EHA2020 Virtualレポート② COVID-19 & Hematology Session: Clinical management
コロナ禍の造血器腫瘍の治療においては、
腫瘍治療の遅滞回避が重要
2020.07.16
がん患者が新型コロナウイルス(SARS-CoV-2; SC2)に感染した場合、非がん患者よりも重症化しやすいことが報告されている。造血器腫瘍患者もその例外ではなく、感染予防に細心の注意を払う必要がある。造血器腫瘍の治療にあたっては、治療前にCOVID-19の検査と診断を徹底し、適宜モニタリングを実施することが望ましい。同時に、重症化につながる懸念がある治療については治療強度や頻度を再度検討する必要があるが、緊急性が高い造血幹細胞移植や化学療法は遅滞がないよう進めることが重要である。