在宅の血液疾患患者の生活を支える
地域での輸血療法の広がりを目指す

東京大学大学院在学中に、骨髄異形成症候群（MDS）と診断されて東大病院に入院した経験をきっかけに、進路を変更し血液内科医の道に進んだ大橋晃太氏。医学部卒業後8年目に在宅医療に特化した「トータス往診クリニック」を開業した。最期まで自宅で暮らすことを願う血液疾患患者へ輸血も行ない、地域に根ざした在宅医療を実践する一方、他の医療機関などと連携して血液疾患患者が安心して過ごせるネットワーク作りを進めている。