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特集急性白血病の新規治療分子標的薬が続々登場、CAR-T療法の開発も進む(2)急性骨髄性白血病(AML)の治療の基本骨格は長年変わらなかったが、わが国でもFLT3阻害薬、IDH1/2阻害薬、BCL2阻害薬などが導入されつつあり、いよいよAML治療のパラダイムが変わろうとしている。急性リンパ性白血病(ALL)でも、抗体医薬のブリナツモマブが再発・難治性B細胞性急性リンパ性に対して承認され、新薬の開発が進んでいる。さらにAMLに対するわが国独自のCAR-T療法の開発も進められている。このように、これまでの停滞を一気に解消するかのように多くの薬剤、抗体薬、細胞療法が急性白血病に投入されている。ここでは、AML、ALL、CAR-T療法の各分野の専門家に、急性白血病治療の最前線について解説してもらった。(責任編集 宮﨑泰司)

AMLに対するベネトクラクス
アザシチジンとの併用により6割が奏効

山内高弘(福井大学 血液・腫瘍科)

B細胞リンパ腫の発症に重要な役割を果たしているBCL-2は、B細胞性腫瘍の治療標的とされ、既に慢性リンパ性白血病(CLL)に対するBCL-2阻害薬の有効性が示されている。近年、骨髄系腫瘍での臨床試験も行なわれるようになり、急性骨髄性白血病(AML)においても有効性が示されている。ここでは、BCL-2阻害薬であるベネトクラクスのプロファイルとAML治療の今後の可能性について解説する。