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学会レポートCongress Report

ASH2021注目テーマ 日本の臨床試験3

CML治療で無治療寛解を目指すには、第2世代TKIによる治療期間の長さも重要:D-FREE試験 Importance of the Duration of TKI Treatment in Treatment-Free Remission of Chronic Phase Chronic Myeloid Leukemia: Results of D-Free Trial (#1477)

吉田近思(独立行政法人国立病院機構水戸医療センター 血液内科)

ASH2021で報告された、日本人を対象としたわが国の研究結果のうち、ここでは慢性期慢性骨髄性白血病の第2世代チロシンキナーゼ阻害薬(TKI)による治療において、無治療寛解到達のための条件を検討した臨床試験について報告する。