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血液学の最新論文(2018年3月リリース分)すべて見る

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学会レポートCongress Report
PTCyを用いたHLA半合致移植によって高いGVHD抑制効果と生着率が示される JSHCT2018レポート(4)-3PTCyを用いたHLA半合致移植によって高いGVHD抑制効果と生着率が示される杉田純一(北海道大学病院 血液内科)2018.04.19造血幹細胞移植は血液疾患の治癒をもたらしうる治療法であるが、最適なドナーとされるHLA適合ドナーが、すべての患者に見つかるわけではない。一方、HLA半合致ドナーであればほぼすべての患者にドナーが見つかる可能性があることから、近年、HLA半合致移植について、その課題であるGVHDや生着不全に対して様々な研究が行われている。
この論文に注目!Focus on
2018年4月の注目論文(Vol. 2) 2018年4月の注目論文(Vol. 2)宮﨑泰司(長崎大学 原爆後障害医療研究所 所長)2018.04.19血液専門医である「Hematopaseo」のアドバイザリーボードメンバーが、血液領域の最新論文から注目すべきものをピックアップ。2018年4月分(Vol. 2)は、宮﨑泰司氏が担当します。
この人に聞くThe Experts
多発性骨髄腫の診療と研究に42年 治らないから「治る」までの進化を見つめる(後編) 多発性骨髄腫の診療と研究に42年 治らないから「治る」までの進化を見つめる(後編)鈴木憲史(日本赤十字社医療センター 骨髄腫アミロイドーシスセンター長)2018.04.12卒業後20年間は、MMの治療に進展はほとんどありませんでした。1960年にMP(メルファラン+プレドニゾロン)療法が始まり、1980年以降は、大量メルファラン療法、VAD(ビンクリスチン、アドリアマイシン、デキサメタゾン)療法などが試みられました。
この論文に注目!Focus on
2018年4月の注目論文(Vol. 1) 2018年4月の注目論文(Vol. 1)前田嘉信(岡山大学大学院 医歯薬学総合研究科 血液・腫瘍・呼吸器・アレルギー内科 教授)2018.04.12血液専門医である「Hematopaseo」のアドバイザリーボードメンバーが、血液領域の最新論文から注目すべきものをピックアップ。2018年4月分(Vol. 1)は、前田嘉信氏が担当します。
この人に聞くThe Experts
多発性骨髄腫の診療と研究に42年 治らないから「治る」までの進化を見つめる(前編) 多発性骨髄腫の診療と研究に42年 治らないから「治る」までの進化を見つめる(前編)鈴木憲史(日本赤十字社医療センター 骨髄腫アミロイドーシスセンター長)2018.04.05臨床や研究に長年取り組み、数々の功績を上げてきたエキスパートを紹介する「この人に聞く」。シリーズ第2回は、日本赤十字社医療センター骨髄腫アミロイドーシスセンター長の鈴木憲史氏にお話をうかがった。
学会レポートCongress Report
MRD陰性を治療の目標に 多くの新薬が臨床導入された現在も、移植の役割は大きい JSHCT2018レポート(4)-2MRD陰性を治療の目標に 多くの新薬が臨床導入された現在も、移植の役割は大きいMeletios A. Dimopoulos(Department of Clonical Therapeutics, the National and Kapodistrian University of Athens, School of medicine, Greece)2018.04.05近年、多発性骨髄腫(MM)の治療は、新規治療薬の相次ぐ登場により大きく進展し、移植可能な患者に対しては造血幹細胞移植を組み合わせることにより、高感度なPCR法(検出感度10-4~10-5)を用いても、微小残存病変(minimal residual disease:MRD)が検出できない分子遺伝学的完全奏効(molecular complete response:mCR)が達成できるようになってきた。ギリシャ the National and Kapodistrian University of AthensのMeletios A. Dimopoulos氏は、従来の免疫固定法によってCRと判断された患者の約半数はMRDが陽性であり、MRD陽性と陰性では全生存率(OS)と無増悪生存期間(PFS)に有意差を認めたとの臨床成績を示し、これからはMRD陰性を目標に治療を行うべきであると述べた。
血液学のクロスワードパズルHematoPuzzle
HematoPuzzle #1 史上初!?血液学のクロスワードパズルHematoPuzzle #12018.04.03息ぬきにいかがでしょうか?
学会レポートCongress Report
進行期ホジキンリンパ腫に対する新規治療薬 化学療法、移植後地固め療法で高い効果 JSHCT2018レポート(4)-1進行期ホジキンリンパ腫に対する新規治療薬 化学療法、移植後地固め療法で高い効果Robert W. Chen(City of Hope Hospital Duarte, Comprehensive Cancer Center, U.S.A.)2018.03.29進行期ホジキンリンパ腫に対する治療は、ここ10年で大きな進展をとげた。米国のComprehensive Cancer CenterのRobert W. Chen氏は、近年FDAで承認された3つの薬剤(CD30抗原を標的とした抗体薬物複合体であるブレンツキシマブ ベドチン(BV)、抗ヒトPD-1抗体で免疫チェックポイント阻害薬のニボルマブ、ペンブロリズマブ)について、これらの薬剤は有効性が高く、患者にとって大きな福音となっていること、また現在、これらの薬剤の効果的な使い方や他の薬剤との組み合わせを検討する臨床試験が進行中であることを紹介した。
この論文に注目!Focus on
2018年3月の注目論文(Vol. 2) 2018年3月の注目論文(Vol. 2)張替秀郎(東北大学大学院 医学系研究科 血液・免疫病学分野 教授)2018.03.29血液専門医である「Hematopaseo」のアドバイザリーボードメンバーが、血液領域の最新論文から注目すべきものをピックアップ。2018年3月分(Vol. 2)は、張替秀郎氏が担当します。
最新の血液疾患解説Comments on Hematology
移植適応患者の地固め/維持療法 新規治療薬の登場でどう変わるのか 特集“新薬ラッシュ”で治療戦略は変わるのか多発性骨髄腫をめぐる最新の話題(4)多発性骨髄腫(MM)は、相次ぐ新薬の登場により生存期間が大幅に延長し、この10年で治療が大きく進展した造血器腫瘍である。高齢者が多いMMの患者さんのQOLを損なわず、病勢をうまくコントロールしていくために、“押し寄せる”新薬を治療戦略の中でどう位置づけ、いかにして最大の治療効果を引き出すかについて、第一線の専門医4名に解説していただいた。(責任編集 柴山浩彦)移植適応患者の地固め/維持療法 新規治療薬の登場でどう変わるのか黒田純也(京都府立医科大学大学院医学研究科 血液内科学)2018.03.2265歳以下の若年者の多発性骨髄腫(MM)に対する自家造血幹細胞移植は、無増悪生存期間(PFS)の延長のみならず、全生存期間(OS)を延長しうる有力な標準治療の一つである。そして移植後の地固め/維持療法により、治療成績に大きな影響がもたらされることは周知であるが、日本血液学会の「造血器腫瘍診療ガイドライン2013年版」では、エビデンスが不十分として臨床試験の枠組み内での施行を推奨している。近年登場した新規治療薬により、地固め/維持療法にどのような変化が起こりうるのかについて概説する。