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学会レポートCongress Report

ASH2020 Advancing the Study of COVID-19

遺伝子変異解析やT細胞による追加免疫など
血液学に基づきCOVID-19を解明、治療に道筋

血液疾患の患者は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が重症化しやすい上、化学療法や免疫療法、造血幹細胞移植などによりさらに重症化リスクが高くなっている。新型コロナウイルスの感染により血栓など血液学的な合併症も起こりやすい。こうした背景から、全世界で血液内科医がCOVID-19の病態解明や、重症化を食い止める治療法の開発を進めている。ここでは、ASH2020で報告されたCOVID-19関連の演題の中から、重症化した患者の遺伝学的背景の研究、COVID-19から回復した患者のT細胞を用いた追加免疫治療の試み、造血器腫瘍患者の統計などについて紹介する。