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学会レポートCongress Report

EHA2018レポート①-2 Late-Breaking Oral Session EHA2018の最終日に行なわれたLate-Breaking Oral Sessionでは、わが国の施設も参加した臨床研究の結果が2題、報告された。一つは発作性夜間血色素尿症(PNH)の治療に用いられるエクリズマブの後継薬となるRavulizumabについての、エクリズマブに対する非劣性試験の結果、もう一つは、再発・難治性多発性骨髄腫に対し、ポマリドミドと低用量デキサメタゾンの併用療法(Pd療法)と、それにエロツズマブを加えたEPd療法の治療成績を比較した臨床試験の結果である。この2演題について紹介する。

再発・難治性多発性骨髄腫に対する
エロツズマブ+Pd療法がPFSを延長 Elotuzumab plus Pomalidomide/Dexamethasone (EPD) vs PD for Treatment of Relapsed/Refractory Multiple Myeloma (RRMM): Results from the Phase 2, Randomized Open-Label ELOQUENT-3 Study

Meletios Dimopoulos(National and Kapodistrian University of Athens, Athens, Greece)

再発・難治性多発性骨髄腫(RRMM)に対し、近年、免疫調節薬やプロテアソーム阻害薬で多くの新規薬剤が登場し、それらによる救援療法や様々な併用療法が行なわれているが、その成績は決して良好とはいえない。