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学会レポートCongress Report

JSTCT2024レポート④ ワークショップ4「高齢者移植」

増加する高齢者移植で良好な予後を得るためには

同種造血幹細胞移植(allo-HCT)は、進行期の造血器腫瘍に対して根治が期待できる唯一の治療法であり、65歳未満の患者では合併症がない限りこれが治療選択となる。65歳以上、あるいはさらに70歳以上の高齢患者が移植適応となるかどうかには議論があるが、患者の高齢化や骨髄非破壊的前処置の開発、支持療法の向上などにより、高齢者に対してallo-HCTを行なう機会は増えている。第46回日本造血・免疫細胞療法学会総会のワークショップ4「高齢者移植」では、国内外の現状が紹介され、良好な予後を得るためには個々の患者毎に総合的な評価を行なった上で治療介入することの重要性が指摘された。