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学会レポートCongress Report

EHA2022 Virtualレポート④ 一般口演EHA2022の発表演題の中から、今年の注目トピックスとして公表された口演のレポートをお届けします。

高齢の新規AML患者へのデシタビン長期投与
化学療法とOSは変わらず有害事象発生は少ない 10-DAY DECITABINE VS. CONVENTIONAL CHEMOTHERAPY ("3+7") FOLLOWED BY ALLOGRAFTING (HSCT) IN AML PATIENTS ≥60 YEARS: A RANDOMIZED PHASE Ⅲ STUDY OF THE EORTC LEUKEMIA GROUP, GIMEMA, CELG, AND GMDS-SG (#S125)

Michael Lübbert(University Medical Center Freiburg, University of Freiburg, Germany)

新規に急性骨髄性白血病(AML)と診断された60歳以上の患者に対し、DNAメチル化阻害薬のデシタビンを長期(10日間)投与することで、従来の導入化学療法と同等の全生存期間(OS)を得ることができ、さらにgrade3〜5の有害事象の発生率は減少することが報告された。