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学会レポートCongress Report

ASH2021注目テーマ「Late-Breaking Abstracts Session #4」

UBTFの重複変異は小児AMLのサブタイプの一つ
統合ゲノム解析によるリスク層別化の可能性を示唆 Integrated Genomic Analysis Identifies UBTF Tandem Duplications As a Subtype-Defining Lesion in Pediatric Acute Myeloid Leukemia (#LBA-4)

梅田雅之(Department of Pathology, St. Jude Children's Research Hospital, TN)

小児急性骨髄性白血病(AML)は再発率が高く、予後不良であるが、再発小児AMLにつながる分子病態はまだ完全には解明されていない。小児AMLの再発を引き起こす可能性がある遺伝子変異として、新たに上流結合転写因子(UBTF)の重複変異(TD)などが見出され、Late-Breaking Abstracts Sessionで報告された。