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最新の血液疾患解説Comments on Hematology

特集分子病態の解明が進む骨髄不全症難治性貧血の診断・治療の最新動向(4)近年、次世代シークエンサーによる網羅的ゲノム解析などにより骨髄不全症についての分子病態の解明が進み、その知見が診断に反映されるようになってきた。さらに、新規治療薬が次々と登場し、これまで限られた選択肢しかなかった骨髄不全症の治療の選択肢が広がっている。ここでは「再生不良性貧血」、「骨髄異形成症候群」、「発作性夜間ヘモグロビン尿症」、「赤芽球癆」の診断と治療について、各疾患の専門家に最新の情報をもとに分かりやすく解説していただいた。(責任編集 張替秀郎)

赤芽球癆の病態と治療

廣川誠(秋田大学大学院医学系研究科 総合診療・検査診断学講座)

赤芽球癆は、造血幹細胞・前駆細胞から分化した赤血球系前駆細胞の減少によって発症する骨髄不全症で、正球性貧血、網赤血球の減少、骨髄赤芽球の著減を特徴とする難治性の貧血である。その原因は様々で、治療法もその病因により異なる。ここでは赤芽球癆の病態、診断、治療方針について概説する。