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学会レポートCongress Report

EHA2020 Virtualレポート⑧ Presidential SymposiumEHA2020のPresidential Symposiumの発表演題の中から、今年の注目トピックスをお届けします。

遺伝性素因保有者の白血病発症に
小児期の抗生物質による腸内細菌叢の乱れが関与 An Intact Gut Microbiome Protects Genetically Predisposed Mice Against Leukemia

Carolina Vicente-Dueñas(Institute of Biomedical Research of Salmanca, Spain)

前駆B細胞急性リンパ性白血病(B-ALL)の遺伝性素因を保有する小児は1〜5%いるが、実際に白血病を発症するのは素因保有者の1%に満たない。スペインのInstitute of Biomedical Research of SalmancaのCarolina Vicente-Dueñas氏は「腸内細菌叢のプロファイルが、B-ALLの遺伝性素因保有者の発症リスクを規定するバイオマーカーとなり得ることを、マウスモデルによる研究で明らかにした。