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学会レポートCongress Report

JSHCT2019レポート(2) 会長シンポジウム

小児の移植後の生活を考慮した治療選択へ
妊孕性の温存は専門医との密接な連携で

本総会の会長である井上雅美氏の「移植を受けた子どもたちは、大人より長い年月を生きる。晩期合併症を踏まえて、いかに継続して支えるか、長期フォローアップのあり方を考えたい」という強い想いをもって企画された会長シンポジウム。「移植後の子どもを支える」をテーマに、移植を経験した子どもたちの実態をもとに、移植後の子どものQOL、ミニ移植(RIC)の有用性、妊孕性の温存などについて、4人の専門医が講演した。