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学会レポートCongress Report

EHA2019レポート④ Late-breaking SessionEHA2019での発表演題の中から、今年の注目トピックスとして公表された口演のレポートをお届けします。

再発・難治性MMへのベネトクラクス併用でPFSが改善
ただし、OSは併用なしの方が良好な結果に A Phase 3 Study of Venetoclax or Placebo in Combination with Bortezomib and Dexamethasone in Patients with Relapsed/Refractory Multiple Myeloma

Shaji K. Kumar(Mayo Clinic, Rochester, MN, USA)

再発・難治性の多発性骨髄腫(MM)患者に対してベネトクラクス+ボルテゾミブ+デキサメタゾン(Ven+Vd)療法を行なったところ、プラセボ+ボルテゾミブ+デキサメタゾン(Vd)療法に比して無増悪生存期間(PFS)が有意に改善されたことが、米国・Mayo ClinicのShaji K. Kumar氏らが実施したBELLINI試験で示された。