血液専門医と医療関係者のための情報サイト「ヘマトパセオ」

学会レポートCongress Report

JSH2018レポート(2) 会長講演「造血器腫瘍における治療標的としてのチロシンキナーゼ

活性型変異のあるチロシンキナーゼの機能を解析
AMLの新規治療、CMLの治癒に向け研究開発を続ける

JSH2018の会長講演では、松村到氏が「造血器腫瘍における治療標的としてのチロシンキナーゼ」と題して、造血器腫瘍の多くで共通して見られるチロシンキナーゼの異常活性化について、急性骨髄性白血病(AML)と慢性骨髄性白血病(CML)に焦点を当て、特にチロシンキナーゼのコントロールについて、基礎、臨床両面でのこれまでの研究成果を総括した。