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最新の血液疾患解説Comments on Hematology

特集“新薬ラッシュ”で治療戦略は変わるのか多発性骨髄腫をめぐる最新の話題(3)多発性骨髄腫(MM)は、相次ぐ新薬の登場により生存期間が大幅に延長し、この10年で治療が大きく進展した造血器腫瘍である。高齢者が多いMMの患者さんのQOLを損なわず、病勢をうまくコントロールしていくために、“押し寄せる”新薬を治療戦略の中でどう位置づけ、いかにして最大の治療効果を引き出すかについて、第一線の専門医4名に解説していただいた。(責任編集 柴山浩彦)

プロテアソーム阻害薬の使い分け

李政樹(名古屋市立大学大学院 医学研究科 血液・腫瘍内科)

近年、多発性骨髄腫(MM)に対する治療薬の開発がめざましく、ここ数年でポマリドミド、パビノスタット、エロツズマブ、ダラツムマブ、カルフィルゾミブ、イキサゾミブなどが臨床導入され、高い治療効果を上げている。ここでは、MM治療のキードラッグであるプロテアソーム阻害薬(PI)のうち、新規薬剤であるカルフィルゾミブ、イキサゾミブに焦点を当て、その特性と臨床成績を踏まえ、ボルテゾミブを含めたPIの使い分けのポイントについて概説する。