、国内外4名の演者が登壇し、B細胞リンパ腫をめぐる最新の話題について、基礎研究と臨床応用の両方の面から講演した。
- 血液学の最新論文New Reports On Hematology
- 2024年9月後半〜11月前半分を掲載しました2024.11.28
- 学会カレンダーCongress Calendar
- 2024年11月~2025年4月開催分を掲載しました2024.11.28
- 学会レポートCongress Report
- JSH2024レポート②Special Symposium「How we use gene panel testing in clinical practice:4施設の現場から」わが国での遺伝子パネル検査の実装に向け臨床研究でゲノム医療を実践している4施設が報告2024.11.21来年にも臨床での実装が見込まれているわが国独自の造血器腫瘍遺伝子パネル検査を用いた診療を見据え、Special Symposium「How we use gene panel testing in clinical practice:4施設の現場から」が開催された。ここでは、臨床研究で造血器腫瘍の診療に遺伝子変異の検査を用いてきた4施設それぞれにおける使用経験が、具体的な症例提示も含めて報告された。後半では、さらに4人のパネリストが加わり、ゲノム医療をどのように臨床で機能させていくかについて議論された。
- 新薬情報New Drug
- 更新しました2024.11.21
- 気鋭の群像Young Japanese Hematologist
- カナダ・トロントでリンパ腫のラボを開設 Clinician Scientistとして臨床にも携わる(後編)青木智広(カナダ・プリンセスマーガレットがんセンター 腫瘍・血液内科 クリニシャン・サイエンティスト(スタッフ ヘマトロジスト)/トロント大学 アシスタントプロフェッサー)2024.11.142010年4月から、愛知県一宮市立市民病院血液内科に勤務し、ここで今橋伸彦先生(現:名古屋医療センター)らと出会いました。今橋先生は精力的に診療に携わる一方で、多くの論文を執筆されており、私もそれを見習って論文を書くようになりました。また鈴木律朗先生(現:島根大学)が主催されていた勉強会にも参加させていただき、そこで千原大先生(現:MD アンダーソンがんセンター)とも知り合い、彼のアグレッシブな活動にも刺激を受けました。
- この論文に注目!Focus On
- 2024年11月の注目論文木崎昌弘(埼玉医科大学 名誉教授/よみうりランド慶友病院 副院長)2024.11.14血液専門医である「Hematopaseo」のアドバイザリーボードメンバーが、血液領域の最新論文から注目すべきものをピックアップ。2024年11月分は、木崎昌弘氏が担当します。
- 血液学の最新論文New Reports On Hematology
- 2024年9月〜10月分を掲載しました2024.11.14
- 気鋭の群像Young Japanese Hematologist
- カナダ・トロントでリンパ腫のラボを開設 Clinician Scientistとして臨床にも携わる(前編)青木智広(カナダ・プリンセスマーガレットがんセンター 腫瘍・血液内科 クリニシャン・サイエンティスト(スタッフ ヘマトロジスト)/トロント大学 アシスタントプロフェッサー)2024.11.072024年10月に、カナダのトロント大学、プリンセスマーガレットがんセンターにラボを開設した青木智広氏。学生時代は循環器科を目指していたが、初期研修後は血液内科の道に進み、いまの治療で治せない患者を治すためには基礎研究が必要だと考えるようになった。大学院では腫瘍細胞と微小環境の細胞との関係の解明に取り組み、留学先のカナダで両者の新たなマーカーを見出した。研究をさらに進める一方、仕事の2割を臨床に振り分け、Clinician Scientistとしてリンパ腫の診療にも取り組んでいる。
- 学会レポートCongress Report
- JSH2024レポート① オープニング・特別講演第86回日本血液学会学術集会が開催 過去最多の6,200人が京都で交流を深める2024.10.31第86回日本血液学会学術集会(会長:京都大学大学院医学研究科血液内科学教授・高折晃史氏)が、2024年10月11〜13日、国立京都国際会館(京都市)で開催された。京都で対面開催される日本血液学会学術集会は、第74回以来12年ぶりである。参加登録者は約8,300人、現地参加者は約6,200人で、過去最多となった。「Hematopaseo」では、主なシンポジウムやClinical Debateなど注目のセッションについて紹介していく。
- 血液学の最新論文New Reports On Hematology
- 2024年8月後半〜10月前半分を掲載しました2024.10.31
- 学会レポートCongress Report
- 第64回日本リンパ網内系学会総会レポート③ 学術・企画委員会セミナー治療が難しいDLBCLの4つの病型2024.10.24びまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)は、臨床的、病理学的、分子遺伝学的に多様な病態を示す不均一な疾患群である。遺伝子解析の進歩により、さらに適切な分類や層別化治療の可能性が探られているが、学術・企画委員会セミナーでは、現時点におけるDLBCLの標準的な治療法であるR-CHOP療法またはポラツズマブ ベドチンを用いたPola-R-CHP療法では治療が難しい、あるいは何らかの工夫が必要だと考えられるDLBCLの4つの病型について、専門家や気鋭の研究者が解説した。