血液専門医と医療関係者のための情報サイト「ヘマトパセオ」

血液学の最新論文(2024年2月後半〜4月前半分) 会員限定コンテンツになりました。会員登録をお願いします すべて見る

新着記事What's New

新薬情報New Drug
新コンテンツ「新薬情報」を公開しました新コンテンツ「新薬情報」を公開しました2024.04.04血液領域で、2021年以降に国内で承認された医療用医薬品を一覧で掲載しています。承認年月や一般名、販売名、販売会社、効能・効果などのキーワードで絞り込み検索が可能です。情報収集にぜひご活用ください。
施設訪問Visit
医師1人で外来1,000人/月、入院50人を診る チーム一体で“断らない診療”を15年間継続(前編)医師1人で外来1,000人/月、入院50人を診る チーム一体で“断らない診療”を15年間継続(前編)諏訪赤十字病院 血液内科(長野県諏訪市)2024.05.02長野県の諏訪湖の畔に建つ諏訪赤十字病院は、2023年に開設100周年を迎えた。病床数455床の基幹病院として、諏訪地域だけでなく、長野県南部の広域医療の中核を担っている。血液内科の常勤医師は1人で、入院患者約50人、月1,000人近い外来患者の診療を受け入れている。医師1人当たりの外来患者数、入院患者数は同病院の診療科の中で群を抜いている。大学病院を凌ぐ診療実績を支えているのが、内山医師の熱意と、思いを共にする看護師、薬剤師らとのチーム体制である。
血液学の最新論文New reports on Hematology
2024年2月後半〜4月前半分を掲載しました2024年2月後半〜4月前半分を掲載しました2024.05.02
学会レポートCongress Report
RWD利活用を目指した基盤整備に関する日本の現状と課題第21回日本臨床腫瘍学会学術集会 レポート① 会長企画シンポジウム1「Real World Data(RWD)活用に向けた基盤整備」RWD利活用を目指した基盤整備に関する日本の現状と課題2024.04.25会長企画シンポジウム 1では「Real World Data(RWD)活用に向けた基盤整備」のテーマで、RWDの活用の現状と実装化にあたって直面している課題について、本領域に精通している企業、アカデミア、そして厚生労働省の3名が各々の立場から講演し、最後に全国がん患者団体連合会理事長を交えてディスカッションが展開された。
血液学の最新論文New reports on Hematology
2024年1月〜3月分を掲載しました2024年1月〜3月分を掲載しました2024.04.18
学会レポートCongress Report
T-ALLとT-LBLの移植後のOSは同等、強力な予後不良因子が明らかにASH2023注目テーマ⑱ 日本からの演題「#889」T-ALLとT-LBLの移植後のOSは同等、強力な予後不良因子が明らかに名島悠峰(がん・感染症センター都立駒込病院 血液内科)2024.04.11がん・感染症センター都立駒込病院血液内科の名島悠峰氏らは、日本造血・免疫細胞療法学会の成人ALLワーキンググループおよび成人悪性リンパ腫ワーキンググループが行なった、造血細胞移植登録一元管理プログラム(TRUMP)を用いた、T-ALLとT-LBLのHCT後の予後に関する後方視的解析を報告した。
学会レポートCongress Report
CR/VGPR達成時のAnn ArborスコアはGVHDフレア発現率と重症度、NRMの予測因子ASH2023注目テーマ⑰ 日本からの演題「#776」CR/VGPR達成時のAnn ArborスコアはGVHDフレア発現率と重症度、NRMの予測因子赤星佑(マウントサイナイ医科大学/自治医科大学附属さいたま医療センター 血液科)2024.04.11マウントサイナイ医科大学/自治医科大学附属さいたま医療センターの赤星佑氏らは、Mount Sinai Acute Gvhd International Consortium(MAGIC)参加施設で移植およびGVHDに対する治療を受けた患者を後方視的に解析し、完全寛解(CR)または最良部分奏効(VGPR)達成時のAnn Arbor(AA)スコアが、GVHDフレアの発現率とその重症度および非再発死亡率(NRM)の強力かつ独立した予測因子であることを示した。
学会カレンダーCalendar
2024年4月~9月開催分を掲載しました2024年4月~9月開催分を掲載しました2024.04.11
学会レポートCongress Report
リスク層別化治療により小児B前駆細胞性ALLのNRM、OSは改善ASH2023注目テーマ⑯ 日本からの演題「#519」リスク層別化治療により小児B前駆細胞性ALLのNRM、OSは改善加藤元博(東京大学大学院 医学系 研究科小児医学講座 小児科学分野)2024.04.04東京大学大学院医学系研究科小児医学講座小児科学分野の加藤元博氏は、未検証の治療要素の必要性を検証し、安全な治療法を構築するために日本小児白血病リンパ腫研究グループ(JPLSG)が実施した小児B前駆細胞性ALLに対する全国規模の前方視的多施設共同臨床第II/III相試験(ALL-B12)の結果を報告した。
学会レポートCongress Report
IVLBCLに対するR-CHOPにHD-MTXの上乗せ 生存予後は改善、CNS再発は低減なしASH2023注目テーマ⑮ 日本からの演題「#440」IVLBCLに対するR-CHOPにHD-MTXの上乗せ 生存予後は改善、CNS再発は低減なし原田晋平(北海道大学病院 血液内科)2024.04.04新規診断の血管内大細胞型B細胞リンパ腫(IVLBCL)に対する初回化学療法として、R-CHOPレジメンへの高用量メトトレキサート(HD-MTX)追加は、生存予後を改善するが中枢神経(CNS)再発は低減しないことが、過去最大規模の後方視的比較試験により明らかになった。
この論文に注目!Focus On
会員限定コンテンツになりました。すべてお読みいただくには会員登録をお願いします。2024年4月の注目論文(Vol. 1)2024年4月の注目論文(Vol. 1)木崎昌弘(埼玉医科大学 名誉教授/よみうりランド慶友病院 副院長)2024.04.04血液専門医である「Hematopaseo」のアドバイザリーボードメンバーが、血液領域の最新論文から注目すべきものをピックアップ。2024年4月分(Vol. 1)は、木崎昌弘氏が担当します。
学会レポートCongress Report
BiTEや共刺激分子、サイトカインを組み込んだナノサイズの膜小胞で免疫療法の限界に挑戦ASH2023注目テーマ⑭ 日本からの演題「#353」BiTEや共刺激分子、サイトカインを組み込んだナノサイズの膜小胞で免疫療法の限界に挑戦伊藤雄介(慶應義塾大学 医学部 先端医科学研究所 がん免疫研究部門)2024.03.28慶應義塾大学医学部先端医科学研究所がん免疫研究部門の伊藤雄介氏らは、複数の免疫調節分子を組み込むことができるナノサイズの膜小胞を開発し、T細胞やNK細胞の機能を増強できることを報告した。
学会レポートCongress Report
Lovo-celにより鎌状赤血球症患者の血管閉塞性イベントが消失 Hb機能正常化は長期持続ASH2023注目テーマ⑬ 注目演題「#1051」Lovo-celにより鎌状赤血球症患者の血管閉塞性イベントが消失 Hb機能正常化は長期持続Julie Kanter, MD(Division of Hematology and Oncology, University of Alabama, Birmingham, USA)2024.03.28Lovotibeglogene autotemcel(lovo-cel)による遺伝子治療は、最低4回の血管閉塞性イベント(VOEs)既往歴を有し、ヒドロキシウレア治療に不応/不耐の鎌状赤血球症(SCD)患者の88.2%にVOEsの、94%に重度のVOEs(sVOEs)の完全消失をもたらし、この効果は中央値35.5カ月(最長61カ月)の観察期間にわたり維持されることが明らかになった。
学会レポートCongress Report
AIによる診断支援ツールで、前線維化期原発性骨髄線維症と本態性血小板血症の鑑別が可能にASH2023注目テーマ⑫ 注目演題「#901」AIによる診断支援ツールで、前線維化期原発性骨髄線維症と本態性血小板血症の鑑別が可能にAndrew Srisuwananukorn(Division of Hematology, The Ohio State University Comprehensive Cancer Center, Columbus, OH, USA)2024.03.21前線維化期原発性骨髄線維症(prePMF)と本態性血小板血症(ET)は類似した特徴を有するためその鑑別は難しいが、人工知能(AI)を用いた診断支援ツールにより高い精度で鑑別が可能であることが、米国・Ohio State University Comprehensive Cancer CenterのAndrew Srisuwananukorn氏らによる多施設共同研究で示された。
学会レポートCongress Report
CR達成の再発LBCLに対する自家移植はCAR-T療法より再発率が低くPFSも良好ASH2023注目テーマ⑪ 注目演題「#781」CR達成の再発LBCLに対する自家移植はCAR-T療法より再発率が低くPFSも良好Mazyar Shadman(Division of Medical Oncology, University of Washington, Seattle, USA)2024.03.21救援化学療法で完全奏効(CR)を達成した再発の大細胞型B細胞リンパ腫(LBCL)患者に対する自家造血幹細胞移植は、CAR-T療法に比して再発率が低く、無増悪生存率(PFS)が改善されることが、大規模なデータベースを基にした後方視的研究で明らかになった。