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学会レポートCongress Report

EHA2023レポート⑦ 日本からの発表

血管免疫芽球性T細胞リンパ腫の遺伝的サブタイプと
腫瘍微小環境シグネチャーは予後に関連 Genetic subtypes and the tumor microenvironments are associated with distinct outcomes in peripheral t-cell lymphomas. (#S237)

末原泰人(筑波大学附属病院 血液内科)

末梢性T細胞リンパ腫(PTCL)の1つの病型である血管免疫芽球性T細胞リンパ腫(AITL)の腫瘍細胞は、濾胞ヘルパーT(TFH)細胞と類似した遺伝子発現パターンを示すことから、AITLはTFH細胞の腫瘍と考えられている。次世代シークエンサーによりAITLの遺伝学的な特徴が明らかになりつつあるが、末原氏らは各種クラスター解析により、AITLには予後の異なる遺伝的サブタイプが存在し、それらは腫瘍微小環境シグネチャーと関連することを新たに示した。