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学会レポートCongress Report

ASH2023注目テーマ⑩ 注目演題「#631」

未治療CLLに対するイブルチニブとベネトクラクス
MRDを指標とした投与期間延長により
PFS、OSを延長 Ibrutinib Plus Venetoclax with MRD-Directed Duration of Treatment Is Superior to FCR and Is a New Standard of Care for Previously Untreated CLL: Report of the Phase III UK NCRI FLAIR Study (#631)

Peter Hillmen(Leeds Institute of Medical Research, St. James's University Hospital, Leeds, UK)

未治療の慢性リンパ性白血病(CLL)患者に対するBTK阻害薬イブルチニブとBCL2阻害薬ベネトクラクスの併用(I+V)投与の有用性は、in vitro研究と臨床第Ⅱ相試験で裏付けられている。この2剤の投与期間を、測定可能残存病変(MRD)を指標として最適化することで、フルダラビン+シクロホスファミド+リツキシマブを併用するFCR療法より、無増悪生存期間(PFS)と全生存期間(OS)を有意に延長できることが、臨床第Ⅲ相試験で明らかとなった。