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血液学の最新論文(2021年8月〜9月分) 会員限定コンテンツになりました。会員登録をお願いします すべて見る

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学会レポートCongress Report
4領域、8症例についての治療方針を巡り議論 ディベート前後の投票結果の逆転例が続出JSH2021レポート③ 「Clinical Debate」4領域、8症例についての治療方針を巡り議論 ディベート前後の投票結果の逆転例が続出2021.10.21「Clinical Debate」では、急性骨髄性白血病、造血幹細胞移植、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫の4つのセッションが行なわれた。各領域について2症例ずつ提示され、その治療方針を巡って2人の論者が様々なエビデンスを示しながら熱く討議した。ディベートの前後で視聴者の投票結果が逆転した症例もあった。日常診療で遭遇する機会が多いと思われる症例が示されただけに、いずれのセッションも500人近くが視聴し、関心の高さがうかがえた。
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感染症専門医、日本文学研究者、球団経営者らが新型コロナによる医療と社会への影響と今後を展望JSH2021レポート② 特別シンポジウム「ポストコロナの医療・社会変容」感染症専門医、日本文学研究者、球団経営者らが新型コロナによる医療と社会への影響と今後を展望2021.10.14新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は世界中に広がり、それまでの日常が失われた状態にある。特別シンポジウム「ポストコロナの医療・社会変容」では、感染症専門医、オンライン診療のシステム運営者、プロ野球球団の代表、日本文学研究者という血液内科医ではない4人の演者が登場し、COVID-19によりわが国の医療や社会がどう変容し、これからどこに向かうのかについて、それぞれの立場から解説した。
この論文に注目!Focus on
会員限定コンテンツになりました。すべてお読みいただくには会員登録をお願いします。2021年10月の注目論文(Vol. 1)2021年10月の注目論文(Vol. 1)宮﨑泰司(長崎大学 原爆後障害医療研究所 所長)2021.10.14血液専門医である「Hematopaseo」のアドバイザリーボードメンバーが、血液領域の最新論文から注目すべきものをピックアップ。2021年10月分(Vol. 1)は、宮﨑泰司氏が担当します。
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第83回日本血液学会学術集会が開催 完全Web開催となり多くの参加者が視聴JSH2021レポート① オープニング・会長講演第83回日本血液学会学術集会が開催 完全Web開催となり多くの参加者が視聴2021.10.07第83回日本血液学会学術集会(会長:東北大学大学院医学系研究科血液・免疫病学分野教授・張替秀郎氏)が、2021年9月23〜25日の3日間、ライブ配信とオンデマンド配信により開催された。テーマは「Homeostasis and Resilience ―恒常性と復元力―」。当初は、仙台国際センターでのリアルの講演とWeb配信のハイブリッド方式での開催を予定していたが、新型コロナウイルス感染症の拡大が続き、急遽、完全Web開催となった。参加登録者は例年並みの3,000人を超え、9月23〜25日のライブ配信には多くの視聴者が集まった。「Hematopaseo」では、主なシンポジウム、Clinical Debateなどについて紹介していく。
この人に聞くThe Experts
巨赤芽球性貧血を礎にMDSの研究を牽引 日血機関誌の編集を22年、英文誌の地位を固める(後編)巨赤芽球性貧血を礎にMDSの研究を牽引 日血機関誌の編集を22年、英文誌の地位を固める(後編)吉田彌太郎(医仁会武田総合病院 顧問)2021.10.07さて、私の血液内科医としての研究の話はここまでとし、ここからは、あまり語ったことのなかった日本血液学会の機関誌(日血会誌)の編集者としての取り組みについてお話しします。私が血液学会の機関誌の編集実務を担当するようになったのは、京大第一内科に戻って間もない1979年のことです。
この人に聞くThe Experts
巨赤芽球性貧血を礎にMDSの研究を牽引 日血機関誌の編集を22年、英文誌の地位を固める(前編)巨赤芽球性貧血を礎にMDSの研究を牽引 日血機関誌の編集を22年、英文誌の地位を固める(前編)吉田彌太郎(医仁会武田総合病院 顧問)2021.09.30「この人に聞く」のシリーズ第16回は、武田総合病院顧問の吉田彌太郎先生にお話をうかがいました。京都大学の学生時代に鉄代謝に魅せられ、卒業後は巨赤芽球性貧血の研究の道に進み、その成果を礎に骨髄異形成症候群(MDS)の研究者として国内外で多くの研究成果を報告してきました。一方で、22年の長きにわたり、日本血液学会機関誌の編集に携わり、同誌の英文誌化に尽力し、世界有数のIFを誇る学術誌『IJH』の地位を固めました。「注目を浴びるオリジナル原著を、ぜひIJHに投稿してほしい」と願っています。
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再発・難治性B細胞リンパ腫に対する CAR-T療法や免疫療法の将来を展望第61回日本リンパ網内系学会総会レポート③ シンポジウム2「リンパ系腫瘍の分子病態〜 beyond genome era 〜」第61回日本リンパ網内系学会総会(会長:岡山大学・吉野正氏)と第24回日本血液病理研究会(会長:岡山大学・佐藤康晴氏)が、2021年6月24~26日に岡山コンベンションセンター(岡山市)で開催され、現地からのライブ配信、および7月6〜25日までのオンデマンド配信というハイブリッド形式で行なわれた。テーマは、岡山大学医学部のキャッチフレーズでもある「あなたのそばに先進医療」。学会では、リンパ腫に対する細胞・免疫療法やリンパ腫の分子病態に関する最新知見などを柱に、リンパ腫を巡る様々な最新の情報が発信された。「Hematopaseo」では、テーマと関連の深い2つのシンポジウムについて報告する。再発・難治性B細胞リンパ腫に対する CAR-T療法や免疫療法の将来を展望2021.09.24シンポジウム2「リンパ系腫瘍の分子病態〜 beyond genome era 〜」では、近年、悪性リンパ腫における多くの遺伝子変異が見出されてきたことを踏まえ、遺伝子発現、ゲノム異常、そして臨床応用に向けた造血器腫瘍の遺伝子パネル検査の進展について、最新の研究結果が報告された。
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会員限定コンテンツになりました。すべてお読みいただくには会員登録をお願いします。2021年9月の注目論文(Vol. 2)2021年9月の注目論文(Vol. 2)前田嘉信(岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 血液・腫瘍・呼吸器内科学 教授)2021.09.24血液専門医である「Hematopaseo」のアドバイザリーボードメンバーが、血液領域の最新論文から注目すべきものをピックアップ。2021年9月分(Vol. 2)は、前田嘉信氏が担当します。
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第83回日本血液学会学術集会のみどころ第83回日本血液学会学術集会のみどころ社会、医療、学会の「日常」を取り戻すきっかけに2021.09.16第83回日本血液学会学術集会が、2021年9月23〜25日の3日間、ライブ配信とオンデマンド配信により開催される。仙台市でのハイブリッド方式による開催を予定していたが、新型コロナウイルスの感染の急拡大により、急遽、完全Web開催へと変更になった。会長を務める東北大学大学院 医学系研究科 血液・免疫病学分野教授の張替秀郎氏に「恒常性と復元力」というテーマを設定した背景と、学術集会のみどころなどをうかがった。
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会員限定コンテンツになりました。すべてお読みいただくには会員登録をお願いします。2021年9月の注目論文(Vol. 1)2021年9月の注目論文(Vol. 1)張替秀郎(東北大学大学院 医学系研究科 血液・免疫病学分野 教授)2021.09.09血液専門医である「Hematopaseo」のアドバイザリーボードメンバーが、血液領域の最新論文から注目すべきものをピックアップ。2021年9月分(Vol. 1)は、張替秀郎氏が担当します。
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B細胞リンパ腫における新たな免疫療法および同種造血細胞移植の現状と課題第61回日本リンパ網内系学会総会レポート② シンポジウム1「再発・難治B細胞性リンパ腫に対する細胞・免疫療法」後編第61回日本リンパ網内系学会総会(会長:岡山大学・吉野正氏)と第24回日本血液病理研究会(会長:岡山大学・佐藤康晴氏)が、2021年6月24~26日に岡山コンベンションセンター(岡山市)で開催され、現地からのライブ配信、および7月6〜25日までのオンデマンド配信というハイブリッド形式で行なわれた。テーマは、岡山大学医学部のキャッチフレーズでもある「あなたのそばに先進医療」。学会では、リンパ腫に対する細胞・免疫療法やリンパ腫の分子病態に関する最新知見などを柱に、リンパ腫を巡る様々な最新の情報が発信された。「Hematopaseo」では、テーマと関連の深い2つのシンポジウムについて報告する。B細胞リンパ腫における新たな免疫療法および同種造血細胞移植の現状と課題2021.09.02シンポジウム1「再発・難治B細胞性リンパ腫に対する細胞・免疫療法」では、悪性リンパ腫における免疫微小環境の分子病態、CAR-T細胞療法の位置づけ、免疫療法の現状と今後、同種移植の将来展望が論じられた。後編では、国立がん研究センター中央病院血液腫瘍科の伊豆津宏二氏による「DLBCLに対する『免疫療法』の現状と今後の展開」と、国立がん研究センター中央病院造血幹細胞移植科の稲本賢弘氏による「悪性リンパ腫に対する同種造血細胞移植」の講演内容をレポートする。
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B細胞リンパ腫における免疫微小環境の分子病態、各CAR-T療法の比較検討が報告される第61回日本リンパ網内系学会総会レポート① シンポジウム1「再発・難治B細胞性リンパ腫に対する細胞・免疫療法」前編第61回日本リンパ網内系学会総会(会長:岡山大学・吉野正氏)と第24回日本血液病理研究会(会長:岡山大学・佐藤康晴氏)が、2021年6月24~26日に岡山コンベンションセンター(岡山市)で開催され、現地からのライブ配信、および7月6〜25日までのオンデマンド配信というハイブリッド形式で行なわれた。テーマは、岡山大学医学部のキャッチフレーズでもある「あなたのそばに先進医療」。学会では、リンパ腫に対する細胞・免疫療法やリンパ腫の分子病態に関する最新知見などを柱に、リンパ腫を巡る様々な最新の情報が発信された。「Hematopaseo」では、テーマと関連の深い2つのシンポジウムについて報告する。B細胞リンパ腫における免疫微小環境の分子病態、各CAR-T療法の比較検討が報告される2021.08.26シンポジウム1「再発・難治B細胞性リンパ腫に対する細胞・免疫療法」では、悪性リンパ腫における免疫微小環境の分子病態、CAR-T細胞療法の位置づけ、免疫療法の現状と今後、同種移植の将来展望が論じられた。前編では、岡山大学 遠西大輔氏による「高悪性度B細胞性リンパ腫の免疫微小環境の分子病態」と、京都大学 北脇年雄氏による「びまん性大細胞型B細胞リンパ腫に対するキメラ抗原受容体T細胞療法の海外及び国内における治療成績と治療における位置づけ」の講演内容をレポートする。
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会員限定コンテンツになりました。すべてお読みいただくには会員登録をお願いします。2021年8月の注目論文(Vol. 2)2021年8月の注目論文(Vol. 2)柴山浩彦(国立病院機構 大阪医療センター 血液内科 科長)2021.08.26血液専門医である「Hematopaseo」のアドバイザリーボードメンバーが、血液領域の最新論文から注目すべきものをピックアップ。2021年8月分(Vol. 2)は、柴山浩彦氏が担当します。
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iPS細胞の研究と臨床応用の最近の進歩 疾患の克服から若返り技術としての可能性までEHA2021 Virtualレポート⑥ EHA-JSH Joint Symposium第26回欧州血液学会(EHA2021)は、2021年6月9~17日まで、昨年と同様にバーチャルミーティング形式での開催となった。新型コロナウイルスの感染が収束しないことに対応したもので、オープニングセレモニーで会長のJohn Gribbe氏(英国・Queen Mary大学)は「対面でのコミュニケーションはできないが、EHAは血液学領域の医師や研究者が情報交換する場を提供するという役割は変わらない」と述べた。
EHA2021では、会長シンポジウムやプレナリーセッション、Late-breaking Session、EHAと各国の血液学会とのジョイントシンポジウムなどの主要セッションがライブ配信され、ほとんどのオーラルセッションとe-ポスターセッションなどがオンデマンド配信された。
iPS細胞の研究と臨床応用の最近の進歩 疾患の克服から若返り技術としての可能性まで2021.08.19iPS細胞(人工多能性幹細胞)がマウスで作出されて今年で15年になる(ヒトでは14年)。この間、様々な臨床応用のスタイルが模索され続け今日に至っている。京都大学iPS細胞研究所(CiRA)では日本人の臓器移植のシーズとしてiPS細胞を活用するためのiPS細胞の備蓄(バンキング事業)を開始するとともに、患者由来の細胞からiPS化を経て疾患細胞を構築し、基礎研究や治療薬のスクリーニングを行なう系の確立に注力しており、一部で成果を挙げつつあるという。「EHA-JSH Joint Symposium:Induced Pluripotent Stem Cells as Disease Models」では、ノーベル医学・生理学賞受賞者でCiRAの所長である山中伸弥氏が、iPS細胞の臨床研究の最新状況を報告した。
最新の血液疾患解説Comments on Hematology
AYA世代のALLの特徴と今後の治療 小児型治療で成績向上、包括支援が重要に特集B細胞性急性リンパ性白血病の分子病態、層別化、治療をめぐる最新の話題(5)急性リンパ性白血病(ALL)は、小児に好発する造血器腫瘍であり、B細胞性ALL(B-ALL)が約8割を占める。小児のALLの生存率は約90%までに向上し、多くは治癒も見込めるようになったが、成人の生存率は約40%にとどまっている。しかしながら、近年、チロシンキナーゼ阻害薬(TKI)などの新規治療薬や新たな免疫細胞療法が登場し、治療成績の向上が期待されている。
本特集では、B-ALLの重要なテーマとして、ALLの遺伝子変異の最新情報、測定可能/微小残存病変(MRD)の臨床上の意義、フィラデルフィア染色体陽性急性リンパ性白血病(Ph+ALL)の新たな治療戦略、再発・難治性ALLに対するCAR-T療法、AYA世代ALLの治療とケアを取り上げ、それぞれ、加藤元博先生、宮本敏浩先生、大西康先生、後藤秀樹先生、佐藤篤先生に、ご解説いただいた。
(責任編集 張替秀郎)
AYA世代のALLの特徴と今後の治療 小児型治療で成績向上、包括支援が重要に佐藤篤(宮城県立こども病院 血液腫瘍科)2021.08.19思春期・若年成人期(AYA世代)の急性リンパ性白血病(ALL)の5年生存率は、小児に比べ低いが、近年、AYA世代のALLは小児型治療を行なうことにより予後の改善が得られるようになった。AYA世代のALLの特徴を踏まえ、治療の進歩と新たな治療法の可能性、この世代特有の悩みや合併症への取り組みについて解説する。