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学会レポートCongress Report

JSTCT2025レポート② シンポジウム2「CAR-T療法・二重特異性抗体を用いた治療の実際」

MMと悪性リンパ腫におけるCAR-T療法は
リアルワールドでも良好な治療成績。毒性管理が課題

シンポジウム2では、「CAR-T療法・二重特異性抗体を用いた治療の実際」をテーマに、多発性骨髄腫(MM)および悪性リンパ腫におけるCAR-T療法および二重特異性抗体の位置づけや臨床経験に関して、日本と米国の4人の専門家が講演した。実臨床でCAR-T療法の使用経験が蓄積されていく中で、予後改善をめざした臨床試験の実施や毒性管理の方法、治療における位置づけについて解説された。