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この論文に注目!Focus on

2017年9月の注目論文

坂田(柳元)麻実子(筑波大学 医学医療系 血液内科 准教授)

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血液専門医である「Hematopaseo」のアドバイザリーボードメンバーが、血液領域の最新論文から注目すべきものをピックアップ。2017年9月分は、坂田(柳元)麻実子氏が担当します。

Asparaginase-associated pancreatitis in childhood acute lymphoblastic leukaemia: an observational Ponte di Legno Toxicity Working Group study.

Lancet Oncol. 18(9):1238-1248

Wolthers BO, Frandsen TL, Baruchel A, Attarbaschi A, Barzilai S, Colombini A, Escherich G, Grell K, Inaba H, Kovacs G, Liang DC, Mateos M, Mondelaers V, Möricke A, Ociepa T, Samarasinghe S, Silverman LB, van der Sluis IM, Stanulla M, Vrooman LM, Yano M, Zapotocka E, Schmiegelow K

ここに注目!

臨床研究に登録された小児Ph陰性急性リンパ性白血病におけるアスパラギナーゼ関連膵炎による合併症および再投与時の膵炎発症リスクについて調べた研究。膵炎は465例で同定され、このうち96例でアスパラギナーゼの再投与が行われた。再投与時の膵炎発症は44例(46%)と高率にみられ、再投与時の膵炎発症は初回膵炎の重症度では予測できなかった。そこで、アスパラギナーゼの再投与はリスクベネフィットを十分考慮するほうがよく、同時にアスパラギナーゼ投与を避けるほうが望ましい遺伝的リスクについても調べるほうがよい。