血液疾患主要5領域の最新トピックス2017
リンパ系腫瘍、多発性骨髄腫、再生不良性貧血、骨髄異形成症候群、造血幹細胞移植
2017.10.20
日々進化する血液疾患の診療。この特集では、「Hematopaseo」のアドバイザリーボードメンバーに、血液疾患の主要5領域について、それぞれ最新のトピックスを簡潔にまとめてもらった。
最新の血液疾患解説の最新記事一覧
- 特集多発性骨髄腫の最新動向(1)多発性骨髄腫の診療は、近年新たな局面を迎えている。プロテアソーム阻害薬、免疫調節薬、抗CD38抗体の普及により予後は改善し、初発例では4剤併用療法が、再発・難治例ではCAR-T細胞療法や二重特異性抗体が実臨床に導入されつつある。さらに、ゲノム解析や微小残存病変(MRD)の高感度評価技術の進歩により、治療効果を正確に把握し個別化医療へ近づいている。本特集では、これらの最新動向を包括的に取り上げた。(責任編集 柴山浩彦)MM診療におけるゲノム情報の有用性 遺伝子変異を基盤とした診断・予後予測と研究の広がり李政樹(名古屋市立大学大学院 医学系研究科 血液・腫瘍内科学)2025.09.18
- 特集多発性骨髄腫の最新動向 ゲノム解析・新規治療・MRD評価の進歩責任編集:柴山浩彦(国立病院機構 大阪医療センター 血液内科科長/輸血療法部長)2025.09.18
-
特集造血器腫瘍ゲノム医療(3)2024年3月に造血器腫瘍遺伝子パネル検査が承認申請され、臨床実装に向けた準備が進んでいる。わが国で独自に開発された遺伝子パネルであり、承認されれば多くの造血器腫瘍の診断や予後予測、治療法の選択に活用されることが期待されている。
ここでは、わが国独自の造血器腫瘍遺伝子パネル検査の開発に至る経緯と社会実装に向けた課題、ゲノムプロファイリングの有用性と臨床応用における課題、そして生殖細胞系列バリアントの検出とそのフォローという、造血器腫瘍遺伝子パネル検査に関わる3つの重要なテーマを取り上げ、それぞれの専門家に解説いただいた。(責任編集 坂田(柳元)麻実子)生殖細胞系列バリアントの検出とその対応 二次的所見は家族の健康管理にも有用な情報加藤元博(東京大学大学院 医学系研究科小児医学講座 小児科学分野)2024.10.10 -
特集造血器腫瘍ゲノム医療(2)2024年3月に造血器腫瘍遺伝子パネル検査が承認申請され、臨床実装に向けた準備が進んでいる。わが国で独自に開発された遺伝子パネルであり、承認されれば多くの造血器腫瘍の診断や予後予測、治療法の選択に活用されることが期待されている。
ここでは、わが国独自の造血器腫瘍遺伝子パネル検査の開発に至る経緯と社会実装に向けた課題、ゲノムプロファイリングの有用性と臨床応用における課題、そして生殖細胞系列バリアントの検出とそのフォローという、造血器腫瘍遺伝子パネル検査に関わる3つの重要なテーマを取り上げ、それぞれの専門家に解説いただいた。(責任編集 坂田(柳元)麻実子)ゲノムプロファイリングにより、治療薬選択のみならず、より正確な診断と予後予測に基づく精緻な治療法選択が可能に前田高宏(九州大学大学院 医学研究院 プレシジョン医療学分野)2024.09.26 -
特集造血器腫瘍ゲノム医療(1)2024年3月に造血器腫瘍遺伝子パネル検査が承認申請され、臨床実装に向けた準備が進んでいる。わが国で独自に開発された遺伝子パネルであり、承認されれば多くの造血器腫瘍の診断や予後予測、治療法の選択に活用されることが期待されている。
ここでは、わが国独自の造血器腫瘍遺伝子パネル検査の開発に至る経緯と社会実装に向けた課題、ゲノムプロファイリングの有用性と臨床応用における課題、そして生殖細胞系列バリアントの検出とそのフォローという、造血器腫瘍遺伝子パネル検査に関わる3つの重要なテーマを取り上げ、それぞれの専門家に解説いただいた。(責任編集 坂田(柳元)麻実子)わが国独自の遺伝子パネル検査を開発 多くの医師・研究者の協力のもとに作り上げる片岡圭亮(慶應義塾大学 医学部 血液内科・国立がん研究センター研究所 分子腫瘍学分野)2024.09.19