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学会レポートCongress Report

EHA2022 Virtualレポート⑤ 一般口演EHA2022の発表演題の中から、今年の注目トピックスとして公表された口演のレポートをお届けします。

イブルチニブと免疫化学療法の併用で
高齢の未治療MCLのPFSが2.3年延長 PRIMARY RESULTS FROM THE PHASE 3 SHINE STUDY OF IBRUTINIB IN COMBINATION WITH BENDAMUSTINE-RITUXIMAB (BR) AND R MAINTENANCE AS A FIRST-LINE TREATMENT FOR OLDER PATIENTS WITH MANTLE-CELL LYMPHOMA (#S209)

Michael L. Wang(The University of Texas MD Anderson Cancer Center, United States of America)

65歳以上の新規診断マントル細胞リンパ腫(MCL)患者に対し、標準的な免疫化学療法であるベンダムスチン+リツキシマブ(BR)療法とリツキシマブ維持療法に、ブルトン型チロシンキナーゼ(BTK)阻害薬のイブルチニブを併用することにより、無増悪生存期間(PFS)中央値が2.3年延長することが明らかになった。