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学会レポートCongress Report

EHA2020 Virtualレポート⑬ 一般口演EHA2020の発表演題の中から、今年の注目トピックスとして公表された口演のレポートをお届けします。

ステロイド抵抗性急性GVHDに対し
ルキソリチニブが奏効率の改善に有用 Ruxolitinib Versus Best Available Therapy in Patients with Steroid-Refractory Acute Graft-Versus-Host Disease: Overall Response Rate by Baseline Characteristics in the Randomized Phase 3 REACH2 Trial

Robert Zeiser(Department of Haematology, Oncology and Stem Cell Transplantation, University Hospital Freiburg, Freiburg, Germany)

ステロイド抵抗性急性GVHDに対し、JAK1/2選択的阻害薬のルキソリチニブが従来の2次治療より全奏効率(ORR)を改善するとの研究結果が報告された。これはランダム化比較試験REACH2の結果で、報告したドイツ・University Hospital FreiburgのRobert Zeiser氏は「ルキソリチニブが、ステロイド抵抗性の急性GVHDに対する従来の様々な2次治療に比べて有効であることが、第Ⅲ相試験で初めて示された。臨床的に有意義といえる」と述べた(#S255)。