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血液学の最新論文(2025年2月〜4月分) すべて見る

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学会レポートCongress Report
脳脊髄液中のCD3陽性T細胞に占めるCAR-T細胞割合の増加がICANS診断に有用JSTCT2025レポート⑥ プレナリーセッション2脳脊髄液中のCD3陽性T細胞に占めるCAR-T細胞割合の増加がICANS診断に有用瀧川健(九州大学大学院 病態修復内科学)2025.05.15九州大学の瀧川健氏らは、Multi-color flow cytometryで検出される脳脊髄液(CSF)中のCD3陽性T細胞に占めるCAR-T細胞割合の増加がICANSの診断に有用で、原因不明の神経症状を有する症例に対する適切な治療介入の指標となりうることを示した。
血液学の最新論文New Reports On Hematology
2025年2月〜2025年4月分を掲載しました2025年2月〜2025年4月分を掲載しました2025.05.15
学会レポートCongress Report
血清エクソソーム内miRNAプロファイルは重症の急性GVHD診断に有用な可能性JSTCT2025レポート⑤ プレナリーセッション1血清エクソソーム内miRNAプロファイルは重症の急性GVHD診断に有用な可能性井戸健太郎(大阪公立大学大学院 医学研究科 血液腫瘍制御学)2025.05.08大阪公立大学の井戸健太郎氏らは、重症消化管aGVHDおよび重症皮膚単独aGVHDを発症した患者に特徴的な血清エクソソーム内miRNAプロファイルが、非侵襲的なaGVHD診断において有用である可能性を示した。
この論文に注目!Focus On
2025年5月の注目論文(Vol. 1)2025年5月の注目論文(Vol. 1)市川聡(東北医科薬科大学 内科学第三(血液・リウマチ科) 准教授)
張替秀郎(東北大学大学院 医学系研究科 血液内科学分野 教授)
2025.05.08血液専門医である「Hematopaseo」のアドバイザリーボードメンバーが、血液領域の最新論文から注目すべきものをピックアップ。2025年5月分(Vol. 1)は、市川聡氏と張替秀郎氏が担当します。
学会レポートCongress Report
CAR-T療法後の長期合併症の情報収集・共有には、産学連携の体制構築が急務JSTCT2025レポート④ シンポジウム4「産学連携で取り組むCAR-T細胞治療後のフォローアップ ~長期合併症への挑戦~」CAR-T療法後の長期合併症の情報収集・共有には、産学連携の体制構築が急務2025.05.01CAR-T療法の実施件数は年々増加し、2024年末には累積2,000例を超えた。様々な背景を有する患者がCAR-T療法を受けており、その長期合併症が注目されている。シンポジウム4では「産学連携で取り組むCAR-T細胞治療後のフォローアップ ~長期合併症への挑戦~」をテーマに、CAR-T療法後の長期合併症について4人の医師が講演し、その後、医薬品医療機器総合機構(PMDA)およびCAR-T製造企業の代表者も加わり産官学で議論を深めた。
血液学の最新論文New Reports On Hematology
2025年1月後半〜2025年4月前半分を掲載しました2025年1月後半〜2025年4月前半分を掲載しました2025.05.01
学会レポートCongress Report
スマホアプリによる医療情報の連携などで合併症把握、遠隔LTFU、妊娠・出産を目指すJSTCT2025レポート③ シンポジウム3「未来型LTFU:多彩なサバイバーシップを支える次世代のケア」スマホアプリによる医療情報の連携などで合併症把握、遠隔LTFU、妊娠・出産を目指す2025.04.24シンポジウム3「未来型LTFU:多彩なサバイバーシップを支える次世代のケア」では、治療用アプリを用いた移植後合併症の早期探知による予後改善、パーソナルヘルスレコード(PHR)の共有による遠隔LTFU、妊孕性温存から妊娠・出産のサポートなど、LTFUの新たなステップへの取り組みが紹介された。
この論文に注目!Focus On
2025年4月の注目論文(Vol. 2)2025年4月の注目論文(Vol. 2)前田嘉信(岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 血液・腫瘍・呼吸器内科学 教授)2025.04.24血液専門医である「Hematopaseo」のアドバイザリーボードメンバーが、血液領域の最新論文から注目すべきものをピックアップ。2025年4月分(Vol. 2)は、前田嘉信氏が担当します。
学会カレンダーCongress Calendar
2025年4月〜9月開催分を掲載しました2025年4月〜9月開催分を掲載しました2025.04.24
学会レポートCongress Report
MMと悪性リンパ腫におけるCAR-T療法はリアルワールドでも良好な治療成績。毒性管理が課題JSTCT2025レポート② シンポジウム2「CAR-T療法・二重特異性抗体を用いた治療の実際」MMと悪性リンパ腫におけるCAR-T療法はリアルワールドでも良好な治療成績。毒性管理が課題2025.04.17シンポジウム2では、「CAR-T療法・二重特異性抗体を用いた治療の実際」をテーマに、多発性骨髄腫(MM)および悪性リンパ腫におけるCAR-T療法および二重特異性抗体の位置づけや臨床経験に関して、日本と米国の4人の専門家が講演した。実臨床でCAR-T療法の使用経験が蓄積されていく中で、予後改善をめざした臨床試験の実施や毒性管理の方法、治療における位置づけについて解説された。
新薬情報New Drug
2025年3月分を掲載しました2025年3月分を掲載しました2025.04.17
学会レポートCongress Report
口腔・腸内細菌叢とGVHDとの関連やGVHD治療に関する最新報告JSTCT2025レポート① プレミアム企画シンポジウム「腸内細菌叢とGVHD:治療への新たな道を切り開く」口腔・腸内細菌叢とGVHDとの関連やGVHD治療に関する最新報告2025.04.10第47回日本造血・免疫細胞療法学会総会のプレミアム企画シンポジウム「腸内細菌叢とGVHD:治療への新たな道を切り開く」では、腸管における移植片対宿主病(GVHD)と腸内細菌叢との関連についての最新知見が報告され、腸内環境の改善、口腔細菌叢との関わり、GVHDの重症化のメカニズム、新規治療法の開発などについて議論された。
血液学の最新論文New Reports On Hematology
2025年1月〜2025年3月分を掲載しました2025年1月〜2025年3月分を掲載しました2025.04.10
学会レポートCongress Report
小児がんサバイバーのLTFUにおける現状と課題 医師、看護師、MSWそれぞれの立場から説明第66回日本小児血液・がん学会学術集会 レポート② 二学会合同シンポジウム「未来を見守る小児がん医療:長期フォローアップと成人移行を考える」小児がんサバイバーのLTFUにおける現状と課題 医師、看護師、MSWそれぞれの立場から説明2025.04.03日本小児血液・がん学会学術集会と日本小児がん看護学会学術集会の合同プログラムである二学会合同シンポジウムでは、「未来を見守る小児がん医療:長期フォローアップと成人移行を考える」をテーマに、小児科医、腫瘍内科医、メディカルソーシャルワーカー(MSW)、看護師がそれぞれの立場から、小児がんサバイバーが成人期に至るまでの長期フォローアップ(LTFU)の現場での実践や、課題、解決に向けた取り組みなどについて解説した。
この論文に注目!Focus On
2025年4月の注目論文(Vol. 1)2025年4月の注目論文(Vol. 1)木崎昌弘(埼玉医科大学 名誉教授/よみうりランド慶友病院 副院長)2025.04.03血液専門医である「Hematopaseo」のアドバイザリーボードメンバーが、血液領域の最新論文から注目すべきものをピックアップ。2025年4月分(Vol. 1)は、木崎昌弘氏が担当します。