JSH2017レポート(4)
白血病の新たな発症機序や
多発性骨髄腫とERストレスの関連など
最新の研究成果が注目を集める
Plenary Session
2017.11.24
JSH2017のPlenary Sessionでは、6つの研究結果が報告された。この中から、国立がん研究センターと京都大学のグループによる、MLLキメラ蛋白質が引き起こす急性白血病の発症機序の解明とその治療標的の同定、大阪大学の研究チームによる、多発性骨髄腫(MM)における治療標的抗原の発現ダイナミクスが治療効果を左右すること、京都大学グループによる骨髄異形成症候群(MDS)のキードラッグであるアザシチジンの治療効果予測マーカーとしてTP53遺伝子の変異が有望であること、の3つについてレポートする。