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学会レポートCongress Report

JSHCT2018レポート(4)-4

シンポジウム3 SY3-4Innovative Concepts to Maximize Patient Outcome 成人Ph陰性ALLの寛解後療法の選択は
MRD測定によるリスク評価に応じて行う MRD oriented therapy in adult acute lymphoblastic leukemia

長藤宏司(久留米大学医学部 内科学講座 血液・腫瘍内科部門)

成人フィラデルフィア染色体(Ph)陰性急性リンパ性白血病(ALL)は多くの症例で寛解導入されるが再発も多く、寛解導入後に最適な治療をすることが重要である。久留米大学の長藤宏司氏は、寛解導入後の微小残存病変(MRD)測定に基づいた治療選択の妥当性について、これまでに自身らが実施した臨床試験の結果に基づいて説明した。