第23回欧州血液学会EHA2018
- EHA2018レポート②-4 Presidential Symposium EHA2018のPresidential Symposiumでは、Best Abstractsとして選ばれた6演題の発表があった。その中から、特に注目を集めた4演題について紹介する。輸血による鉄過剰症は、M2型マクロファージの分化を促進し、感染症に対する自然免疫応答を鈍らせるFrancesca Vinchi(Iron Research Program, New York Blood Center, New York, United States)2018.09.06
- EHA2018レポート②-3 Presidential Symposium EHA2018のPresidential Symposiumでは、Best Abstractsとして選ばれた6演題の発表があった。その中から、特に注目を集めた4演題について紹介する。未治療の進行期濾胞性リンパ腫に対する、レナリドミド+リツキシマブ併用療法はリツキシマブ+化学療法の有効性と同等Frank Morschhauser(Department d' Hematologie, Centre Hospitalier Universitaire Régional de Lille, Unité GRITA, Lille, France)2018.09.06
- EHA2018レポート②-2 Presidential Symposium EHA2018のPresidential Symposiumでは、Best Abstractsとして選ばれた6演題の発表があった。その中から、特に注目を集めた4演題について紹介する。未治療のCLLに対するオビヌツズマブ+chlorambucil併用 リツキシマブ+chlorambucilに比して有意にOSを改善Valentin Goede(German CLL Study Group, Department I of Internal Medicine, Center of Integrated Oncology, University Hospital, Cologne, Germany;Oncogeriatric Unit, Department of Geriatric Medicine,St Marien Hospital,Cologne,Germany)2018.08.23
- EHA2018レポート②-1 Presidential Symposium EHA2018のPresidential Symposiumでは、Best Abstractsとして選ばれた6演題の発表があった。その中から、特に注目を集めた4演題について紹介する。2つの抗原を標的とするCLL1-CD33 CAR-T細胞療法 再発・難治性AML患者に対する臨床成績は良好Fang Liu(Department of Hematology, Chengdu Military General Hospital, Chengdu, China)2018.08.23
- EHA2018レポート①-2 Late-Breaking Oral Session EHA2018の最終日に行なわれたLate-Breaking Oral Sessionでは、わが国の施設も参加した臨床研究の結果が2題、報告された。一つは発作性夜間血色素尿症(PNH)の治療に用いられるエクリズマブの後継薬となるRavulizumabについての、エクリズマブに対する非劣性試験の結果、もう一つは、再発・難治性多発性骨髄腫に対し、ポマリドミドと低用量デキサメタゾンの併用療法(Pd療法)と、それにエロツズマブを加えたEPd療法の治療成績を比較した臨床試験の結果である。この2演題について紹介する。再発・難治性多発性骨髄腫に対するエロツズマブ+Pd療法がPFSを延長Meletios Dimopoulos(National and Kapodistrian University of Athens, Athens, Greece)2018.08.09
- EHA2018レポート①-1 Late-Breaking Oral Session EHA2018の最終日に行なわれたLate-Breaking Oral Sessionでは、わが国の施設も参加した臨床研究の結果が2題、報告された。一つは発作性夜間血色素尿症(PNH)の治療に用いられるエクリズマブの後継薬となるRavulizumabについての、エクリズマブに対する非劣性試験の結果、もう一つは、再発・難治性多発性骨髄腫に対し、ポマリドミドと低用量デキサメタゾンの併用療法(Pd療法)と、それにエロツズマブを加えたEPd療法の治療成績を比較した臨床試験の結果である。この2演題について紹介する。PNHへの8週間隔のravulizumab投与は2週間隔のエクリズマブ投与に対し非劣性Jong Wook Lee(Department of Hematology, Seoul St. Mary’s Hospital, College of Medicine, The Catholic University of Korea, Seoul, Korea, Republic Of)2018.08.09
- EHA2018スペシャルレポート臨床・研究の最新トレンドとわが国の若手研究者の活躍第23回欧州血液学会(EHA2018)2018.08.02
- EHA2018スペシャルレポート わが国の若手研究者の発表より(3) EHA2018では約2,800の採択演題のうち4割以上が誌上発表のみであったため、口演発表の採択率がとても低く、著名な研究者でもポスターで発表する姿がみられました。ここでは、EHAで初めて口演発表、ポスター発表を行なった日本の若手研究者3名に注目し、ご研究内容とEHA発表後の感想をお聞きしました。FLからDLBCLへの形質転換を簡便に判定するための新しい評価指標を提案七條敬文(国立がん研究センター中央病院 血液腫瘍科)2018.08.02
- EHA2018スペシャルレポート わが国の若手研究者の発表より(2) EHA2018では約2,800の採択演題のうち4割以上が誌上発表のみであったため、口演発表の採択率がとても低く、著名な研究者でもポスターで発表する姿がみられました。ここでは、EHAで初めて口演発表、ポスター発表を行なった日本の若手研究者3名に注目し、ご研究内容とEHA発表後の感想をお聞きしました。Nestin陽性細胞におけるNotchシグナルの造血に関する役割を発見坂本竜弘(筑波大学附属病院 血液内科)2018.07.26
- EHA2018スペシャルレポート わが国の若手研究者の発表より(1) EHA2018では約2,800の採択演題のうち4割以上が誌上発表のみであったため、口演発表の採択率がとても低く、著名な研究者でもポスターで発表する姿がみられました。ここでは、EHAで初めて口演発表、ポスター発表を行なった日本の若手研究者3名に注目し、ご研究内容とEHA発表後の感想をお聞きしました。コヒーシン遺伝子STAG2が造血系に及ぼす影響を条件付きノックアウトマウスの解析を通じて解明越智陽太郎(京都大学大学院医学研究科 腫瘍生物学講座)2018.07.19